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スマホ遍路日記(216:六十七番大興寺〜六十八番神恵院・六十九番観音寺)

【2023年11月21日(火曜日) Day 228】

 これは遍路の間では知られている事だが札所六十八番の神恵院じんねいんと六十九番観音寺は同じ敷地にあり、納経所は同じだ。二ヶ寺打ったら納経所に行き、二ヶ寺分の納経代を払って二つ御朱印をいただく。

 そんなわけでついこないだまでまだ札所も六十六番だ六十七番だと言っていたのに一気に六十九番まで打って次の札所七十番本山寺を目指す事になる。

 札所は観音寺市の街中にある。海のすぐ横にある琴弾八幡宮のすぐ横にある。四国八十八ヶ所巡礼路ができた当初の札所でもあり、すぐ横に別当寺を設けてそこを納経所にしていた。これが今の六十九番観音寺。そしてこの観音寺も札所として選ばれたために神社の次に寺へお参りにいくのが琴弾の札所の参り方だった事になる。

 その後明治の廃仏毀釈により琴弾八幡宮が仏事から切り離されると本地仏の阿弥陀如来図は移動を余儀なくされ観音寺の中にあるお堂に移して神恵院に、観音寺も札所のまま残り一つの敷地に二つの寺が残る現在の姿になる。ちなみにこの二つの寺の山号は同じ七宝山しっぽうざんだ。

 写真の場所はだいぶ町中にまで来ているようなので早ければ明日にでも二ヶ寺打てそうだ■

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