マガジンのカバー画像

スマホ四国八十八ヶ所巡礼日記

368
ウォーキングアプリ「お遍路ウォーキング」による四国八十八ヶ所巡礼シミュレーション日記。その日の歩数からアプリが指し示す位置をスクショで紹介。詳細な位置情報と巡礼の思い出を書き添え… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

お遍路ウォーキング日記(118:三十九番延光寺へ ⑫)

【2024年5月2日(木曜日) Day 118】  宿毛市の平田町に入り国道56号線もいよいよ直前にまで近づいてきた。  この場所から数百メートルほど手前に「お雪供養塔」というものが遍路道の目印になっている。  土佐物語によれば応仁の乱で中村から逃げ延びて来た一条家の四代目が鷹狩りでこの地を訪れた際に土地の娘を見初めて足しげく通うようになり、そのために為政を蔑ろにした為に家老達に幽閉されてしまった。  それを聞いた娘がこの場所で身投げをした事からこの場所に「お雪供養塔

お遍路ウォーキング日記(117:三十九番延光寺へ ⑪)

【2024年5月1日(水曜日) Day 117】  札所三十八番から打戻りをし、下の加江から三原村に入り今日でやっと次の宿毛市に入る。現在地は宿毛市平田町なので次の札所はかなり近く、あと6㎞かそこらへんにまで近づいてきた。  この県道21号線を進むとJR平田駅の横に出る。そしてそこからすぐのところに国道56号線が通っている。しばらく国道沿いに宿毛方面に向かい寺山口というバス停のあるあたりを右に入って道沿いに進むと札所三十九番の延光寺の近くへ行ける。  お遍路道は平田の駅

お遍路ウォーキング日記(116:三十九番延光寺へ ⑩)

【2024年4月30日(火曜日) Day 116】  今日は雨で一日中家の中にいた。旅行疲れもあって外に出る気力もない。  昨日の時点で日記には何も書く事がないと書いてあるが今日も同じで書くような事は何もない。この日記も停滞すると途端につまらなくなってしまうのが残年だ。  明日は多少書くことも増えてくるのではないかと考えている■

お遍路ウォーキング日記(115:三十九番延光寺へ ⑨)

【2024年4月29日(月曜日) Day 115】  現在地は三原村中心部よりもやや東のあたり。県道46号線を進んでいる。この道はこの先県道21号線と合流し西へ向かう。  三原村は見た目にも小さな村でこの先村役場の近辺が中心部だがそこを通過してしまうとまた山中をしばらく進むことになる。  今日はこのくらいしか書くことがない■

お遍路ウォーキング日記(114:三十九番延光寺へ ⑧)

【2024年4月28日(日曜日) Day 114】  この日記で使っているアプリ、「お遍路ウォーキング」は時々位置情報を更新し忘れることがある。そんなわけで今日はまさにそんな憂き目に遭ってしまう事態となる。  今日の歩数は大した事はない。イベントに出店して歩く事も少なかった。  また明日。厳密には今日だが移動日なのであまり歩けないと思う。  こんな日もたまにあると言うことで。現在は三原村の中心を目指して進んでいる■

お遍路ウォーキング日記(113:三十九番延光寺へ ⑦)

【2024年4月27日(土曜日) Day 113】  思った以上に歩数が稼げだ事もありついに打ち戻しは終了。今日現在で三原村に入りそろそろ村の中心に入ろうかというあたりにいる。  実は僕自身は三原村周りで遍路道をたどった事がなく、ここから先に関しては自分で見たものではなくてルートをあれこれと調べて知り得た知識でしかない。これが宿毛線の平田駅のあたりまで続く。  簡単に書くと三原村は四国地方では最南最西の村。鉄道は通らず最寄りの駅は宿毛線の平田駅。村の中心から村営交通のバ

お遍路ウォーキング日記(112:三十九番延光寺へ ⑥)

【2024年4月26日(金曜日) Day 112】  下の加江の集落に入り現在下ノ加江川沿いを北上している。下の加江までは打戻をし、そこから三原村方面へ向かうが、その分かれ道は伊豆田トンネルのほど近くで打戻もかなりの距離をすすまねばならない。今日はその分かれ道には到達できなかった。  明日より二泊三日で琵琶湖に行く。病気で倒れて以来の関西だ。どのくらい歩けるかはわからないがこの期間はウォーキングもできないので歩数はがた落ちすると思われる。  それを考慮しても明日か明後日

お遍路ウォーキング日記(111:三十九番延光寺へ ⑤)

【2024年4月24日(水曜日) Day 111】  足摺半島東岸の窪津の集落を通過し、現在地はそこから海沿いに1㎞ほど進んだところにいる。この先この道は強制的に内陸に入り、すぐ先で海沿いと内陸へ分岐をする。遍路道はそのうちの内陸に進む。しばらくするとグリーンハイツという住宅地を横切りサニーロードに入る。その先すぐに以布利トンネルという比較的新しいトンネルを通過し下の加江方面へ向かう。  打ち戻りのためこのルートについては特に改めて書くようなことはない。行きの時の日記で紹

お遍路ウォーキング日記(110:三十九番延光寺へ ④)

【2024年4月23日(火曜日) Day 110】  今日は足摺岬の付け根あたりにある窪津漁港の手前あたりまでやって来ている。  写真を見てもわかるかも知れないがこのあたりまっすぐな道が多い。しかも比較的最近作られたような感じだ。  以前ここを通ったときにすでにこの様な道だったかどうかは覚えていない。もっと狭くて曲がっていたような気もするし、こんな道だったかもしれない。  ここでふと思い出したのが「マホーランカーブ」だ。まっすぐな道の上に「曲がれないカーブ」という名前

お遍路ウォーキング日記(109:三十九番延光寺へ ③)

【2024年4月22日(月曜日) Day 109】  今日は朝から雨が降っていて午後になっても降り続けていたためにウォーキングにも出ず。そのほかに外出する用事もなく現在地には変わりはない。  昨日は高知南西交通のとても変わった名前のバス停について書いたが今日もそのネタ。  現在地の赤礁バス停よりも足摺岬手前には「シシガコイ」というカタカナ地名がある。地名に「シシ」がつくものはたいていは「獅子」(獅子舞などの獅子に関わるもの)または「宍」(「葦」などからの転訛または狩猟や

お遍路ウォーキング日記(108:三十九番延光寺へ ②)

【2024年4月21日(日曜日) Day 108】  札所三十八番金剛福寺を打ち昨日から元来た道を下の加江まで戻っている途中。現在地はまだ土佐清水市足摺岬だ。  今日いる場所は写真ではわからないがバス停がある。名前は赤礁という。何だってそんな名前なのかはわからないがここのバス会社、高知西南交通には変わった名前のバス停が多いことでも有名。  数日前の日記にもとりあげた「トドン浜」などもまさにそうだ。変わった名前、カタカナだけの名前、難読地名ととにかくバス停が目立つ。それか

お遍路ウォーキング日記(107:三十九番延光寺へ)

【2024年4月20日(土曜日) Day 107】  今日は外出をしてかなり歩き、帰って来たところでちょうど札所に到達。札所間四国八十八ヶ所最長の行程を13日かけてようやく到達させることができた。普通の歩き遍路の場合は3日から4日かかるがこの日記では13日がかり、その分いろんな場所を細かく紹介できた。  一周目から思っていたがこの日記は普通の人のお遍路日記よりも内容が濃くてガイドの役割も僅かではあるができていると思っている。と言うのも200日以上もかけて途中どこかで長期滞

お遍路ウォーキング日記(106:三十八番金剛福寺へ ⑬)

【2024年4月19日(金曜日) Day 106】  アプリ、お遍路ウォーキングのルートでは昨日の大岐の浜の先は以布利の集落を通過するとグリーンハイツというおそらくは新興住宅地と思える場所を通って海沿いに出る。そしてそのまま足摺岬まで半島の東側を通るルートを進むようになっている。  現在地はその以布利の集落を軽々越えてしまって海沿いの窪津というあたりを進んでいる。このちょっと手前には滝があって海のすぐ横に水が落ちるトドン谷という場所がある。滝の名前もトドン滝だ。このあたり

お遍路ウォーキング日記(105:三十八番金剛福寺へ ⑫)

 新伊豆田トンネルを通過していよいよ土佐清水市に入った。札所三十八番金剛福寺のある足摺岬も土佐清水市にある。こう言えば響きは良いが土佐清水市はとにかく広大であと何日かかるかは予想もできない。  昨日の日記のカバー写真に新伊豆田トンネルの入り口が写っていたが、このトンネルの全長は約1.6㎞程ある。歩きの人にとっては修行以外のなにものでもない。  伊豆田は「いずた」とも「いつた」とも呼ばれかつては中村と清水を結ぶ「清水往還」と呼ばれる街道だったのだが「〜往還」と呼ばれる道が必