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夢を見た

【療養日記2023 11月7日(月)】

 昨夜は連休の疲れも残っていて11時前には寝てしまった。本当はこのくらいの時間に寝られるのが理想だ。しかし現実はそんな時間に寝てしまったら夜半に目が覚めてそのまま寝られなくなってしまう。

 案の定2時前くらいに一度目が覚める。その時はすぐにまた寝られた。雨の音が気にかかっていたが寝る方が大事。次に目が覚めたのが4時半くらいで、そのあとしばらくは眠れずにいた。

 そんな時にうつらうつらと夢を見る。

 それは現役で働いていたときに毎日のように時間を割いていた「日直日誌」チェックの時間。放課後に日直日誌を読んでいる思い出だった。

 日直日誌は最近つけないという担任もいるらしいが、出欠席の確認などで使う事もある(本当はこれにお世話になってはいけない)。学生だったときに日直日誌を書いたという思い出のある人もいると思うが、なんとも面倒くさい作業だ。それに一生懸命書いたところで先生からの返事もわからない。次に自分が日直になったときに前回の時の日記に対するコメントがついているのか確認するのも面倒くさい(少なくとも自分が生徒だったときは確認したことがない)。とにかく生徒にとっては定期的に回ってくる厄介物だった。

 今は学級当たりの生徒数も少なくなったので日直になる順番も早く回ってくるだろうから、日直になる機会も昔と比べたら格段に高くなっているのだと思う。

 そこで僕が担任をしていたときは日直日誌にコメントを返すだけでなく、前日の日直に声をかけて良かったことなどを直接伝えたり、週1で発行していた学級新聞に今週良かった記事のコーナーなどを設けて紹介したりと多少でも「やり甲斐」などのレスポンスが帰って来るように心がけていた。

 もちろん日直日誌に直接コメントをつけることもあった。それは他の日直がそこに目を通す事が多いからだ。どんなことを書けば褒められたり叱られたりするのかを知るにはやはり日直日誌を実際に見るのが一番早い。

 今日見た夢はそんな日直日誌を読み返し、目についたコメントなどをパソコンに書き写そうとしているところだ。しかし内容はわからない。ただコメントを読んで感心し、これは残しておこうと思い立ったところだけしか思い出せない。

 次に目が覚めたのは妻が出勤で家を出る時。その時には朝食も作って食べたが、外を見ると暴風雨でどうみてもウォーキングには出られないと諦めて二度寝をしたときだ。

 この時に登場したのが「Kちゃん」という人物(男子)。これは元教え子の一人が柔術整体師になるために通っていたとき同じ専門学校のいうなれば「元教え子の同級生」だ。この人と元教え子とは当時よくつるんで遊びに出掛けたり、泊まりがけでドライブに出掛けたりもした。正月から集まってカラオケに行ったりと結構仲良くしていたが、当然ながら元教え子が卒業してしまえば疎遠になってしまう。夢がかなっていれば今頃理学療法士になっているはずだ。

 このKちゃんとどこかの駅でバッタリ会って久しぶりなので回転寿司にでも行こうと言うことになった。そこに元教え子がいなくても全然問題のない仲でもあった。駅の案内看板に従い店に入ったらそれは臨時列車「○シロー×JRコラボ寿司列車城崎温泉行き」という不思議な列車だった。これが特設食堂車でお寿司食べ放題という内装も完全に和風な豪華列車だった。なぜに城崎温泉行きなのかはわからない。城崎温泉も30年以上前に言ったのが最後。

 列車の指定席券を買った覚えがないので当然列車の中では食事もできず、勝手に乗り込んでしまってバレるんじゃないかとヒヤヒヤしていたが、周りを見ると食堂車に入れずに同じようにヒヤヒヤしている人が多かった。

 Kちゃんが「なんとか頑張って指定席券とってきますよ」と言ったきりいなくなってしまったがすぐに戻って来て次の駅で列車を降りようということになり列車を降りた。

 夢はそこで終わりだがこれって何かの暗示っぽくてどうにも不気味。それよりも「Kちゃん」と呼ばれていたかつての知り合いを思い出すのも何年かぶり。それこそ病気になるずっと前に教え子と話題に上げたことが最後だったと思う。よくそんな人物を思い出したなと感心するが、同時に元気でいるかなとふと考えてしまった。それこそ入院中に理学療法士のお世話になっておきながら一度たりとも思い出さなかったくらいの人物だ。しかしだからといって自分と関係のない人物とはとても言えず、一時期は本当に仲が良くてよく遊んだ人だったことには変わらない。

 夢の中では突拍子もないことが起こり、何の脈絡も残さないがどこかに何かを暗示している可能性もあったりと不思議なもの。他の人の夢日記などを読むと辻褄の合わないところや不条理なところ、想像の斜め遙か上を行くような事態の展開など夢だからあるんだろうなというものがたくさんある。夢日記は読むのも書くのも好きだ。そんな中でも秀逸なのが黒澤明監督の「夢」という映画だろうと思う。オムニバス形式のあの映画は黒澤監督の夢日記から作られたという話しを聞いている。短いながらも未明に見た二つの夢はなんとも強烈にのこってしまった。

 11時過ぎくらいになって強風もおさまってきたのでウォーキングに出る。今日は火曜即売所の日だ。今日はブロッコリーが出ていたので久しぶりに買う。他に小葱、茄子、柿なども買って来た。

 11月だというのに今日はとにかくジメジメしていて日中でも除湿をするくらいの湿気だ。明日は立冬とはとても思えない。

 夕方からはベランダのプランターで育てていた風船葛を収穫した。まずは身を摘み取りその後で蔓を刈り取る。実は種を取り翌年また蒔くだけでなく、知人などにも配ることがある。

 そして蔓は刈り取って一度よく煮てから乾燥させクリスマスリースを作るつもりだ。100均などでオーナメントを買ってきて近くの雑木林で松ぼっくりを拾って来てあとはヒバの葉が近所にいくらでもあるのでウエットタイプのリースが作れる。今年は久しぶりにリース作りにチャレンジしてみようと思っている。

 これが終わるとプランターが空くのでその分冬の花を買って来てもいいかも。だとするとプリムラとシクラメンかな。ちょっとだけ楽しみができた気分になる■


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