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お遍路ウォーキング日記(7:十一番藤井寺へ)

【2024年1月10日(水曜日) Day 7】

  今日で十番切幡寺を打ち、札所の間が狭い撫養むや街道沿いの札所は全て打った。次の藤井寺からは札所の間は広まり、また十三番から十七番までは札所の間が狭くなる。

 徳島県の札所は十番までが密集し、十一番と十二番の間には初の「遍路ころがし」が登場。まずは札所を打ちやすく十ヶ寺まで進ませ、その後いきなり遍路ころがしを設け、十七番以降はそこそこ歩かねば札所が打てない、言うなれば練習コースのような性格をもっているところから「発心ほっしんの道場」と呼ばれることもある。

 昨日は一番寺霊山りょうぜん寺について書いたので、今日は二番の極楽寺について簡単に書く。

 極楽寺は霊山寺と同じく行基菩薩が開基し、後に弘法が訪れて修行をしている。本尊は阿弥陀如来でこれはこの地で修行をした弘法が21日目の最終日に阿弥陀如来を体得して本尊を作った物が今に残ると言われている。また境内には弘法が手植えをしたという杉の木もある。

 今現在はCovid-19の対策で納経所の位置が変わったという話を聞くが確認は出来ていない。かつては山門裏手にお土産屋と兼用の納経所があったが一時休止になったと聞いている。またこの寺には宿坊もあるのだが今現在は営業再開しているのかも定かではない。


 話はもとの切幡寺に戻す。この寺から次の札所十一番藤井寺までは歩きなら約10㎞ほど、途中吉野川を沈下橋を通って渡る。いよいよ四国巡礼も本格化するような気分になる■


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