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冬のガラス展〜ヌプサムメム〜

「不要不急の外出は控えましょう」

ましてや2月の北海道。飛行機の欠便、電車の運休もあり得るこんな時期の北の大地に、どうして今向かうのか。

インスタレーションがその展示空間そのものがアートとなり、作品と土地・記憶・音や光・気温などとの関係を考えるものなら、ガラス作家高臣大介さんの個展は真冬のギャラリー『テンポラリースペース』があってこそ。

彼の表現したいことを感じるにはその一時的に用意された場所に行くしかない!のです。

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門構ならぬ立派なつらら構え

ギャラリー入り口には野傍の泉池という作品が吊り下げられています。それをつたって流れる水は冷えてつららとなります。高臣さんはさらに夜な夜な水をかけて育てるそうです。

来る人を楽しませようとする設えに、なんとなく茶道に通じるものを感じます。

履路迎良友



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ギャラリー内には1000本以上の野傍の泉池が吊るされています。

溢れ続けた作品は群れとなり、それを観にくる人が絶えません。

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この次はどんな美しいものを見せてくれるのですか。


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