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在米ママンオークションで家を買う   14

こんにちは。在米20年の大家のママンです。安い家を買ってリノベーションをして高値で売るということを繰り返している友人から不動産のオークションなるものが近所の裁判所で行なわれているということを聞きました。とても興味があったので実際に行くことになりました。

オークションで家を買うと決めたらすぐに始めるのはお目当ての物件のリサーチです。

1週間前にはカウンティーのウェブサイトに売りに出る物件の住所、間取りなどが掲載されますのでどの家をビットするかだいたい決めておきます。どこの銀行が差し押さえてしていて、複数のところへ支払いが滞っている情報なども全て調べられます。すでにこの状態で安くても売却すべきと裁判所が決めている物件の場合、ほぼ清算された状態で間違いなく市場価格より安く売られています。

2、3件おめあての物件がある場合はそれにマジックで印をつけておき、当日競い落とす。絶対これが欲しいと思っても、その物件が買えるわけではないので、諦めも肝心です。本当に欲しいと思っても競り負けることはしょっちゅうありますし、買う前に中の状態を見られないので、どれくらいのリノベーションをすればいいのかがわからないのも問題です。しかし運が良ければほとんど手を加えずにすぐに売りに出すことができます。

というわけでオークションでの売買には、地元だけでなく他州からも、時々外国からも不動産投資家たちが集まって来ます。こまめに行くと、同じ見慣れた顔ばかりということに気がつきます。そのうち顔見知りになるんです。

オークションで欲しい家を買えなかった場合でも、お互い情報交換したりできるので、まず足を運ぶことが大切です。自分の物件を直接売りたい人が声をかけてくることもあります。さっきオークションに出ていた家の隣の家を持っているんだけど欲しいか?とか言ってくるおじさんもいます。つまりこのおじさんは、お隣さんの家がオークションで売られるのを知って、当日幾らで競り落とされたかを確認してから、セリに負けた人たちに、自宅を直接売りに来たという感じでしょうか。自宅を自分でセールしにくるおじさん、恐るべし。いや、不動産エージェントとしては見習いたいものです。
とにかく欲しい家が買えなかったとしても何か得るものはあります。

読んでくださりありがとうございます。オークションの様子、まだまだ続きます。


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