「年下に興味ないですか?」
PCに向かう私の右側から、コウキが覗き込んできた。
うすい口びるでペラッと笑う。
口角を上げて、もう一度覗き込んできた時、胸元のネックレスがさらりと鳴った。
こういう男は例外なくモテる。
しかもそれを自分で知っているから厄介極まりない。
だから邪険にしたいけど、可愛いからムリ。
横に座らせておいて、言うとおりに動くサマを、人様に見せつけたくなる子だ。
「仕事が立て込んでいてそれどこじゃないのよ」
「締め切りが近いんだから」
半ば苛ついてキーボードを打ち続けていると、大きな