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人気エリアの不動産探しの裏技!相続税の納期と計算は!?

お家探しで、高級住宅街や人気のエリアでは、希望の物件を見つけることは至難の業です。

超人気物件は、そもそも、売り広告にアップされる前に売れていて、一般の人が目にする機会も少ないようです。

しかし、優良物件を不動産屋で見つける裏技があるそうです。

高級住宅地など、お目当ての地域を実際に歩いて回って、空き地の売り物件の看板や建売のノボリが立っていたら、販売会社をチェックして、その営業所の人とお友達になるといいようです。

【地域に根ざした不動産屋さんの強み】

その地域の物件を多く扱っている業者は、地主さんとのコネクションがより多くあると言えます。

地域の人と密に接することで、どの土地が相続で、近々売りに出るかの情報を持っています。

今はネットのデジタル情報社会ですが、こういった地道な人と人とのつながりが、結局、質の良い情報となってゆくようです。

【高い相続税と納税申告の納期】

不動産が売りに出されるのは、そもそも相続税が払えないために売却されることが多いようです。

相続税の納税期限は10ヶ月ですので、申告期限内にお金を準備することができなければ、売却するか、物納するかになります。

日本は、相続税が高く、また、話しは違いますが、株の売却益の税率も上げてゆくとのことで、ある意味、お金持ちは住みにくい国のようです。


【不動産を相続する側の対策】

それでは、相続する側に立って言えば、どのくらいの相続税を払わなければならないのでしょうか。

税金のことを考えれば、所有している不動産の価値を調べ、事前に家族と相談するのが必要です。

三井住友信託銀行のサイトで、相続税の計算シミュレーションができます!
https://www.smtb.jp/personal/entrustment/simulation/

【相続税の計算例】

例題:5億円の相続で配偶者と子供二人の場合

基礎控除額は、600万円X 相続人の数+ 3,000万円なので
1,800万円+3,000万円=4,800万円

基礎控除後の4億5,200万円に法定相続割合を掛けて、

配偶者:4億5,200万円 x 1/2  =  2億2,600万円
長女:4億5,200万円 x 1/2 x 1/2 = 1億1,300万円
次女:4億5,200万円 x 1/2 x 1/2 = 1億1,300万円

相続額 と 相続税率 と  控除額
〜1,000万円 10%            0万円
〜3,000万円 15%            50万円
〜5,000万円 20%            200万円
〜1億円         30%            700万円
〜2億円         40%            1,700万円
〜3億円         45%            2,700万円
〜6億円   50%            4,200万円
6億円〜   55%            7,200万円

配偶者:
2億2,600万円 x 45% - 控除
= 1億170万円- 2,700万円
= 7,470万円 

長女&次女:
1億1,300万円 x 40% - 控除
= 4,520万円- 1,700万円
= 2,820万円

3人の合計した相続税の総額= 1億3,110万円

法定相続割合による納付額は、

配偶者は、1/2の7,470万円だけど、
配偶者の特例で 1億6,000万円以内なので
0円で相続税はかからない。

長女と次女は法定相続割合で、ひとり
1億3,110万円 x1/2 x 1/2
= 3,277.5万円

確かに高いですね!サラリーマン家庭では、そう簡単には払えない額です。

【相続税の基礎知識】

相続に関しては、誰が法定相続人になるのか
相続順位や割合がとても複雑です。
https://osd-souzoku.jp/successor/

法定相続とは
https://www.resonabank.co.jp/kojin/yuigon/sub-04.html

法定相続の例
https://osd-souzoku.jp/inheritance/

控除をうけるために配偶者を入れた方がいいのか
子供だけにした方がいいのかは、
配偶者の資産額も考慮して、
税理士と相談するのが良いようです。

なお、相続が10年以内に2回以上起こった場合は、
相次相続の控除というのもあります。

相次相続控除の控除額の計算式
https://souzoku-satou.com/streak-deduction

相続税の正しい知識は、税理士・遺言信託・税務署などに相談を!


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