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旨いものは旨い~自家製中華そば 勢得@千歳船橋

こんにちは、ラマカンです。

栄枯盛衰という言葉がある通り、どんなものでもその流行が未来永劫続くということはありません。

どんなに優れたビジネスモデルでも、それを時代に合わせてチューンアップしていかなければ必ず時代遅れになるし、それを模倣する者もどんどん現れて、まがい物が世の中に溢れていきます。

大衆化していくと言ってしまえばそれまでなんですが、いつの間にかまがい物の方がスタンダードになっていって、全体としての平均値が下がっていき、ビジネスモデル自体が衰退局面に入っていくというのは、まあある話なのかなと思います。

まあ長々と小難しいことを書きましたが。

大ブームを巻き起こし、いつしか「またおま系」とも揶揄されるようになった「豚骨魚介つけ麺」についても、まさに同じことが言えるんじゃないかと思います。

かくいう私はこの手の濃厚つけ麺大好きなんですが、特に普段あまりラーメンを食べない女子に「つけ麺食べに行こうぜ」というと、結構な確率で「つけ麺はやだ」って言われます。

理由は
・味が濃い
・麺が多いからつけ汁が食べてる間に冷める
・魚粉が嫌い

などなど色々あるんですが、普段そんなにラーメンを食べないながらも、「つけ麺を食べたことがない」人はあまりいなくて、どこかで食べたときのマイナス体験に基づく敬遠がほとんどなわけです。

こうなるとなかなか難しい。

食わず嫌いではないので、旨い店はたとえつけ汁が冷めたとしても旨いんだよと言ってみたところで「うーん、それなら冷めない味噌ラーメン食べたい」となってしまうわけです。

私は幸いにして、このジャンルとの出会いは大学に入ったばかりの頃に食べたオープンしたばかりのほん田@東十条でした。
元々ラーメンは大好きだったんですが、都内に出てきたばかりの私にとってこの出会いはなかなか強烈で、以降の食べ歩き人生に大きく影響を与えた店のひとつと言えます。

その後は、六厘舎、燦燦斗、吉左右、玉、くり山などなど挙げていけばキリがない名店と出会い、私は豚骨魚介が大好きになりました。

そういった名店に出会わないまま、イメージができてしまうのってすごく勿体ないことだと思うんですよね。

だから、本物との出会いを大切にしたいなと思います。

今回行った勢得も、まさにこのジャンルの隆盛を引っ張った名店。そして増殖・淘汰の時代を経ても最前線で輝きを放ち続ける超名店と言えるでしょう。

自家製中華そば 勢得@千歳船橋

千歳船橋駅から歩いて約15分ほど。
決してアクセスはよくないし、且つ昼営業のみのため難易度はなかなか高め。
今回も、四年ぶりくらいの訪店となりました。

閉店ぎりぎりだったからか、この日は並びは無し。
メニューはラーメンとつけめんの二本構成で、ラーメンもめちゃくちゃ旨いのはわかってるんですがこの日はつけめんをチョイス。

暫し待って着丼です!

つけめん 880円

どーーん!
THE・王道です!!

最近は軟弱な豚骨魚介が増えた印象ですが、ここのつけめんはかなり無骨。見た目からも荒々しさが伝わってきます。

まずは麺だけ一口。旨い!

極太の中華麺はモチモチでそのまま食っても十分旨いです。

そしてお待ちかねのつけ汁とご対面。

ずるずるっと掻き込みます。この喉ごし、啜り心地も最高。
そしてつけ汁が旨い。

四年ぶりなので恐らく思い出補正もかかっていただろうに、それでも「こんなに旨かったっけ?」と思わせるさすがの一杯です。

つけ汁の中に転がっているチャーシュー達も美味です。

こうなったらもう後は一心不乱に麺を啜るのみ。
せっかく千歳船橋まで来たのでこの後にもう一軒予定しているとかそんなの関係なく大盛にすればよかったです。

ボリューム的には結構な量があるんですが、あっという間に麺は完食してしまいました。

最後はお約束のスープ割り。
スープ割りってつけ麺そのもの以上にその店の個性が出て面白いですよね。

勢得のスープ割りは、ほんとにスープをちょろっと足してもらう程度。
それでも、元のつけ汁が旨いから余裕で最後まで飲み干してしまいました。

いやー、豚骨魚介恐るべしですよ。旨いものは旨い。
改めて再認識いたしました。食べ飽きたとか言ってる場合じゃないですね。

ごちそうさまでした!!

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