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ランサーズ第1四半期決算発表のポイント

こんにちは、ランサーズのIR担当泉です。連日の猛暑ですが、無事、8/10に第1四半期の決算発表を行いました。今回はnoteにて決算のポイントを解説します!開示資料と若干重複しますので、さらっと流し読みいただけましたら幸いです。

1.2024年3月期第1四半期決算発表のポイント

決算詳細は開示資料をご覧ください(短信)(決算説明資料

①第1四半期決算はどうだった?

  • 全社

    • トップライン・ボトムともに計画通りに進捗し、7月は営業黒字の達成予定

  • マッチング事業

    • 売上総利益YoY+21%、セグメント利益1.4億円と計画通り。但し、今後の売上総利益拡大に向けては、組織体制を強化により生産性向上を目指す

  • マッチング事業の進捗

    • マーケティング強化により、新規クライアント獲得は計画通り

    • AI機能などのプロダクト改善により、クライアント利用額は伸長

    • 組織体制を強化し、生産性を向上させ、1人あたり売上総利益の拡大を図る

  • トピックス

    • 生成AI・大規模言語モデル(LLM)の専門チーム「Lancers LLM Labs」を組成し、新規プロダクト開発や社内生産性の向上を目指す

    • MENTA社の組織変更により、10月にMENTA株式会社を当社に吸収合併し、さらなる事業効率・経営効率の改善に着手

    • 生成AIの専門チーム「Lancers LLM Labs」の取り組みとして、プログラミング学習アプリ「PILE」を新たにリリース。技術活用による開発スピード向上へ

②気になるポイント

  • 1Qは営業損失となっているが、計画通りなのか?

5/12通期決算で発表していた通り、1Qは一時的に損失となる計画でした。
要因は、トップラインは季節要因などによる減少、コストは一時費用や期ずれによる増加になています。7月単体で営業黒字の達成を見込んでおり、2Q以降の恒常的な黒字化については、計画通りに進捗しています。

四半期営業利益の推移
販管費の増減
  • 通期業績予想の営業利益は0.4億円であるが、今後計画の利益は上振れていく可能性など利益水準はどのように考えているのか?

現時点では、計画通りと考えています。
今期の方針としては、事業効率・経営効率を改善し、恒常的な黒字化構造をつくる年としているため、生産性向上含めてあらゆる取り組みをしてまいりますが、現時点では計画通りと捉えております。

  • マッチング事業の売上総利益YoY+21%とのことですが、各サービスの構成内容が不明です。どのように評価したらよいか?

構成内容は非開示になります。
プラス影響としては、前期6月にワークスタイルラボ社をグループ化したことの影響や旧マーケットプレイス事業(前年度の事業セグメント)は計画通りの進捗、マイナス影響としては、旧エージェント事業の季節要因などがあります。その結果、全体では計画通りとなっております。

  • 生成AIについて足元の動向はどうか?

現時点で、大きな影響はありません。
イラストや動画カテゴリーで少し減少はみられましたが、生成AI関連の著作権に関する捉え方が未整備であることや企業側がまだ活用を精査されている状況と考えます。また、ライティングカテゴリーについても少し減少が見られております。要因として、発注件数の少ないクライアントが減少傾向となっているものの、発注件数の多いクライアントは継続されている状況です。一方でプラスの影響もあると考えております。生成AI関連の発注状況は、システム開発、ライティング、コンテンツ制作など生成AI関連の案件が多数でてきており、AIを使って自社の新しいものを作るというニーズが高いです。当社としてはこの波を捉えて、流通金額増加につなげてまいりたいと考えております。そのため、生成AI・大規模言語モデル(LLM)の専門チーム「Lancers LLM Labs」を組成し、新規プロダクトや生産性向上の取り組みを加速させていく予定です。

働くxAIの取り組み
LLM技術を用いて開発スピード向上へ

2.今後のIRスケジュール

  • 11/13 2Q決算発表

今後もIR発信をしてまいります!
ご不明な点やご意見は disclosure@lancers.co.jp までお気軽にお問合せください。
皆さまからのご意見は励みになりますので、ぜひよろしくお願いします。