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スマホ遍路日記(218:六十九番観音寺〜七十番本山寺 ②)

【2023年11月23日(木曜日) Day 230】

 札所六十九番観音寺から財田さいた川に沿って東に進んでいる途中。札所七十番本山もとやま寺はもうそれほど遠くはない。

 本山寺のシンボルと言えば数年前に改修が終わった五重塔がとにかく印象的だが、このお寺の本堂は国宝である。四国八十八ヶ所の札所の中でも国宝の建造物は少なく、香川県ではここだけ。所蔵物では札所七十五番善通寺に二点あるだけだ。

 その他は愛媛県で五十一番石手寺の仁王門、五十二番太山寺と四十四番大寶寺の本堂、これだけだ。高知県の札所には建造物でも所蔵物でも国宝はなく、徳島県に至っては国宝そのものがないという衝撃的な事実がある。

 国宝のない県は徳島県と宮崎県の2つしかないが宮崎県から出土したものが国宝として東京都の所蔵物として登録されているので、国宝と何の縁もないのは徳島県だけ。

 話は本山寺に戻すがもう一つこのお寺の特徴はご本尊が馬頭観世音ばとうかんぜおんで、馬頭観音か本尊なのは八十八ヶ所中このお寺だけだ。なのでお参りの時にもこれまでに口にしたことのない真言を唱える。

 境内には親子の馬のモニュメントもあり最初に来た時はバイクで来たこともあって少し親しみも感じたのを覚えている■

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