le coq sportif - Tennis
先日ZOZOで購入したルコックスポルティフの「テニス」と言う名のスニーカーについて。
シンプルなキャンバスのサイドにロゴが刺繍で描かれているこのすてきなフランス製の靴は、定価15,000円が6,000円に値下がりしていて、たいへん良い買い物だったと思う。
キャンバスシューズのローテクな感じが好きで、SupergaやDr.Martensなど、いろいろなブランドのものを履きつぶしてきた。
今の職場ではスーツを着用しているが、毎日この靴を履いている。エレベーターやトイレなど鏡がある場所では、体を半身にしてサイドのロゴを映して惚れ惚れしている。そんな風に何度も魅了される靴と出会うことは稀だと思う。
国旗に敬意を払う
この靴には一点だけ気になるところがある。
下の画像を見てほしい。
接地面にフランスの国旗を意味するトリコロールがあしらわれている。もしもこれが日の丸だったらどうだろう。愛国心の強い保守層に批判されるのではないだろうか。国旗はその国を象徴するものであり、それを踏むことは国を侮辱することにはならないのだろうか。
このことについての私なりの考察は次のようなものである。
トリコロールは国旗を表すものであると同時に、タータンチェックや麻の葉のような古典的な模様、パターンとして定着しており、国旗に限定するものでは無い、ということ。
ご存知のようにトリコロールは春先に発売される様々な服や靴にあしらわれることが多い定番のパターンとなっている。靴に関して言えば、ルコックやラコステなどフランスのブランドに限らず国内外の様々なブランドがトリコロールを採用している。
そんな風に自分を納得させてはいるが、やはりほんの少しだけ気になっている。
自国は勿論、他国の国旗にも敬意を払いたいと思っている。
灰皿の底や玄関マットなど、おしゃれだという理由で国旗のデザインのものを無自覚に使っている人はたくさんいると思う。それが必ずしも悪だとは思わないが、モノやデザインを評価したり使ったりする上で、そういう視点も大切にしたいと思う。
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