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深読み:ヘヴィメタルにおけるラーフとケートゥ



龍の頭と尾

今年は、辰年なので、ラーフ(ドラゴンヘッド)とケートゥ(ドラゴンテイル)について気になっています。

ラーフとケートゥは実在する惑星ではありませんが、インド占星術ではとても重要な天文学的特異点として活用されます。

天文学

天文学的な話としては、天球上の月の通り道である白道が、天球上の太陽の通り道である黄道に対して約5度傾斜しており、この黄道と白道の交差するポイントが2点あります。月が南から北へ黄道を横切る点がラーフ、月が北から南へ黄道を横切る点がケートゥ。ホロスコープ(ラーシチャート)では対向して位置します。

インド神話

インド神話では、不死の甘露の水を盗み飲みしたことで、ヴィシュヌ神に頭と尻尾の2つに断ち切られました。しかし、不死である龍はドラゴンヘッドとドラゴンテイルと呼ばれるようになりました。

ラーフ

ラーフは煩悩、物欲を表し、飽くなき現世的な欲望や独創性を表す惑星です。

ラーフが他の惑星とコンビネーションを組むとその惑星の能力を高める働きをします。いい意味で強まるか悪い意味で強まるかは、非常に判断が難しいです。

ケートゥ

ケートゥはラーフとは正反対に禁欲的で精神性を表す惑星です。

ケートゥとコンビネーションを組む惑星はその能力が抑えつけられますが、霊的に純粋な方向に向かわせたり、場合によってはマニア度やオタク度を高めたりします。

ヘヴィメタル

音楽のジャンルのヘヴィメタルは、ラーフとケートゥの両要素を兼ね備えた音楽やバンドであると思います。音の激烈さや過激さ、観客を飲み込む迫力はラーフ、一方で哲学的でファンタジー的世界観、マニアック、オタク、アングラ的、楽曲の構成美や演奏の高度さといった人間離れした精巧な機械のようなスキルはケートゥと思います。

Iron Maiden(from England, UK)

アイアン・メイデンを直訳すると「鋼鉄の処女」で、女性的な印象もありますが、これは中世の拷問器具の名前です。気になる方は、検索して見てください。

まずはバンドのリーダーで、多くの楽曲の作詞・作曲、編曲、プロデュース、エンジニアリングに関わっているMr. アイアン・メイデンことスティーブ・ハリスのラーフとケートゥについて調べました。

ステーヴ・ハリス(Steve Harris)

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・ラーフと土星が蠍座でコンジャンクション。
・ケートゥが牡牛座在住です。

バンド結成時は地下の狭いライブハウスで演奏してコアなファンを獲得したバンドの歴史を振り返ると、スティーヴの土星(大衆向け、下積み、ファンを大切にする、権力者に迎合しない)とラーフ(ガツガツした、勢いのある)の性質が影響したのかもしれません。
スティーヴはプログレマニアであることや音楽オタクでもあるので、これは、牡牛座(収集家)とケートゥ(マニア、オタク)が影響したのかもしれません。
サッカープレイヤーとしての技術力の高さもよく知られており、それは射手座に火星が在住しているからかもしれません。

ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)

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ロックバンドにおいて、ボーカリストはバンドの顔であり、エンターテイメント性や外交性もしばしば求められ、非常に重要な存在です。

スティーブ・ハリスの理想を声や顔として具現化したのが、ブルース・ディッキンソンです。

この人、高学歴で、ジェット機の免許を持ち、歴史学の教養があり、フェンシングでも優秀な成績を修めている、まさにマルチプレイヤーでもあります。その分、インタビューでは歯に衣を着せぬ言論が見られます。

・ラーフと木星が天秤座でコンジャンクション。
・ケートゥ、月、火星が牡羊座でコンジャンクション。
・火星が牡羊座でムーラトリコーナ。

ブルースの歯に衣を着せない気質はラーフと木星の影響かもしれません。
彼のフェンシングのアスリートとしての腕前は火星支配の牡羊座で火星が在住しているからかもしれません。
ブルースの計算した行動力は、天秤座に木星とラーフ、直感力とバイタリティは火星の牡羊座での高揚の影響でしょうか。

Black Sabbath (from England, UK)

オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)

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Mr. ヘヴィメタこと、「バンド時代よりもソロとして活動して成功したのはヘヴィメタル界ではオジーくらい」と言われるくらい稀有な存在です。今はもうMTVのファミリーコメディでのお茶目な姿の方が有名かもしれないですが。

・ラーフが牡羊座に在住。
・ケートゥと金星が天秤座でコンジャンクション。
・金星が天秤座でムーラトリコーナ。
・木星が射手座でムーラトリコーナ。

ダーク・プリンス、ダーク・エンペラーと称されてもその名前に負けないカリスマ性があります。本人は、何歳になっても無邪気な性格ですが、写真などで撮影すると、やはり独特のオーラがあるのですね。これはもしかして金星の華やかさがケートゥにより、異世界観として出ているのかもしれません。衝動的で攻撃的な牡羊座にラーフが在住することで、激しさや”つんのめるような”歌い方として表れているのかもしれません。
オジーの人の才能を見抜く霊的な観察眼は、まさにグル的です。彼がソロで成功したのは、バンドに抜擢するギタリストの秘めた能力を見抜き、開花させたからです。ただし、ランディ・ローズを失った時は立ち直れないかと思ったそうですが。
オジーの万人から愛されるキャラは、金星の天秤座でのムーラトリコーナ、人の才能を見抜くところは射手座、育てるところはムーラトリコーナした木星の教師的資質でしょうか。

ギーザー・バトラー(Geezer Butler)

・ラーフと月が魚座でコンジャンクション。
・ケートゥが乙女座に在住。
・木星が山羊座で減衰。

ブラック・サバスのあの胡散臭い世界観を作り上げたのが、ギーザーです。歌詞のほとんどがギーザーによるものです。胡散臭いだけでなく、政治批判などもあったりとメッセージ色も強かったです。

ブラックサバスはデビュー当時はキワモノで、それほど人気はなかったようですが、実はサバス好きだったという次世代のミュージシャンが多く、後に、グランジ、デスメタル、Kornなどのオルタナティヴ、エクストリームメタルのジャンルにその遺伝子は受け継がれていきます。メタルと呼ばれるジャンルに属するバンドで影響を受けていないバンドはいません。

パンクが現実社会での批判や憂さ晴らしなら、メタルはSF的、幻想的、神話的、哲学的など現実離れしたところに隠れ家(シェルター)を作ってくれたと言えます。ギーザーの歌詞は、現実離れした内面的なものが多く、とても抽象的です。それは、月とラーフが魚座に在住することで、月の文章能力が強められ、魚座の「彼岸」的な世界観となったのかもしれません。あるいはケートゥが乙女座在住でこれもまた物書きとしての才が備わったのでしょうか。目立たない存在ですが、実はメタル界のキーパーソンです。

Judas Priest (from England, UK)

ロブ・ハルフォード(Rob Halford)

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・ラーフが水瓶座に在住。
・ケートゥが水星、太陽、金星と獅子座でコンジャンクション。
・月が牡牛座で高揚。
・太陽が獅子座でムーラトリコーナ。
・火星が蟹座で減衰。

王者といえば、ロブ・ハルフォードもです。彼はメタル界の引っ張ってきた自負と責任があり、またアメリカでの訴訟などもあったりと、トップランナーがゆえの苦難も乗り越えてきました。
王者の風格は獅子座の太陽・金星の影響で、メタルなのはケートゥの影響でしょうか。ロブ・ハルフォード自体は、バンド時代は同じ音楽を作ることは避けており、アルバム毎に作風はガラリと変わっていました。特にメタルにコンピューターの打ち込みを大胆に持ち込んだのもジューダスでした。それは、水瓶座の象意であるエンジニアリングがラーフの飽くなき追求で強められたのでしょうか。
非常にマスキュリンなイメージではありますが、本人の内面はそうでもなかったりです。どこか中性的な雰囲気が漂うのは、牡牛座(化粧品・香水の象意)で月(女性性)が高揚、火星(攻撃性)が蟹座で減衰のせいかもしれません。

K.K. ダウニング(K.K. Downing)

・ラーフが水瓶座に在住。
・ケートゥ、金星、月、火星がコンジャンクション。
・太陽が天秤座で減衰。

ジューダスの音楽性の質の高さはKKダウニングの才能によるところが大きく、彼の水瓶座にもラーフが在住し、反対側の獅子座にはケートゥ、金星、月、火星がコンジャンクションし、どこかロブの配置との類似性も感じさせます。
イギリスのこの時代のミュージシャンの少年期は国内の経済状態から、かなりの苦労をしている若者が多く、安い賃金で劣悪な環境で肉体労働を強いられていたと言われます。オジー、ロブ、スティーヴ、トニーも同じようなことを語っています。そういった環境が、ヘヴィメタルという音楽として昇華され、また同じ立場の若者から支持をされたのだと思います。ただし、アメリカで成功するには、そういった姿そのままではウケは良くなく、ステージも大掛かりにし、本人たちもデヴィット・ボウイ的なザ・ロックではなく、「ザ・メタル」のファッションをまといはじめました。KKは親からの虐待もあったようです。2室に土星か火星があるのでしょうか?
そして、KKがジューダスから脱退して、ジューダス・プリーストの分身バンドみたいなのを作ったのは、太陽が天秤座で減衰している影響かなと邪推してしまいます。太陽の英雄性が傷つき、天秤座のバランス性も失ったのかと。

Deep Purple, Rainbow (from England, UK)

リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)

・ラーフが土星と双子座でコンジャンクション。
・ケートゥが射手座に在住。
・太陽が牡羊座で高揚。
・水星が魚座で減衰。

ディープ・パープルをメタルに分類するのは、一般的ではないのですが、リッチー・ブラックモアのイメージはどこかメタルチックです。ダークで妖艶な雰囲気があります。ただし、彼のギターの音色は完全な癒しです。至高のギタープレイです。ロックにクラシックの要素を一番盛り込んだのはリッチーではないでしょうか。のちにネオクラシカルと呼ばれるフォロワーも生み出しました。それは、双子座の多彩さと好奇心、また曲の構築美という計算に裏付けされたプレイと作曲能力が、ラーフによって強められたのかもしれません。
ケートゥは射手座に在住しており、リッチーのライヴ時での完全燃焼するプレイは射手座のバイタリティからくるのかもしれません。また、オフの時は、結構いたずら好きらしく、もしかしてケートゥの影響かもしれません。中世のジプシー音楽や黒魔術やタロット占いにも造詣が深いので、これもケートゥと射手座の影響かもしれません。

ロニー・ジェイムズ・ディオ(Ronnie James Dio)

ディオというと、漫画のジョジョを思い浮かべますが、あのディオです。人間は慣れした歌唱力で様式美というメタルのジャンルを確立しました。日本のリスナーはライブも行きますが、やはり家でじっくり音楽を聴く人も多いのでしょうか。メタルファンはクラシック好きも多いようですが、この「様式美」という言葉は、”メタルはうるさいだけの音楽じゃない”とメタルファンからの心の叫びが聞こえる概念です。

・ラーフが獅子座に在住。
・ケートゥが水瓶座に在住。
・双子座に太陽、水星、木星がコンジャンクション。
・月が牡牛座で高揚。

デュープ・パープルを脱退したリッチーがソロプロジェクトのレインボーを立ち上げ、ボーカリストに選んだのが、ロニーでした。ロニーも中世の欧州の文化に造詣が深く、リッチーとは話が合いそうです。
ロニーも双子座の惑星在住が多く、楽曲の様を構築するミュージシャンは、双子座の計算高さが影響するのでしょうか。またロニーは、Heaven and Hell、陰と陽、静か動といった対比を描き出すのも上手く、これも双子座の影響でしょうか。
王者の風格は、獅子座にラーフ在住だからか、オカルトチックなことに詳しいのは水瓶座にケートゥだからでしょうか。

Matallica (from LA, CA, USA)

ジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)

・ラーフが双子座に在住。
・ケートゥと月が射手座でコンジャンクション。

ジェイムズ・ヘットフィールドは、メタルのボーカリストを代表する存在です。カリスマ性もあり、何にも屈しない強いメンタリティを感じます。
しかし、ジェイムズは実は繊細です。特に少年期には家庭環境に恵まれず、両親の離婚や、母親が新興宗教クリスチャン・サイエンスの厳格な信仰者であったがゆえにガンになっても医療行為を受けず失った過去があります。
そのことに対する複雑な心境を、いくつかの楽曲の歌詞にしたためています。そして、大人になってからも、バンドメンバーのベーシスト、クリフ・バートンをツアー中にバス事故で失います。
ジェイムズは一時期、アルコール依存症や自身のアンガーマネージメントでも苦しみ、リハビリや治療を受けていました。
メタルという破壊的な音楽がメンタルにもたらす影響は、やはり負の側面が大きいのかもしれません。
月とケートゥがコンジャンクションすると作詞能力が高まるのかもしれません。

ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)

・ラーフが双子座に在住。
・ケートゥ、火星、太陽、水星が射手座でコンジャンクション。
・月が牡羊座でムーラトリコーナ。

ラーズ・ウルリッヒはデンマーク出身です。ジェームズに対して、あまり神経質なイメージはなく、安定して朗らかなイメージはあります。しかし、あのドラムプレイで連日ライヴをこなしていたのですから、アスリート的な体づくりをしないと保たなかったはずです。ジェイムズですら、腰を痛めて苦しい思いをしていたのですから。
メタリカはアメリカのバンドですが、Enter Sandmanの歌詞は眠りをもたらす妖精サンドマンからのインスピレーションで、ラーズのアイディアだそうです。また北欧メタルのような和音感のパートがあり、どこか欧州の雰囲気が漂います。このあたりはラーズの影響でしょうか。
ケートゥが在住する射手座は惑星が混み合っています。火星、太陽、水星がコンジャンクションし、なかなか分析が難しいです。射手座の身体配置は尻から太ももですから、八面六臂なドラムプレイに、メタル特有のツーバスは強靭な太ももから繰り出されると考えると、射手座の象意を火星が強め、正確なプレイは水星によって制御され、王者の風格は太陽の影響かなと、強引にこじつけました。

Soundgarden(from Seattle, WA, USA)

サウンドガーデンは、グランジと呼ばれるジャンルにカテゴライズされます。80年台のギラギラ系メタルバンドに対するアンチテーゼとして出てきたようなバンドの一つです。初期ブラックサバスに通じるプリミティヴなメタルの要素が強いです。

クリス・コーネル(Chris Cornell)

・ラーフが双子座に在住。
・ケートゥが射手座に在住。

クリス・コーネルもまた精神的に不安定で、ドラッグの犠牲になりました。出生時刻がわからないのでアセンダントも不明ですが、もしかすれば6室、8室あたりに凶星の悪影響があったのかもしれません。サウンドガーデンは、もちろんクリス以外のメンバーも重要なのですが、クリスのソロを聴くと、クリスがマルチなので、一人で完結しているようなところがあり、ギタリストのキム・セイル(Kim Thayil)のチャートまでは見ておりません。

Rage Against The Machine (from LA, CA, USA)

ザック・デ・ラ・ロッチャ(Zack de la Rocha)

当時、レイジの上をいく(広義の)ロックバンドはなかったと思います。メタルではないのでここにリストするのは間違いではあるのですが。

・ラーフと火星が水瓶座でコンジャンクション。
・ケートゥが獅子座に在住。
・土星が牡羊座で減衰。

政治的メッセージの強かったレイジ。マルコムX、チェ・ゲバラ、マーチン・ルーサー・キング・ジュニアなどから思想的影響を受けた政治メッセージを持つ歌詞が特徴。僕もその影響で、一通りこの革命家たちの伝記や映画を見ました。
ザックのことはあまり詳しくないので分析は難しいです。火星とラーフが水瓶座でコンジャンクションしており、水瓶座の道徳心、正義感の強さがラーフにより強められ、反権力的なメッセージとして表現されたのかもしれません。

トム・モレロ(Tom Morello)

トム・モレロは、ギタープレイに革命を起こしたプレイヤーです。ギターの革命時には、ジミヘンとエディ・ヴァン・ヘイレンが挙がりますが、トムも入ると個人的には思います。

・ラーフと金星が双子座でコンジャンクション。
・ケートゥが射手座に在住。
・火星が牡羊座でムーラトリコーナ。
・土星が水瓶座でムーラトリコーナ。

トム・モレロも、なんでバンドなんかやっているんだろうと思わせる経歴の持ち主です。後に、ザック以外のメンバーとクリス・コーネルでAudioslaveというバンドを結成します。Audioslaveはどうしてもレイジと比べてしまって、やっぱりザックがいいなぁと思わざるを得ませんでした。
しかし、クリスのファンとしては声が聴けるだけでよかったりもしました。

Linkin Park(From CA, USA)

リンキン・パークもメタルの範疇には、通常は入れられませんが、メタルの要素はかなりあります。

チェスター・ベニントン(Chester Bennington)

・ラーフが天秤座に在住。
・ケートゥ、木星が牡羊座でコンジャンクション。

ドラッグの問題は、ロックの世界ではずっと深刻で、チャスターもその犠牲になった人です。
チャスターは、バンドの創成期からのメンバーではなく、彼がバンドに入ったことで、スターダムにのし上がりました。どこか切なく悲しいメロディは、北欧のメタルの和音感も感じさせます。
出生時刻がわからないのでアセンダントも不明ですが、もしかすれば6室、8室あたりに凶星の悪影響があったのかもしれません。

マイク・シノダ(Mike Shinoda)

・ラーフが天秤座に在住。
・ケートゥと木星が牡羊座でコンジャンクション。
・火星が山羊座で高揚。
・月が蠍座で減衰。

マイク・シノダもチェスターと似た配置です。ケートゥと木星のコンジャンクションは、どのような形で芸術性や創造性に反映されるのでしょうか。当時、時代は、IT化や個人のデジタル化が進み始め、ミクスチャー(異分野の融合)が流行りでした。まさに、ミクスチャーを体現したバンドの一つがリンキン・パークでした。
マイクは日系アメリカ人で、ロス郊外にある生まれ故郷は住人の8割が白人という環境で、周囲の子供たちとの距離を感じながら育ちました。ミュージシャンの生い立ちを見てみると、少年少女時代に孤独を感じて「音楽が友達」だった人も多く、マイクもそうだったようです。
厭世のケートゥと崇高の木星が直感力の星座牡羊座にコンジャンクションしており、一人の世界での創造性を高めたかもしれません。

所感

僕は占い師でもないので、ほぼ全てが後付け、こじつけです。どのミュージシャンの私生活も素顔もほとんど知りません。

音楽という芸術作品を介してその人の才能や創造性を、一方的に分析していてみました。

ただし、なるべく多くの人のラーシチャートを見ることで、帰納法的に何からの一般則が得られたり、見るポイントがわかったりしたらいいなと思います。

外向きのラーフ、内向きのケートゥ以外では、火星支配の野心的な牡羊座、活動力とバイタリティの射手座、好奇心旺盛な双子座あたりをポイントとして見るようになりました。

バンドのメンバー同士のトラブルや確執はよく聞く話ですが、個性の強い人同士が化学反応を起こして素晴らしい作品を作り出すロックやメタルの世界は、単なる人間関係以上のものがあり、魅力を感じます。

そういう自分のラーシチャートでは、
・ラーフ、土星、木星と獅子座でコンジャンクション。
・ケートゥが水瓶座に在住しています。
・蟹座で月と火星がコンジャンクションし、火星は減衰。
・水星が乙女座で高揚。一方、金星が乙女座で減衰。

パンクよりもメタル派です。メタルの歌詞は、ファンタジックな歌詞の多い世界ではありますが、何かを抽象化していると考えると、自分で好きに具体的な物事を当てはめて解釈できる自由さがあります。あとやはりギターの歪んだ音がいいです。轟音の波に揺られるのは気持ちがいいです。





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