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母親がテレビとスイーツを好きな理由

もっと見たいテレビ番組があれば、もっと育児を頑張れると思うのに。

独身の頃は毎週見ているドラマが何本もあって、そのドラマの放送日まで指折りカウントしては仕事を頑張れた。大袈裟な私は来週は面白そうだからその日までは生きよう、と思ったものだ。(生きよう シャープ とは)
しかし現在21時から22時のドラマタイムは「絶賛寝かしつけタイム」であり、母親になった私はその時間を自分の時間には到底出来ない。寝かしつけにプレッシャーを感じたくないし、子ども(だいすきぎゅー)を付き合わせる気も全くない。
録画をして翌日昼間に見ればいいとお思いになるでせう。?
でも私は要領が悪いのか昼間テレビを見る時間がゼロに等しい。家事育児(楽しい)をしながら1時間という、まとまった時間をテレビに費やすことが出来ない。せいぜい決まった時間テレビを眺めることが出来るのは洗濯物を畳んでいる時だけだろう。(そしてそれは天気予報である)
それに昼間は、あの、えっと、大声では言えないんですけど、えぬ?えぬえいちけー?ん?E?Eテレ?ばかり、えっーと……。エヘへ。
なので見たいテレビ番組など作って、自分に期待を持たせてはいけないのだ。

育児評論家様は帰ってください!!!!(号泣)

まだ実家にいる時、よく母は何も無い日でもスーパーやコンビニでスイーツを買ってきてくれた。ありがとうと受け取るものの、正直迷惑だとも思っていた。
「スイーツは好きだがそこまで頻繁に食べる物では無い」「しょっちゅう甘い物を食べるから母は太っているんだ」
だが私が母親になった今、スイーツへの考えは180度変わった。
スイーツは非現実だ。 スイーツはアクセントだ。
スイーツ、それは君がみた光。ぼくがみた希望。
スイーツ、それはふれあいの心。 幸せの青い雲。青雲(青雲やないかい)

(ここで深呼吸)

変わり映えしない毎日に「新商品」は新しい風を吹かせてくれる。
しかも、その「新しい風」は「自分のタイミング」で手に入れられる。
新商品の発売日さえ知っていれば、いつでも手の空いた時に買いに行けるのだ。SNSで〇日から期間限定のスイーツが出るとの情報を得ると、それは必ずリツイートして全ママへ届けと願わずにはいられない。
スイーツはいつでも昨日の私とは違う私に変化させてくれる。
そう本当はスイーツじゃなくても良いのだ。極端な話、牛丼でも良い。全然良い。牛丼大好き。紅しょうが大好き。だくだく。
だが近所に牛丼屋は無いし、何しろ牛丼は量が多い。
その点コンビニスイーツ、スーパースイーツは近所にあるし、ぺろり。ぺろりで食べられる。子ども(だいすき前髪切りすぎちゃったごめんね)のお昼寝の最中に食べ終えられる。パッケージが小さいのも良い。夫に見つからないようゴミ箱の奥へと押し込める。(多分開発グループはそこまで考えて値段の割に小さなスイーツばかり出している)

コンビニスイーツ、スーパースイーツは自分へのご褒美なんかじゃない。
割高なので建前でご褒美とは呼ぶが、ただの「単調な毎日に変化を与えてくれる物」である。

以上、母親と言う生き物がテレビとスイーツが好きな理由である。
反論は認める。反論者は好きなポテトチップスと炭酸飲料を持ち寄ってうちで会議をしよう。
(夫がいない平日にね!)(お尻拭き・オムツ使い放題!どうだ!)