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神保町で、共同書店の棚主を始めます

お疲れ様です。先週脱出ゲームを作ったので、次のゲームの構想を考えるまでのつなぎ・勉強としてudemyの動画教材を見ていたのですが、途中で動画で書いていないコードが出てきて「?」となってしまった、星凪樹です。

多分「この作り方教えてくれ!って来たから、追加で紹介しよ!」みたいな感じで、本編とは別に作ったのでしょうが、なんというか、見る人に優しい作りにしてくれよ!と思いました(;´Д`)

さて、今回は「共同書店の棚主を始めます」というお話です。アイエェ!ナンデエェ!?


そもそも共同書店とは何か

さて、そもそも共同書店(「シェア型書店」)とは何でしょうか?一般的に街中やショッピングモールにある書店とは、何が違うのでしょうか?

こちらについては、以下のサイト様で詳しく紹介していますので、詳細はそちらを御覧ください(相変わらずの手抜き

……あまりにも別のサイト様におんぶにだっこというのもあれですので、自分の言葉で噛み砕いて説明すると「お店のスペースをレンタルして、自分の好きな本や買った本を販売することによって、間接的にお店の運営に携われる書店」ということになるでしょうか。

似たサービスとして「レンタルショーケース」がありますが、そちらは主にアニメやゲームグッズ、アート作品などを扱う形態ですので、共同書店はその書籍版、ということになると思います。


何故、棚主を始めることになったのか

さて、では何故、このタイミングで棚主(共同書店では、スペースをレンタルした人を「棚主」と呼称します)を始めることになったのか。一言でいうと「巡り合わせ」でしかないのですが、自己の振り返りを兼ねて経緯を書きたいと思います。


PASSAGE by ALL REVIEWS、PASSAGE SOLIDAとの出会い

まずは、私が今回棚主を始めさせていただく共同書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」(以下「PASSAGE」)及び、その新店「PASSAGE SOLIDA」を知るキッカケから書かせていただきます。

始まりは、PASSAGE さんの以下のポストを見たことでした。

秋葉原の隣駅は浅草橋にあったギャラリー、パラボリカ・ビスで展示を拝見して以来、陰ながらも応援させていただいた人形作家、中川多理さん。今までの人形写真集などはほぼ全て購入させていただいておりました。

しかし、最新コラボ歌集である『人形歌集 羽あるいは骨』はこの時点で未購入。主に金銭事情が芳しくないという現金な理由ではありましたが、どうせならサイン入りが欲しいのがファン心理というもの。

「ここを逃したらもうサイン入り買えないかも……」という、謎の焦りが脳を支配し「どうせ買えなくなるなら今買っておこう!」ということで、学校終わりに PASSAGE さんを初訪問しました。

ですが、訪問時は完売してしまっていたため、後日再入荷したタイミングで再訪問し、無事に購入成功。その後、三階にある系列店であるカフェ「PASSAGE bis!」にて優雅にお茶を飲んでいたところ、新店「PASSAGE SOLIDA」の開店を伝えるフライヤーが目に入りました。

この男、ノリノリである

その時は「ほへー、なんだか面白そうなことやってるなぁ」と感じるだけでしたが、数日後、Xのポストを見て改めて調べてみたところ「なんやこれ!安いやんけ!」と激震が走りました。

「入会金¥13,200、毎月月額料金¥5,500~」という、失業保険で生活している自分でも支払えるレベルの金額で、神保町に自分だけの本棚を出店できる!しかも大通り沿いに面した素敵空間で!この時点で、私のハートはガッチリと鷲掴みにされ「神保町で本を売る」という、今まで全く思いもよらなかったアイデアが脳内で形になったのでした。

この記事を書いている時点でまだ中に足を踏み入れてすらいないのですが、めっちゃオシャレじゃないですか?ワイトはそう思います


ちょ待てよ(キ◯タク風に

しかし、そうは言っても多少の悩みはありました。私のモチベーション(いつか管理しきれなくなって、飽きてしまうのでないか?)や取り扱う本(私はサブカル系の小説や漫画など、あまり認知度が高くない作品が好きなので、ちょっと他の人達との毛色が違うのではないか?)など、細々とした悩みはありましたが、中でも最大の悩みだったのは「自分が何の肩書も持たない、一学生、一失業者に過ぎない」という事実です。

PASSAGE さんの棚主紹介を見ると分かるのですが、やはり棚主さんは何かしらのクリエイティブな活動をされていらっしゃる方が多いです。漫画家、作家、写真家、編集者……その他にも書店や出版社、読書団体など、思わず尻込みしてしまう、錚々たる方々が名を連ねていらっしゃいます。

対して、自分は本を書いたことすらロクにない、強いて言えば同人誌を少し書いただけのド素人。そんな自分が好きな本を並べたくらいで、誰が手に取ってくれるのだろうかと……


人生はいつも準備不足の連続だ(by エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

ですが、自分は直感的に「やろう!」とか「欲しい!」と思うものを見たり聞いたりすると、そのことがずっと頭から離れない性格なのと「この機会を逃したら一生機会は訪れないのではないか」という不安感、お手頃価格で借りられる棚は今後ドンドン借りられてしまうという事実。

そして何より中・高校生時代に大好きだった漫画『魔法先生ネギま!』の登場人物である、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの以下のセリフが頭に浮かびました。

人生はいつも準備不足の連続だ 常に手持ちの材料で前へ進む癖をつけておくがいい

『魔法先生ネギま!』エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

結局、人生は何事も「やったもの勝ち」なのです(もちろん不正はダメです!)いくら機を窺っていても前へは踏み出せず、準備不足だろうがなんだろうが、結局やるかやらないかなのだ。そう結論付けて、新しい世界に飛び込むことにしました。

実際にはその他にも学校の先生に相談してみたり(「行き詰まったら止めればいいだけならやってみた方がいいよ」と温かい言葉をかけてくださいました)今後就職する際に、面接のネタにもなりそうだという打算的な部分もありますので、全部が全部カッコいい動機でもなかったりしますが……w


屋号について

さて、棚主として出店するとなれば、屋号(店名)を決めなければなりません。最初は「無名の人物が出すのだから、シンプルに『無名書房』(どうでもいいですけど「書房」っていい響きですよね)がいいんじゃないか」と考え、実際そう申し込んだのですが、申し込んだ後にエゴサをしてみたところ、同名の書房がかつて吉祥寺にあったことが判明。まさかないだろうとは思うのですが、混同されることが万に一つもあっては申し訳ないということで、早々に変更することにしました。

しばらく考えた末、私がコミックマーケットにサークル参加する際のサークル名「七夕星」から取って「書肆夕星」(どうでもいいですけど「書肆」って(ry がいいんじゃないかということで、エゴサをしてみたところ、意外や意外、特に被りがなかった(「夕星文庫」や「夕星社」はあったのですが、「夕星書房」などは見当たらなかったです)ため「書肆夕星」で確定となりました。

夕星は別名「宵の明星」、夕方の西の空に見える金星を指します。最初に配架する本の中に、星に関係する本は特にないのですが、いずれ星に関係する本を配架してもいいかもしれませんね。

まだ配架していないので何も登録されてはいないのですが、PASSAGE さん内の自分の棚の本はこちらでも登録されますので、よければチェックしてみてください!


X・noteアカウントについて

私個人としては「SNSでは複数アカウントを作らない」というのが基本的なスタンスなのですが「書肆夕星」として配架した本などを紹介したいと思っている関係上、フォロー・フォロワー層が現在のメインアカウントとはまるっきり違うものとなることが予測されるため、以前凍結祭りがあった際に作るだけ作っていたサブアカウントを使い、独立したアカウントとして分けることにしました。

こちらでは、読んだ本や購入した本、配架した本や神保町への出没報告などを呟いていこうと思います。読書が好きな方はフォローしていただければ幸いです。

また、配架した本については本noteでも紹介したいと思います。こちらについては特にアカウントを分けたりせず、題名に【書肆夕星】と付けて区別する予定です。noteも今後フォロワーを増やしたいと考えたいと思っていますので、よろしければフォローしていただければ幸いです。


最後に

ここしばらく、積極的な読書からは遠ざかってはいましたが、本は私を支える源泉の一つであり、もしできるなら本に関わる仕事をしたいと思ったこともありました(宇都宮では生活がままならず、都内に来てからは学校に入ってしまったので、しばらく忘れていましたが……)

それが、ひょんなキッカケで、少し変わった形ですが実現できることになり……私自身ビックリしています。今年は就職活動の他、様々な活動(ゲーム制作・同人誌制作・単発バイト・etc……)を行うため、大変ではありますが、頑張って運営していきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

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