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コーヒーで、貧困と戦争を終わらせる

こんにちは、LANDMADEの上野真人です。
神戸・ポートアイランドでスペシャルティコーヒーの専門店を経営したり、国内外で焙煎の講師業をしたり、キングコング西野亮廣さんのグッズショップ『SHIBUYA FREE COFFEE』のコーヒーを担当したりしています。

スペシャルティコーヒーを伝えることが大好きです。

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今回は、今後私たちと長い付き合いになるであろう「SAFFRON COFFEE(以下サフロン)」について。

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コーヒーとは?

コーヒーというのはもともと「コーヒーチェリー」と呼ばれるフルーツで、そのフルーツの中の種子がコーヒー豆になるんですね。

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その、フルーツから種子を取り出す加工のことを『精選』と呼びます。

サフロン=精選工場

サフロンはラオス北部のコーヒーの大部分を加工する精選工場を持つ加工業者です(といっても規模は小さめです)

流通としては、サフロンが農家さんからチェリーを買い取り、加工していただいたものを私達が購入するという流れです。

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サフロンは農家からチェリーを買い取るだけでなく、栽培について事細かな助言をしたり、剪定を手伝ったり等、常に農家さんと一緒に改善に取り組んでいます。

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実際に視察で農家さんの畑を訪れた際も、あれやこれや説明しながらも余分な葉っぱを取ったりしながら常に手を動かしてました。

勝手に畑に入って勝手にいじっても何の問題にもならない。相当な信頼関係がないとできないことです。

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それもそのはず。今サフロンは大手コーヒーチェーンの3倍以上の価格で農家からチェリーを買い取っています。今年はラオス全域でコーヒーの買い取り価格が下がる傾向にあるのですが、サフロンには関係ありません。たとえ相場が下がったとしても買い取り価格は下げず常に高価格で一定にしています。

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農家さんから決して搾取せず、そして高い値段で買い取るだけでなく栽培もしっかり関わって応援していく。サフロンの行動ひとつひとつから支援し続ける覚悟をひしひしと感じます。実際にお会いしてみて、本当に信頼できる会社だと思いました。

そんなサフロンを率いているのはアメリカから移り住んできたトッドさん。

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今は精選場内に家を建て、家族と共に暮らしています。トッドさんの3人の子供達も、精選場内で他のスタッフの子供たちと遊んだり、スタッフに混じって仕事のお手伝いをしたりしています。

この光景の何が素晴らしいかというと。。

ラオスは、ベトナム戦争で大量の爆撃を受けた歴史を持ちます。アメリカから受けた爆撃の数は約2億6000万発とされていて、平均して1分間に8発の爆弾が投下されたとされています。他の国からのものも合わせるととてつもない量です。

ベトナム戦争とラオス内戦が終結した時点で、ラオス国内には推定で約7500万の不発弾と2億8800万発のクラスター弾が残されたとされています。

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そして今回訪問したロンラン村はモン族という部族の村なんですが、この部族はベトナム戦争中に最も命を落とした部族であるとも言われています。

そんな悲劇の歴史を経て、今ロンラン村を支援しようと獅子奮迅の活躍をし村人から絶大な信頼を得ているのは、生粋のアメリカ人のトッドさんなんです。

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明らかにアメリカ人と分かるトッドさんのお子さん達と、ラオススタッフのお子さん達が精選場で一緒に楽しそうに遊んでいるその姿は、歴史を知れば知るほどまばゆいものでした。

戦争と貧困を終わらせるというのはこういうことなのかも知れません。

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その光景を見ている最中は、Mr.Childrenが大好きな上野の中には「タガタメ」という曲が流れ続けてました。


挑戦する人と応援する人のオンラインサロン

今回のラオスへの渡航は、キングコング西野亮廣さんのグッズショップ『SHIBUYA FREE COFFEE』にラオスのコーヒーを提供させていただくお話をいただいたことからスタートしました。

西野亮廣さんは国内最大のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を運営されていて、私上野もそのサロンメンバーのひとりです。
※月額1,000円は安すぎると思ってます。仲間募集中です!

オンラインサロンでは、サロンメンバー限定で西野さんから毎朝届く投稿記事を読むことができる(毎日すごいボリュームと内容!)のですが、その中で西野さんが頻繁におっしゃるのが「貧困と戦争を終わらせる」なんですね。


※サロン内の記事は公開できないので近い内容のブログ記事を載せておきます。

そんな価値観に大いに共感し、活動を共にしたいと考え行動したことが今回のきっかけでした。

まさか自分が全てをかけて向き合っているコーヒーで本当に携わることができて、突き進んだ結果同じベクトルの活動につながるとは。。有難いとしか言いようがありません。

LANDMADEでは、LANDMADEとしてできる範囲で1歩ずつ、コーヒーを通じて貧困と戦争に向き合い、それらを終わらせられるよう進んでいきたいと思います。


今回も最後までお読みいただき本当にありがとうございます。

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それではまた!


※いつもありがとうございます。サポートしていただいたお金は全て生産国への支援に充てさせていただきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。

※SHIBUYA FREE COFFEEのオンラインストアが開設しました!
ぜひ覗いてみてください!https://sfc.base.shop

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