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パリでエンジニアのインターンを探す方法

2月の後半から、パリでエンジニアのインターンを始めました。
インターンの求人応募ですが、日本とは異なり、所感としてはかなり厳しいなという感じでした。
学生ビザでフランスに来ており外国籍であるというハンデがあるというのはもちろんですが、フランス人の学生の中にもインターンが全く見つからないと苦戦している人もいました。
自分の経験が、今後フランスで就職を考えている方々の参考になれば幸いです。


求人応募時に用意したもの

英語とフランス語で下記の2点を用意しました。

  • モチベーションレター

  • CV(履歴書)

モチベーションレターの書き方

こちらのサイトを参考にして、ある程度テンプレートを作成し、各企業毎に一部記載内容を変更して提出していました。

  • 自身の経歴から応募企業が魅力的に感じるであろう点

  • 応募企業を志望した理由

CV(履歴書)の書き方

CVはフランス人の複数の友人に添削してもらいました。
時間がかかっても、現地の人に必ず添削してもらうことを強くお勧めします。私は、合計4回添削してもらいました。
なるべく短文で箇条書きで記載することと、数字を多用して成果を明示的に記載することを心がけました。

  • 連絡先などの基本情報

  • 言語の習熟レベル

  • 学習済み/就労経験のあるプログラミング言語と使用期間

  • 趣味

  • 学歴

  • 職歴

  • 顔写真

インターンの探し方

インターンを探す際は下記のサイトを利用しましたが、42Parisの掲示板に記載されていた企業からしか面接に進むことはありませんでした。(厳しい…)

  • 42Parisの掲示板

  • Welcome to jangle

  • linkedin

インターンの採用過程

採用過程は、大抵の企業が下記のような流れで、2~3週間程度で結果が出来ました。

  1. 応募

  2. 顔合わせインタビュー

  3. テクニカルインタビュー

  4. 採用通知

テクニカルインタビューは、その場で問題を出され、コーディング出来るかを見られました。フランス人の英語の訛りが聞き取れなくて、そこで(?)という所で苦戦することもありました。笑

インターンを探す際の心構え

インターンを探していた過去の自分へ助言するとしたら、という視点で書こうと思います。

期間を長く設けて、しっかりと準備する

フランスでのインターンは、採用に直結するのもあってか、即戦力を求めている傾向があるなと感じました。
就学中から、先を見据えて、サイドプロジェクトやバイトなどで就労経験を設けていた方が有利に働くと思います。

あとは、応募時の準備として、CVの内容充実とテクニカルインタビューの対策が挙げられると思います。
特にCVは最初の引きとなるので、何度でも修正して完璧といえるものを作ってしまうのがいいと思いました。

また、テクニカルインタビューは、leetcodeなどのサイトを利用して準備したり、学校の課題をしっかり自分で書けるようにしておくことが大切だと思います。
プロンプトがコードを生成できる時代ですが、テクニカルインタビューはガッチリ、コードを書かされます。その場でさっと書けるように文法もある程度覚えている必要があります。

フランスは夏のバカンスが長いので、6ヶ月のインターンの求人時期は偏ります。前期は特に1月の掲載数が多かったです。(後期は、9月?)
私の場合、42の掲示板から、100件近く掲載されていた応募の中から、英語での募集15件に応募したという感じでした。
この大量募集期間に間に合うように準備しましょう。

期待しない

あまり期待しない方がいいです。笑
正直、フルスタックでの就労経験があるので、余裕をかましていましたが、それでもかなり厳しかったです。
フランス語が流暢に話せないということで応募の枠は狭まりますし、同じ能力を持っていても、フランス人と日本人だったら、企業側からしたら、フランス人を採用した方がデメリットが少ないです。

なので、落ちても、気を楽に持ちましょう。笑
その人自身の能力の問題では無いかもしれません。次に活かすべき点は活かして、縁がなかっただけと忘れましょう。笑
自分を責めて、ネガティブな思考でいると、得られたであろう可能性の芽も自分で潰してしまいます。

人を頼る

社員とのコネクションを通じて、雇われるケースが多々あります。42の生徒に話してみたり、イベントを通じて人脈を広げておくことが大切です。
友人、学校関係者、生徒など、人に助けを求めること、人のアドバイスを素直に聞くというのは、慣れない異国の環境でのサバイバルスキルとして、ちゃんと身につけましょう。笑



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