読書記録:超リテラシー大全
大全、と冠して発行される本が、昨今本当に多いですね。
書店で本をウィンドウショッピング?していたら、たまたま目にとまったのですが・・パラパラとめくってみたら、それぞれの分野における専門家が、正しいと考える情報だけを掲載した、というような表現があって、
目次を見ても、幅広い分野で詳細な情報が掲載されていそうな感じがうかがえたので、購入に至りました。
1)お金の話
他に、お金の本、何冊も読んでいますが、それがまとまったような形で記事が書かれている印象でした。
保険に入りすぎ、投機と投資の違い、投資信託の有効的な活用方法、など。
銀行への預金は、リテラシーが低い、というのは、同意できるのですが・・実際に行動しようと思うと、なかなか重い腰が上がらないというか。せっかくの機会なので、お金の勉強をやり直してみようかと思います。
(昔、ファイナンシャルアカデミーで勉強はしたのですが)
2)仕事の話
転職・独立に冠して、それぞれの専門家が記事を書いています。
転職については、注意しなければならないポイントのほか、資格は転職に役立たない、ということが説明されています。
たしかに、それがないとできない仕事はさておき(その場合は、転職というか、勤め先が変わるだけで、職種は変わらないし)、優先されるのは実務。評価軸は、当然そちらになりますね。
独立については、現実的な壁、のようなものが解説されています。なんでも自分でやらなければならないし、土日に雑務をこなさなければならないこともあるし、人間関係はむしろ会社にいるときよりも不便になるし。収入自体も目減りするのが一般的。そんな現実が書かれています。
3)ITの話
リテラシーの低さ、ウイルス対策、SNSとの付き合い方など、記載されています。日経PCの深堀り版?のような印象です。
4)住まい
よくある、住宅の買い方、みたいな本のまとめ、が書いてあるような印象でした。ただ、美辞麗句をならべるのではなく、きちんと注意点が説明されています。不動産は管理で買え、とのこと。
5)法律
最初に借りたアパートから引っ越すとき、修繕費用をたんまりとられました。フローリングが汚れているとか、日焼けしているとか。これ、払う必要ないんですよね。そのときは知らなくて、交渉もできませんでした。
そんなときに、法に頼りたいところですが、どこに頼ってよいかわからずにいたのですが、これも単に法律家に頼めばよいわけではない、というのがここで説明されています。やり方はいろいろあるし、無償・または少額の費用で相談にのってもらえるところもあるし、ということで・・・トラブルに巻き込まれそうだったら、そういった機関に行ったり、自分で調べたりして、対策をする。そして、どうしようもなくなったら、費用対効果を考えて法律家へ相談、というのがよさそうだな、と思いました。
そんなことが書かれているセクションでした。
6)セキュリティ
詐欺に合わないための対策、防犯対策などが書かれています。
セキュリティに関するリテラシーが低かったな、としみじみ感じています。
最近流行りでしょうか、コワーキングスペースなどで仕事したり、プライベートの雑務をこなしたりするときがあると思います。自分もたまにやるのですが、こういったところに設置されているフリーWifiに接続して、そこで、個人情報が掲載されたサイトへログインする行為は危険なのですね。まったく知らなかった。以後、気をつけて、やらないようにしようと思います。
7)医療
こちらも、リテラシーが低かった。
なんでも、ジェネリックがあれば、それを、と選択してきましたが、
それは専門家からすると、正しい判断ではない模様。
抗生物質の飲み残しは、個人に影響があるだけではなくて、耐性菌の出現にも寄与してしまうのですね。
最近出された薬(先月、寝冷えで体調を崩しまして)は、全部飲みきりましたが、今後も気をつけようと思います。
8)介護
これは、プレジデントあたりで読んだものと同じような内容、という印象でした。介護離職はリスクが高い。介護休暇を取り、その間に体制をつくる。介護体制について、マネジメントシステムを組んで、負担を分散する、というような内容。これに加えて、選択するサービスの費用感、注意点などが示されています。
9)防災
こちらも、リテラシーと意識が低い分野でした。
防災セットはかんたんに準備してありますが、数年前に起きた荒川水系の氾濫による洪水警報の発令で避難した際には、あまり役立ちませんでした。
避難するパターンと、避難しないで自宅にとどまるパターンと、あるかと思いますが、それぞれで必要なものが説明されています。また、災害に備えて、常日頃から準備したり、循環させていったりするべきもの、についても説明がされています。防災意識を高めて、普段の生活の中でできることを選択し、取り組みたいな、と思うところです。
まとめ
各分野での雑感をまとめてみましたが、それだけでも長くなってしまいました。一読だけではもったいない中身だと思っています。
これから取り組もうと思っているところについては、もう一度読みながら準備したいなと。
十分に価値ある「大全」でした。
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