【詩】夏の青い夕暮れ:「感覚」
夏の青い夕暮れには、野道を行こう、
麦の穂に刺されながら、小さな草を踏みしめに。
夢心地で、足元に草の冷たさを感じよう。
帽子をかぶらぬ頭で、風が浸すに任せよう。
ものを言うまい、何も考えるまい。
それでも無限の愛が魂に湧いてくるだろう。
そうしてジプシーみたいに遠くに、
うんと遠くに行こう、
自然のただ中を-女と行くようにしあわせな気分で。
(ランボー16歳時の詩、「感覚」)
昨日、淡くやわらかい水色とオレンジと一緒に
気持ちよく眠っている空の下、
海辺を歩いていた時、