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毎日のきろく

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日々の雑文です。
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2020年3月の記事一覧

石鳴り

これ、なんだと思いますか? コンニャクではありません。 うずらのたまごでもなくて 海岸で拾った石です。 私と同じように海沿いの街に 居を構えている作家さんが 「海で拾ってきた石をお鍋で温めて タオルに包んでお腹に乗せると気持ちいい」 と書いているのを読んで 居ても立ってもいられなくなり 早速石を煮込んでみた。 海岸で石を拾うのが最近の日課なのだ。 あんなに広い海岸の中から 選んで連れて帰った石だから お気に入りの形や色の子たちばかり。 お湯の中で「ぎゅっぎゅっ」と鳴

宝さがし

詩人にして古本屋を営んでいた祖父が石コレクターだっことも影響しているのか、石にとても惹かれる。宝石もキラキラ輝いていて、奇跡のような色合いが大好きだけど、石もすてき。ツルツルした平べったい石から、鳥のタマゴみたいな丸い石、赤いのからマーブル模様などなど、さまざまな形の石が海岸には転がっている。気に入った石をいくつか持ち帰るようになってから、昨日突如として「これを趣味にしよう」と思いついた。 真ん中より上にある白くて丸い石は、ペーパーウェイトにちょうどよくて、さっきまでプリン

たまにはお気に入りのカップ&ソーサーでコーヒーをいただく。

サンレス水郷

「おすすめの作業用ゲーム音楽集おしえて」と息子に聞いたらこれが来た。 …OK! なかなかステキな子に育っているじゃないか。

いい加減歩くとあるわよ

自転車(電動のママチャリ)で海岸沿いの自転車道を走ってきた。 目指すは大磯の老舗和菓子屋さんの柿ピー。 「太平洋岸自転車道」というご機嫌なネーミングのとおり、右手に海を眺めながらの天国のようなサイクリングロードだ。 二色のグラデーションがきれい。 関東の海なんてたかが知れてると思ってたけど、知れてなかった。 全然きれい。そして空気が透きとおっている。 大磯の町は電線を地下に埋め込んでいる地域が多いから、空が広くて、ゆったりとしている。文化的な香りも高く、だからといって都

麗しの模様替え(第2回)

自宅のダイニングテーブルはバブルの頃(つまりもう30年位前)に購入したチーク材で出来た北欧製のテーブルだ。何十万もする高級品なので本当なら手に入るわけなかったけど、テーブルの裏に傷があるとかで、10万円位で購入することができた。裏側なんて誰も見ないものね。ラッキーな買い物だった。 30年経過した今も味のある色味を醸し出し、作りも頑丈なので、全然ガタがこない。ヨーロッパの人はケチだから(よく言えば質実剛健)、良いものを長く使うというけれど、コップの跡とか付いていても、本当に長

一緒に冒険に出よう

わたしと22才になる息子は、一緒に冒険を楽しんでいたことがある。 息子はナイト、わたしはシーフ……そう、FFオンラインの世界で。 息子はまだ幼稚園くらいだったから、なんちゅう親だと非難されそうだけど、彼は共通言語を使って、【集まってください】【攻撃します】とかリーダー役を仕切っていた。【】の共通言語があるから、外国人とも平気でチームを組んでいた。 そんな息子からさっき、「サントラやっぱすごくいいよ」とYoutubeのリンクが届いた。サントラを聴いてたら、懐かしいあの世界の

パーマネント野ばら

電子書籍のお客様から「すっごくいい」と教えてもらった西原理恵子原作の「パーマネント野ばら」を観た。確かに「すっごくいい」としか言いようがない笑。パーマネント野ばら店の娘である菅野美穂の状況が、途中から「…あれ?」と引っかかり始め、話が進むにつれて、悲しみがどんどん伝わってきて、最後は胸にじ~んとしみる。小池栄子もすごくよかったし、彼女の演技を超えたような演技は昔から好きだ。いい女優さんだと思う。パーマ屋さんを切り盛りしている夏木マリの超カッコよくて、どうすればああいう芯の通っ