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お遍路ウォーキング日記(152:四十六番浄瑠璃寺へ ②)

【2024年6月5日(水曜日) Day 152】

 岩屋寺から久万高原町の中心に向かい、今日で町の中心には到着。この先は進路を北に取り次の札所四十六番浄瑠璃寺に向かう。写真の道はこの先で国道33号線と合流する。

 まずはこの国道33号線まで行き、そこから三坂峠を越えて松山市に入る。10数年前三坂越えは峠のだいぶ手前でトンネルが開通して新ルートが完成、現在国道33号線はこのルートの事を指し、旧ルート(御坂隧道経由の峠越え)は重複する国道440号の番号が振り当てられている。国道33号線の新ルートは自動車専用道路となり、車とバイク(自動二輪)しか通れない。自転車、原付、歩きは従来の国道440号線しか通れない。

 写真の場所は実は交差点で、横断歩道をまっすぐに進むと(写真の左手方面に進むと)於久万おくま大師堂と言うお堂がある。

 以前に久万高原町の話をしたときにも少ししたが、この地には昔おくまという老婆がいて、弘法の世話をした。そこから弘法がおくまに何か願い事はないかと訊ねるとこの地が末永く栄えることを願うと言った。それからこの地は衰退することなく栄え、いつしかおくまの名前が土地の名前になったという。その由来ともなった大師堂がこの写真のすぐ横にある。

 今は周囲の村も合併して久万の村は大きな町となり、おくまの願いはこれからも末永く続くのであろう。国道に入ると緩やかながら上りの道が始まる■

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