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なるほど、ビタミンCサプリ製品開発ガイド【市場、顧客ニーズ、素材、トレンド】

食品メーカーで商品開発をしている方、個人でビタミンCサプリを作ってみたい方などに向けて、ビタミンCサプリ開発がサクッと理解できるガイドラインです。

ビタミンCに関する市場情報

ビタミンCの市場規模

エステプロ・ラボによるとビタミンCサプリの市場は390億円(2021年)と言われています。

ビタミンCサプリ市場はコラーゲンサプリ市場と同じくらい大きい市場であり、美容サプリの中で大きな市場の1つです。

2021年の美容サプリ市場では、前年比4.8%増となる約2,500億円にまで広がりました。
多い順で見ていくと、酵素が480億円、コラーゲンが400億円、ビタミンCが390億円です。

https://www.esthepro-labo.com/column/inner-beauty/marketsize-and-trends/

また、美容だけでなく風邪予防など健康のためとしてビタミンCを頼りにする人も多く、美容・健康といったイメージの良いビタミンCは多くの消費者に支持されています。

ビタミンCへの生活者(顧客)の関心・ニーズ

株式会社スピックの調査によると選択肢の中から「知っている成分」の回答をいただいたところ、「ビタミンC(93.8%)」がトップ。
栄養素の中でビタミンCは認知度の高い成分です。


生活者(顧客)がビタミンCサプリに求めているニーズを調査したサプリメントの情報サイト「サプリポート」によると、ビタミンCの摂取により実感している効果のトップ3は、「美容効果、美白効果」「疲労回復」「日々の健康」となっています。

中でも75.8%が「美容効果、美白効果」が目的であると回答しており、多くは美容目的でビタミンCを利用しています。

ビタミンCの摂取量としては株式会社スピックの調査によると消費者が想定しているのは1000mg、100mgが多い量となっています。

上記結果からは、ビタミンCを日頃とっている人のあいだでも具体的な「摂取量」についてはあまり関心が高くなく、あくまでビタミンCの「健康的なイメージ」に基づいた摂取行動が多数を占めている、と予測できます。


ビタミンCの主要プレイヤー・競合

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