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GH用構造解析コンバーターEELを試用してもらい、いくつか改善要望があがっている項目をメモとして残しておきます。EELは構造解析プログラムのアウトプットだけでなく木造プレカット、UnityなどのVRへ拡張考え、コンピュテーショナルデザインを使った建築構造のプラットフォームになればよいなと考えています。

1. 一貫構造計算への出力
一貫計算でモデルつくればいいじゃないと思いますが、意外とほしいという要望があります。パラメトリックにつくって、何かデータベースをつくりたいという感じでしょうか。コンピュータの計算速度が速いのでバッチでフレーム形状をたくさん出すというのも良いですね。年末にはなんらかの実装を終えていると思います。

2. ST Bridgeへの出力(BIMとの連携)
当然パラメトリックにつくったデータをBIMに持っていきたくなるので開発要望が高いです。(hironさんがSNAP経由でRevitにもっていってくれたそうですが、相当大変だったらしいので、オススメデキナイそうです)これも年末にはできてると思います。

3. CEDXMへの出力(プレカットとの連携, WallStatによる計算)
プレカット屋さんは意匠図や構造図を見てほとんど手入力でデータを入力しているのですが、CEDXMというプレカットフォーマットに直接出力できれば入力手間は省略できます。wallstatは個別要素法を使って倒壊まで追えるシミュレーションで、木造プレカットデータと連動してよく使われているようです。先日CEDXM評議会に入会しましたので実装を始めます。どちらかといえばwallstatで揺らしたいだけなんですけども。

4. Unity出力(現状BIMimporter経由で実行可能)
EELで生成したデータをVR等でみれたら構造物の事前チェックやプレゼンテーションにも有効だと感じています。現状はBIMImporter(弊社で一部開発したものです)経由でUnityにデータ転送が可能なので、あとはUnity側のProjectファイルの作りこみやマテリアルの設定が課題となります。

こんな感じでEELは今年も進化し続けますので、ご支援よろしくお願い致します。なにか開発のアイデアがあればコメントお願い致します。


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