経営コンサルタントは必要なのか?

私は経営コンサルタントを天職と思っている。が、一方で中小企業には経営コンサルタントは不要だとも思っている。

理由は単純、費用対効果。もちろん、コンサルが入り成果が上がる会社もある。だが、全てではない。

大手コンサル会社に依頼すると、調査料500万とひと月の指導料30万くらいはかかる。地元コンサルでもその半分くらいはかかるだろう。効果が保証されないものに年間何百万もの費用は中小企業には重い、と考える経営者は多い。

コンサル会社が費用を貪っているのか?

というと、そうとも言えない。意外にもこの業種は生産性の低くなりやすい労働集約型産業なのだ。実際に人間が動くとお金がかかる。

できるだけ正しい答えを導くための思考、分析、レポート、知識の習得には、かなりの時間と労力がかかる。夜中の25時まで働くことはざらなのだ。が、クライアントには見えない。

ここで問題が発生する。コンサル会社も生産性を上げたい。簡単に言えば、料金を高くし1社当たりにかける時間を少なくしたい、ということだ。特に大手の場合は極端になる。料金を高くするためには見栄えが大事、と考える。

コンサルタントの商品は人間に付随し、内容が見えず、成果もわかりづらい。生産性の圧力は、少しくらい手を抜いてもクライアントには分からない、そうコンサルタントに思わせる。そうして、場当たり対応と使い回しの提案、責任の回避、経営者との人間関係保持にだけ重点が置かれ、見せかけだけという品質劣化が始まる。

そうやって、コンサル会社は新しいクライアント探しに多額の宣伝費を常時使わざるを得ない状態を、自ら作り出す。その費用のもとはクライアントからのフィーである。

(これは構造上の問題であって、コンサルタント個人の問題ではない。)

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