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熟すまで待って。

悲しみの5段階。

すごい勢いで失恋した経緯をポストしているアカウントと出会った。
どのアカウントかはもちろん伏せる。
おそらくお若い。学生さん?バイト先の先輩に想いを伝えたけど叶わなかった。その時の心の機微を表現したポストの言葉がとても美しくて、忘れようとしている(ようにお見受けした)様子がとてもかわいらしく見えた。
※完全な老婆心だけど。
でも、最近お姿をお見かけしない。
悲しみの5段階は、否認、怒り、取引、抑うつ、受容という5つの心理的プロセスからなってる。彼女の感情はいま、どこにあるのかしら。

行ったり、来たり。

わたしは落ち込んだ時に筆が進む。それはこの記事でも書いたけど自己調整の一環でもある。
このnoteのアカウントを開設した時もまさにそんなタイミングだったから、書きたいことが後から後から溢れていた。けど、Xとは違い、いくらか長文で書こうとすると書きなぐるだけでは間が持たない。瞬発力とは少し違う、熟すまで待つ…というか、思いも言葉も推敲する時間がいる。と、わたしは思っている。
彼女の言葉には勢いがあった。今その瞬間にしか吐き出せない思い。素敵だなと思った。
でもそれは一過性のものでいつかふっと、消えてなくなってしまう。
先輩に振られた悲しい気持ちと一緒にアカウントごと。
もう、既に殆ど動いていない彼女のアカウントを思って少し寂しい気持ちになる。失恋の痛みを乗り越えたのかもしれない。それならそれでいい。前に進めるのであればそれでいいし、やっぱり乗り越えられないと戻ってくるかもしれない。その時はきっとまた美しい言葉で語ってくれるのだと思う。


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