ファンタジー小説/サンダーコレクター4
井戸に入ってきた雷の光は水溜まりの中に入り込んだと思ったら、様々な方向にぶつかって跳ね返っている。
キラーコメントの隙間から、その様子が垣間見れた。
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思わず、色づく。
そのあと、ドォーンという雷鳴が轟く。
振動に耐えるべく、コレクターさんたちがキラーコメントを両手で押さえている。
雷を漏らさないようにキラーコメントが増えて、積み重なっていく。
「いやーいい雷鳴だねぇ。狭い空間使って、コレクターさんたち思いも思いに自由に楽しんでいるね、ベイベー!俺も盛り上がってきちゃった♡」
ニャックが言う。
ベイベー?語尾に付けるのなんなんと思って、冷たい目で一瞥(いちべつ)をくれた。
「ルナてゃんなかなかクールだね。ちなみにキラーコメントって冷却装置みたいな機能あるから、これめちゃ冷たいよ。だから、雷に耐えれないと吹っ飛んできたり、そのまま触っちゃうと危ないからキラーコメントっていうんだけどね。ルナてゃん以上にクールなの。ははは(*ΦωΦ*)」
「ハンターは雷の電力エネルギーを採集してるけど、コレクターさんたちは雷鳴と振動が好きなのよ。」
「どれくらい採集出来たかは最後、俺が計測するから任せてね、ベイベー」
へーと思ってぼんやりと皆のことをみていた。
「今ルナてゃんはランクが一番下ね。Eランク。ランクが上がると、また出来ることが変わっていくから、随時説明していくよ。コレクターさんは雷が作成されるまでのリアルタイムの様子が好きなのよ。そして、雷の音がなによりも好きなのよ」
両手で押さえてる時に、こころなしか耳もくっつけているようだ。
コレクターさんたちの耳は、猫耳のような形だから。
「コレクターさんって一体何者なの?」
「さー、わかんないねぇ。これから色々探っていきましょ!とりあえず、雷が好きで電力作成を手助けしてくれる存在だね」
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