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幸せの青い花

【療養日記2023 4月23日(日)】

 朝起きた時から妻に「今日はどこに行くの」と言われてしまう始末。正直言って体調が良くないので本当なら妻一人で遊びに出てもらい、自分は1日のんびりと家の中で過ごしたかった。

 チューリップがいつもよりも早く終わってしまい、その後の花も同じように例年よりも早い。今ネモフィラがあちこちで咲き誇っている話を聞き数年前に見た茨城県のひたち海浜公園のネモフィラをまた観に行きたくなった。ところが今週末全く別の用事で茨城県に行く予定だったので今日は別の場所にする。

 まず最初に行ったのは松田町の西平畑公園。先月も桜祭りに行きほぼ葉桜になってしまった河津桜を見た。早速移動開始。我が家からだと新湘南バイパス⇨圏央道⇨新東名を繋いで新秦野インターで下りれば松田はすぐだ。ちょっと前、新東名が部分開通するまでは246号沿いのエリアは遠い場所というイメージがあったが今では三浦半島方面よりも近く感じられるかも知れない。

 桜祭りの時は人がドッと押しかけてシャトルバスの運行もあったくらいの大賑わいだったが今日は訪れる人も少なくなんとも寂しい限り。この公園からちょっと歩いたところにコキア園というのがあり、春のこの時期はネモフィラが咲いていると言うので行って見た。

西平畑公園コキア園

 コキア園のネモフィラ畑。確かにネモフィラも立派なのだがわんこと写真を撮るとなるととても難しい。ここは早々に諦め、少し早いお昼ご飯を食べる。

ネモフィラを見ながらお蕎麦

 こんなこともあるだろうと予備の場所を調べておいたので早速移動開始。向かったのは山中湖の近くにある花の都公園。ここもネモフィラがたくさん咲いていると言う前情報を仕入れていたのだった。

 よく考えてみると山梨県に入るのは病気になってからは初めてかも。山中湖も数年ぶりだ。かつては毎週遊びに行っていた場所。

 しかし花の都公園はネモフィラよりもチューリップに力を入れていたようで写真もチューリップばっかり。しかも標高の高い山中湖周辺ではいま八重桜が咲いているくらいで今日も寒かった。

 で、肝心のネモフィラだが公園内で咲いていた。花の都は公園外の花畑が見事でこれでもかと言うくらいにいろんな花が見事に咲くのだがネモフィラは例外だった。公園内、即ち有料ゾーンでネモフィラは楽しめる。

 しかしネモフィラ畑は先程のコキア園よりも規模が小さくてそのために有料エリアに入り込むのにも抵抗感が正直あった。

 もしかしたらこんな事もあるのではと想定してもう一箇所目星をつけていた場所へと再び移動開始。場所は河口湖の大石公園

 30分ほどのドライブで大石公園には着いたがここは有名な公園だけあってものすごい人だった。公園に来た人の大半は外国人。花の都でもそうだったが日本語じゃない言葉が飛び交っている。自分でもわかったのは中国語、英語の他にもインドネシア語、タイ語、韓国語、ポルトガル語などが耳に入ってきた。

 よく見れば肝心のネモフィラは花の都公園よりもさらに規模が小さい。移動をすればするほど深みにはまる結果に終わってしまった。しかし大石公園と言えば花もそうだが富士山がとにかく有名。外国の人が多いのも間近に富士山が見えるからだと思う。

富士山をバックに、この後雲が晴れてさらによく見えてきた

 帰りは東名が渋滞していると思い道志みちを通って帰る。帰るともう何もしたくないくらいに疲れ切っていた。疲ればかりで目的はあまり達成できていないと思う。しかし病後初めてここまで長距離ドライブをジュエット(三点固定式硬性コルセット)なしでできたのは全くの無意味なことではなかったと思う。

 大石公園でごく少数派ではあるが韓国人の親子がいた。他の言語と違って韓国語はすぐにわかるし、最近は会話の内容も一部耳から伝わってくる。ラジオ講座やドラマ以外で実際に韓国語を聞くのも久しぶり。テレビなどではほぼ毎日耳にしてる言語なのに、

🧟‍♀️「おお、ライブの韓国語だ」

と妻もちょっと感激していた。写真を撮る時などの掛け声、「하나, 둘, 셋(ハナ、トゥル、セッ)」などを耳にしても、

🧟‍♀️「本当にそう言っている」

 と感激しているくらいだった。珍しいものなのかな。こういった場所で耳に届いて来る言葉というとあまり聞きたくない中国語が圧倒的に多いので韓国語は今とても耳に新しい(以前は韓国語も結構耳にすることがあったが)。自分としても以前よりずっと会話の内容がわかるようになってその辺りに面白みを感じた。

 今日は思い切って遠出をしたが実際のところは体調があまり良くなく一日中しんどい状態だった。今週土曜日はいよいよ笠間の陶炎祭(ひまつり)がある。今週は無理をせず陶炎祭が楽しめるように体調を整えておきたい■


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