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短編小説とか妄想小説

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突然浮かぶ妄想の世界をとらえて文字にしています。
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#ごめんなさい

悪いコトをしたときは

君のやったことは、まるで何の意味もない。しかも悪いよ。いいかい、君は悪いことをしたんだ。わかるよね、悪いことをした時は、どうしなきゃいけないんだっけ? 何と言わなきゃいけない? 学校でも習ったよね? この言葉をきいた瞬間、弓をキリリと引いて、狙いを定めている緊張感が、ゆっくりと彼から伝わってきた。 キリキリと引かれた弓には、獲物をし止めるための銀色の矢が添えられている。ターゲットはもちろん、わたし。 ねえ、悪いことをしたんだよ。 そういう時はなんて言うの? "ごめんなさ