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【建築と不動産#01】IKEDA隊長とラクジュ本橋の不動産工務店談義

なぜ日本の住宅は資産価値が20年でゼロになってしまうか!

それは戦後、急速に急成長した日本の住宅行政、住む方の意識そして最もイケないのが住宅業界を産業化した業界の責任がある

まず行政の責任

国は高度成長期に不足する住宅をなんとか確保するために住環境より数を優先した昭和の行政が現代まで令和の現代まで引きずってしまったところでしょう。
要は成り行き主義、経済優先など住宅産業自体のこと優先して住む方々の健康や資産をおざなりにしてきたことです。

よく見るグラフ

出典:国土交通省

この見たとき日本とアメリカの住宅という資産の価値観があまりにも差があり
日本では新築がほとんどでその新築は20年で資産を失う
一方アメリカでは住宅に掛けたコストはそのまま資産とな
これはアカン!って思いますよね
欧米では住むことに対する生涯コストが非常に少なく住む=それ以外にお金を掛けられる=楽しい人生を送れる

ではなぜ欧米では住宅の資産は落ちないのか?

答は簡単!家を大事に使っているから
そして家というものを社会的インフラと捉え、街ぐるみで価値観を創り出していく意識が高い!
さらに良いものをしっかり手入れすることにより長期間使う事が出来る意識が高いからです。
要は住む方の知識や努力が違うと言うことです。

さて、最も大罪は住宅産業です!

なぜ家の資産価値が20年でゼロになるか!
それは20年で家がガタつくから!でも本来しっかり造った住宅は100年以上の耐久性があるのですがそれでは住宅産業としては成立しない!
プレハブなど工業化して住宅を多く供給すると行った戦後の復興期とは違い現代は、持続可能な社会を目指すと行っているが・・・・言葉だけです!

住宅の資産価値とは

それでも、現在新築される住宅はとても高耐久、高性能なものになりつつあります。2020年に断熱の義務化が見送られ大きな批判を受けた国交省は2025年に義務化をする。でもその断熱性能は資産価値を得られない非常に最低限のレベルですが住宅の質の底上げには大事な規制です!
そのことで日本でも今後の新築はとても期待が持てますが問題は家の資産価値を評価する仕組みが昭和のまま!とうところです!!

このままでは価値がないから価値のある家を造らないになる!

タマゴが先かニワトリが先か?
タマゴ=価値のある住宅をつくる
ニワトリ=価値ある住宅を評価出来る
この両方共が同時に進まないと日本の住宅はいつまでも資産価値のない家づくりを続けていくことでしょう!
それでは生涯に掛ける住宅のコストを下げることは難しいのだろうか?

【建築と不動産】IKEDA隊長とラクジュ本橋の不動産工務店談義#01


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