《記録》死産出産レポート① 死産確定~出産当日まで
もう死産して7ヵ月経ちました。
死産した時の気持ちは
以前記事でも書いたのですが、
出産レポートとしての記録は
まだ書いていなかったので
書いておこうと思います。
※《幸せな死産》↓↓↓
https://note.com/laivessere/n/nf820ee700aef
というのも、死産が決定してから
死産に関してググってみたけれど、
大抵『死産しました…』のみの
事後の記事ばかりで。
私が知りたいのは
実際の流れとかだったので
参考にできる記事が少なかった。
旦那さんも旦那さんで
男性立場から死産を調べても
何も参考になるものがなかった…
と言っていたので、
もし必要な方がいた時に
少しでお役に立てれば…という思いでございます。
なので、あくまでも記録。
どんな流れでした~
ってのを綴っておきます。
興味本位でももちろんOK
こんなお産もあるのね…
と思って頂ければ!!!
…………………………
要検査~死産確定まで
2021年5月中旬 3人目妊娠発覚
つわりは今まで同様。
吐きまくる。
心拍確認後、母子手帳発行。
妊婦健診もそれまでと同様で
死産の兆しなし
【7月29日】
ちょうど5ヵ月の安定期に入ったタイミングでの検診。
簡単な問診の後、エコーを見るために検診台へ。
⇒すぐに先生から
『赤ちゃんの周りに膜のよなものがあるから、
もっと大きな病院で検査してもらってください』
と言われる。
赤ちゃんの心臓は、私から見ても動いている。
私「赤ちゃんは元気ですか?」
先生「わからないので、それを調べてもらって下さい」
産院で助産師さんがそばにいる状況の元、
大きな病院へその場でアポ取り。
(向こうの助産師さんに何か聞かれたら
電話を代われるようの配慮)
⇒旦那さん同席でと言われたので、
スケジュールを合わせ翌週にアポを取る。
先生に紹介状を書いて頂いたが、
内容はもちろんわからず…
先生に言われた
『赤ちゃんの周りに膜がある』をググっても
ピンとこない。
これかも…と思ったものが
“胎児水腫”。
胎児水腫 … 赤ちゃんの浮腫み。
胎児水腫に関して調べたら
“予後は悪い”の記載が多く、
ひそかに覚悟を決める。
【8月6日】
旦那さん同伴で大きな病院へ。
紹介状を見るなり
「赤ちゃん、浮腫んでいるようなのでみましょうね」
あぁ、浮腫んでるんだ。。。
ここでもう一度覚悟。
旦那さんとエコー確認。
既に心肺停止。
先生と同席の助産師さんも心肺停止確認。
17週3日での死産が決定しました。
別室に移動し、
今後の流れのお話をして頂く。
赤ちゃんはもう亡くなっていて、
エコーを見る限り
“胎児嚢胞性非グローマ疑い”とのこと。
が、死因はあくまでも疑いのまま。
検査しないと死因は確定しないとのこと。
このまま置いておいても
自然に陣痛が来て生まれるそう。
…が、自然に置いておくといつ陣痛がくるかわからない。
数日後かもしれないし、数か月後かもしれない。
自然の陣痛を待つのも選択肢のひとつ。
もう一つは、人工的に陣痛を起こして出産する方法。
自然陣痛は感染症等のリスクもあるし、
上の子2人いるし、
早くこの世に生んであげたいと思い
人工陣痛を選びました。
出産場所は、
それまで健診でお世話になっていた産院が
死産対応可能ということで、こちらでお願いすることに。
上2人も同じ場所で生んでいたので、
助産師さんとも顔見知りで、家からも近いし、
私としては安心できました。
説明の最中に産院と連絡を取り
死産前の胎児の状況確認をしたいと
次の日に受診予約。
【8月7日】
産院にて検査。
状況確認後、病状説明を受ける。
9日夕方~入院が決定。
入院の説明もしてもらう。
ここで、疑問点を確認。
〇胎児のご遺体は、どう保存しておくか?
⇒産院で胎児用の箱を用意して下さって、
火葬まで痛まないように冷蔵庫にて保管してくれる。
火葬当日、火葬場に行く直前まで
預かってくれるとのことで、
当日、赤ちゃんの箱を入れる袋だけ持参すればOK
〇火葬の手配のタイミングは?
⇒退院してからでOK
※数週が大きいので、火葬が必要とのこと。
〇何か用意するものは?
⇒赤ちゃんに着せたいものがあれば
持ってきてとのこと。
私の場合、
数週が小さすぎ&浮腫みがひどく
着替えが困難な可能性があるため、
検査した病院で頂いた、死産児ちゃん用の
超ミニミニロンパースを着せてもらうことに。
ここで病院からも確認。
「旦那さん、出産立ち合いどうします?」
…ん?!?!?!??!
死産でも立ち合い出産できるの?!?!?!?!
⇒今はコロナで
そもそも立ち合いをしない産院が多いけれど、
コロナ禍でも立ち合いOKの産院なら死産も立ち合いOKらしい。
えーーーー
旦那さんに聞いてみます。
死産立ち合いは多いか聞いたところ、
そもそも死産が少ないけれど、
立ち合いは少ないっぽい。
【8月7日~9日夕方まで】
普通に過ごす。
夏休みに入った親戚の子どもたちも一緒に
地元の夏祭りにいったり、
普通にお風呂も入ってご飯も食べて、
いたって普通に過ごす。
つわりはまだある。
お腹の中にいるうちは
つわりが続くもんなんだな、私の場合。
赤ちゃんとこうして過ごせる時間が
大切だなと思いながら、
夏祭りを楽しむ。
その間に
旦那さんは出産に立ち会うか聞いてみる。
悩んでたー!
そりゃそうだ。
母親の私でさえ、
生まれてきた赤ちゃんを
かわいいと思えるかわからんからな。
浮腫みがすごいっていうからさ。
覚悟はいるかもね。
だから、本当にどっちを選んでも良いと伝えました。
数日考えて、
『立ち会う』と返答が。
「立ち会って、赤ちゃんが生まれたら私が先に見てみて、
これなら茂ちゃんが見ても大丈夫と思える状態なら
赤ちゃん見てね」と私。
死産の場合、お母さんでも
生まれた子どもを見れない方もいるそうで。
すんごい気持ちわかる。
多分ショックすぎる。
見ない方がいい人もいる。
私は見てあげたい。
でも、それを茂ちゃんに強要するつもりはない。
だから、当日生まれた様子で
赤ちゃんを見るかどうか決めてもいいからねと
話をしました。
【8月9日 入院~】
産院まで送って行ってもらう車の中で
なぜ立ち合いを選んだのかを聞いた。
そうしたら、
出産の痛みはどれほどのものなのかを
3人目を妊娠してから調べたらしく、
とんでもない痛みということが
今さらわかったらしい。
その痛みを私に独りで経験させたくない
…という思いで、立ち合いを決めたそう。
…私、2人産んでる…
その出産、2回とも立ち会ってたじゃん…
その時は何だったの…
とか、ツッコミつつ
痛みを独りで経験させたくないという気持ちは
めちゃくちゃ嬉しかったし、いい男やなと。
ただ、出産予定日と出産予定時刻に
どうしても外せないし調整できないアポが被っているから
立ち合いに間に合うかな…という状況。
まぁ、間に合わなかったら
赤ちゃんがそれを選んだってことだし
それはしょうがないよね。と話しをしながら
入院しました。
9日 夕方 入院 ⇒ その日のうちに1つ目の処置
10日 朝 2つ目の処置(陣痛誘発剤投与)⇒ 午前中 出産予定
死産レポート② 出産当日 へ続きます。
《記録》死産出産レポート②入院当日~出産後|【Laivessere】Lyhyk 宮下愛 #note https://note.com/laivessere/n/n4c642de2b4f7