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SUPでの海難事故急増!小さな注意で大きな効果。

気持ちよくSUPを楽しむ。

インフレータブルSUPが安価で多く出回るようになり、SUPが簡単に楽しめるようになりました。 多くの人が休日に水辺に出かけていて、岸から眺めていてもとっても優雅で楽しそう。

早速SUPを購入し、充実したSUPライフで素敵なチルタイムを満喫。
週末には気持ちよく太陽と風を感じながら気持ちよく大海原へ。 

ストレスフルな毎日をリフレッシュ!岸から海に向かって吹く心地よい風に身を任せ、こんな所まで来られるなんて・・・って!

SUPでの海難事故の急増

近頃メディアに海難事故が多く取り上げられており、先に目に入るのはSUPの「楽しさよりも危険性」。せっかく始めてみようと思った矢先にこんなニュースばかり。ちょっと始めてみるのが怖くなってしまった人も多いのではないでしょうか?

メディアが注意喚起してくれるのはありがたいのですが、特別な時間を過ごせるSUPの魅力よりも不安の方が勝ってしまうのは悲しいものです。

楽しんでSUPをする為に、今回は事故と防止についてのをまとめてみました。

SUPでの事故ってどんなものがある?

まずは事故ケースを知っておくことで未然に防ぐ方法も理解することができますね。 事故の種類として考えられるのは「漂流」「熱中症、脱水症状」「泥酔での出航」「クルーズ中の怪我」「ロストやバースト」などなど。
特に事故が発生している場所は湖よりも海で起きていることの方がはるかに多いです。

最も多い「漂流」

SUP事故のなかで最も多い事故が「海での漂流」です。
立ってパドルを漕ぐSUPは風の影響をモロに受けてしまいます。
その為、驚くべき速さで流されていきます。
漕ぐことやバランスの取り方に慣れていない場合は、技術的、体力的な面から風の影響に勝てず、意図しない広い海への冒険へと出航してしまいます。

岸から海に向かって吹く風の際には特に注意が必要です。
風速が5m/sを超えると風に立ち向かうことがかなり厳しい状況になってきます。
SUPが扱えるようになってくる初めて3年くらいまでの経験者の事故が多くなっています。

・天候のチェック
天候や風向きを天気予報や実際のフィールドでチェックし、知らないフィールドでは、近くの地元ショップやインストラクター、パドラーに勇気を出して声をかけてみるのも良いと思います。

・ライフジャケットの着用
「ライフジャケットは初心者ぽくって、かさばるしダサいからイヤだ」って気持ちもわかります。
ライフジャケットは身を守ってくれる他、水中からSUPへ乗る際にもアシストしてくれる優れもの。ターンの練習やトリックなどの場合にも威力を発揮してくれます。

ウェイクボードに使用するインパクトベストなどスタイリッシュなものもありますが、浮力が低めなので、浮力を高めに設定したものにしましょう。
紐を引くとガスで膨らむものもありますが、ベストタイプがお勧めです。

ライフジャケット:https://landman.co.jp/products/original-items/9304/

・携帯電話の携帯
紛失してしまうのが怖いかもしれませんが、漂流してしまったときに連絡が取れる通信機器をもっていたことで救出される事例がとても多くあります。
防水ケースに入れてストラップをSUPにつなげたり、防水バッグにリーシュでつなげたりと、ロストしない方法がたくさんあるので、必ず携行するようにしてください。連絡先は「118」です。


熱中症、脱水症状

気が付かない間に起きてしまう「熱中症、脱水症状」です。
SUPでは「直射日光」や「気温」、「パドリング」、「海の風に当たる」など。体の表面から水分がどんどん失われていきます。
脱水状態になると、めまいや体のこわばり、体力の低下などが起きて動けなくなります。

万が一、漂流してしまった際でも飲料を持っていることで救助までの体力持続時間を延ばすことができます。でも一番はチルアウトするときにもドリンクでリフレッシュできることではないでしょうか?

カラビナ着きタンブラーやペットボトルカラビナを使ってSUPに取付けたりで紛失リスクをケアして、必ず持っていきましょう。

泥酔での出航

バーベキューやキャンプなどでお酒を飲む機会もあると思います。
お酒を飲んだ状態でダッシュや運動をした事がある方は分かると思いますが、飲んだ体を動かすことにより酔いが強く回ったり、判断力が低下しているので、バランスを取りにくくなる他、とっさの場合に対処ができなくなります。

お酒を飲んだ状態はかなり危険です。絶対にやめましょう。

クルーズ中の怪我

無人島へ行ってみたり、岩場の間を通ってみたりとクルーズしていると様々な体験ができますよね。
大きな事故にはつながらないかもしれませんが、私は小さなケガから細菌が入り込み、治るまでに数週間かかった怪我もありました。

波が立っているときの岩場への接近で、貝殻で手や足を切ってしまったり、毒性の強いクラゲや魚に触ってしまったりとさまざまな事故が潜んでいます。

・マリンシューズの着用
特に島などへの上陸を考えた場合や休憩するために岸に近づいたりすることが想定されるので、マリンシューズは履いておく方が良いです。
持ち合わせがない場合はスニーカーなどで代用できます。ビーチサンダルなどは脱げてしまったり、滑ったりするので、脱げにくいものを選ぶようにしてください。

・長袖やレギンスなどでブロック
ロングTシャツやレギンスなどで肌を隠しておくこともクラゲなどには効果的です。日焼け防止や体力温存にもなります。

ロスト、バースト

・ロスト
SUPフィッシングやヨガをしている最中にパドルが流されてしまう事例を多く聞きます。
パドルがなくなってしまう移動することが困難になってきますので、パドルリーシュの取り付けなどで不慮に流されてしまうことが減り、漂流のリスクを軽減することができます。

フィンの取り付け不良でフィンが流されてしまうことがあります。
実際に私も過去に、フィンがいつの間にかなくなってしまったことあり、真っすぐ進むのが大変だった記憶があります。
風が弱かったので良かったですが、風が強く吹いてしまうシチュエーションだったらとゾッとします。

・バースト
長い間使用しているインフレータブルボードや空気圧を入れすぎた炎天下での使用、SUPフィッシング中にフックを指してしまうなど、インフレータブルボードでは発生する可能性があるバースト。

長期間しようして経年劣化が始まっていそうなボードはフィン部分のシートはがれが起きていたり、表面に膨らみができていたりなどの症状が出ていることもあります。 

発見した場合は買い替えの目安です。修理で愛用したのもわかりますが、安全のために新しいの物に交換することも検討して下さい。

SUPフィッシングなどで、鋭利なものを刺してしまった場合は、強力な粘着テープなどで応急処置を行い、速やかに引き上げることをお勧めします。
後に、リペアキットなどで適切な修理を行って下さい。



いかがでしたでしょうか?
ちょっとした注意で、SUPの事故は未然に防ぐことが可能です。自分の身を守るほかに、パートナーや友人、家族を守る行動にもつなげることができます。
しっかり自然を向きあって無理をしない行動で、どんどんSUPを楽しんでいきましょう。

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