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神無月の憂鬱

【療養日記2023 10月18日(水)】

 今日は快晴だった。長いこと待っていた空が最近漸く帰ってきた気がする。今になってやっと遅い秋がやって来た。

 朝からウォーキングをする。まだTシャツを重ね着するだけの軽装で十分に歩ける。歩いている途中で暑過ぎてクラクラするなんてこともなくなり、サングラスをかけるようになってから目眩がするようなこともなくなった。それでもまだ帰って来てからひとつ気にかかることがある。

 相変わらず大汗をかく。昔はそんなに汗かきでもなかったと思うが今はとにかく大汗かいて大変だ。食後にホットフラッシュという突然身体が火照ることもある。

 この日記は一応「療養日記」なので体調に関することは可能な限り書くつもりでいるのだから正直言ってこのところ書きたくない事ばかりで憂鬱になる。まだ少し先の話だがこれを続けるかどうか真剣に考えている。続ける意味があるのかどうか時々悩む。しかしやめてしまえばそれだけ張り合いも無くなるだろうし、かと言って続けるほどの意欲もない。

 今日も日中は起きて勉強するか横になっているかのどちらかで過ぎていった。妻がテレワークで家にいたので尚のこと居間には居づらかった。

 夕方になってわんこの散歩に出かける。ウォーキングとこの散歩の合計でだいたい7㎞、歩数で丁度10,000歩程歩く。それを考えると今日はそこそこの運動はしているのだが、それでも夜中は寝付けなくなる。

 帰りに寄ったスーパーで寿司が半額で売っていたので今日の夕飯は寿司にした。たまにはこんなに楽してもいいと思う。

 昨夜もたまたま目を覚ましてラジオ深夜便をつけたらちょうど三木鶏郎の特集をやっていた。日本の代表的な今で言うところのコミックソングの創始者でもある。もう亡くなってから30年近くになるが、その葬儀の際にはビデオメッセージで登場し僕の葬式に来てくれてありがとうと挨拶をしたというエピソードも残っている。数多くのCMソングも手がけていて未だに歌い継がれている歌もある。

 たった一時間ほどでは三木鶏郎の魅力などわからないかも知れないが、当然のこと真夜中に寝ることも出来なくなってしまいそのまま朝を迎えることに。

 すでに10月も半分が過ぎ秋もいつの間にかやって来てみるみる間に深まっていくようだ。まだ早いと思う冬支度もそろそろ考えねばならぬのだろうか。

 あれだけ暑かった今年の夏には全く未練も何もない。もう夏なんて来なくてもいいと思うくらいに今年の夏はただただしんどかった。これからどんどん寒くなっていくのが楽しみでもある。しかしそんな冬を迎えるには体調があまりにも良くない。それを考えるとまた憂鬱になってくる■


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