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毎日のきろく

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日々の雑文です。
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2018年8月の記事一覧

エンゲージリング

娘24才。 会社で人事のインタビューがあり、担当してくれたのは大好きな女の先輩だったらしい。その人は、娘の恋人と昔から仲良しらしく、ひと通り会社既定のインタビューが終わってから、急にこんなことを言い出したそうな。 「ちなみにプロポーズの指輪ってサプライズで渡されたい? それとも、一緒に買いに行きたい派?」 サプライズがいいと言うと 「どこのブランドがいいって言ってたっけ…前のランチで聞いたよね。ブシュロンだっけ、どのタイプ? ピンクゴールドのこれ?」 ‥‥とまぁ、仕事

エロいおとこ

爽やかでアップテンポな曲、満面の笑みで歌う様子、サラリとした風貌‥‥の星野源さんの曲がテーマソングになっている朝ドラを毎朝見ている。 「お・はよ~」で始まる本当に朝にピッタリの爽やかな曲を聞きながら、私はいつもいつも「この人いやらしい」と感じていた。風貌もサラリと無害な感じが一見するのだけど、フワフワしてそうで確固たる自信に満ちた表情が時折のぞく。あの自信はどこから来ているのだろう、光の裏に存在する圧倒的な影を持つであろう星野さんてどんな人なんだろうとネットで検索してみた。

小説の世界でもう一度暮らしたい

文章を書くのは好きだ。 敢えて「得意なコト」としてあげるとすれば、文章を綴ることだ。偉そうにいえば「武器になる」のかもしれない。 集客のための…読者の心に刺さるフレーズ、リスト集めのための効果的な単語、文章、注目を集めるコピーライト、最後のクリックまで誘導させるLPの書き方…そんなコトも学んでみたし、実際、ある程度成功することもあった。 けど、だから何。全然おもしろくない。 たとえば絵に例えると分かりやすいかもしれない。 「魔法を使うコトができた自分の有頂天さ加減」を絵

リスカと筋トレ

リストカットする人の気持ちがまるで分らなかったけど、最近、少しだけ理解できるようになった。 「体に苦痛を与えることで、心の痛みから逃れたい」のでは。 まあまあキツい出来事に対して私は、リストカットではなく、「筋トレ」という道を選んだ。一見健全な行動のように見えるけど、向かう気持ちはリストカットする人のそれと何ら変わりないと感じる。 体が苦しいと、傷ついた心から気持ちをそらすことができる。しかも体は引き締まって、見栄えはよくなるし、前向きな考えしか浮かんでこない。「何ク