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【ライブ感想】ALI PROJECT / TOUR 2023「人生、天気晴朗ナレドモ波高シ」 豊洲PIT

4月7日(金)に行われたALI PROJECT様(以下「アリプロ」)のライブ『ALI PROJECT / TOUR 2023「人生、天気晴朗ナレドモ波高シ」 豊洲PIT』に参戦してきました!

当日は全国的に雨模様だったのですが、携帯性を考えて折りたたみ傘で行った結果、出かけて早々に強風で傘の骨が裏返って、「うひゃー!」って感じでしたw 電車移動だったので、結果としてずぶ濡れになったりとかはなかったので幸いでしたが、まぁ無理せず普通の傘で行ったほうが良かったですね(;´Д`)

※過去曲については、初出のアルバムを明記していますが、間違えていたらごめんなさい(;・∀・)その際はコメントで指摘していただけるとありがたいです!後、曲の感想は割とフィーリングで、好き勝手言ってますので変なこと言ってたらすいません(;´Д`)

有志の企画で飾られていたフラワースタンド!アリカ様のイラストが可愛い(*´ω`*)



全体のセットリスト

1.絶途、新世界ヘ
2.アタシ狂乱ノ時代ヲ歌ウ
3.万花繚乱姥桜
4.地獄の季節
5.密林ヨリ応答セヨ
6.野性双生児
7.Animals on the Earth
8.NON-HUMAN
9.STILL ALIVE
10.GOD DIVA (A級ヒットパレード~30th Anniversary Live version)
11.夜半曇天晴レテ月蒼シ
衣装替え
12.80秒間世界一周
13.東方情景未見聞録
14.見ぬ友へ
15.瓦礫ノ子守歌
16.戦争と平和
17.美シ国ノ四季ハ夢ム
18.陸と空と海と
19.天気晴朗ナレドモ波高シ
アンコール
20.誰ソ彼パピヨン回廊
21.日出づる万國博覧会
22.Café d’ALIで逢いましょう


個別の曲の感想①

1.絶途、新世界ヘ

前奏はホラー的で、メロディは行進曲的な感じ。イメージは雑多だけど、メロディラインは複雑怪奇ではないので、とても聞きやすい一曲。歌詞は最初は和風ホラー感があるような気がしたけど、途中から勇壮な感じが出てきて、最後はシットリと終わるという、なんともアリプロらしい一曲。


2.アタシ狂乱ノ時代ヲ歌ウ

初出:『Belle Époque』(2021年)
前回のアルバム『Belle Époque』の一曲目を飾っただけあって、とてもサビに勢いがあって個人的に好きな一曲。「Wow Wow Wow!」が気持ち良すぎるんじゃ……w 歌詞の内容も、混沌とした令和日本を皮肉ったような感じで、中々パンクな感じがして良きです( ̄ー ̄)bグッ!


3.万花繚乱姥桜

出だしからBPM早めなメロディで、「こういう曲が欲しかった!」って思った一曲。アリプロの曲をカラオケで歌うと、ちょっとBPM低めだったり、途中で長めの間奏が入ったりして、知らない人のいる時に歌うと冷や汗物なんですよね(;´Д`)(そもそも知らん人の前でアリプロ歌うなよ

姥桜は「若さの盛りを過ぎても、なお美しさが残っている女性」という意味らしく、歌詞もまんま「熟女だけど、まだ私は美しいわよ!」って感じ。個人的に今回のアルバムの中で一番カラオケに入って欲しい一曲。

※DAMに入ってるらしいです!

万花繚乱姥桜(DAM★とも)


4.地獄の季節

初出:『Avenger O.S.T.』(2003年)
カラオケで歌う度に、サビの「aller a la chasse」の部分が「らっしゃっせー」って聞こえて、フフってなってしまうのは私だけでしょうか……💦
もう20年前の曲ではありますが、色褪せない名曲ですねー。『Avenger』というアニメの挿入歌ですが、退廃的な雰囲気がアニメ本編とBEST MATCH!していて最高です。6年ほど前にバンダイチャンネルで本編は見たのですが、もうすっかり記憶の彼方なので、時間を見つけて見直したいですね。


5.密林ヨリ応答セヨ

曲名の「密林」のせいで、どうにも過去のアルバム『汎新日本主義』通常版のジャケットが、何故か自分の中のイメージ画として出てしまう曲。

歌詞は残留日本兵の心情をイメージしているらしいです。サビの終わりのジャングルビート?っぽい部分が好き。ポコポコポコポコ。


6.野性双生児

初出『贋作師』(2012年)
ここ最近のライブでは滅多に聴けなかった曲(というか、10年振りくらい?)小説『ジキル博士とハイド氏』をモチーフにした、二重人格に苦しむ様を表現した歌詞がお見事。ちょっとワイルドな感じだから、『密林ヨリ応答セヨ』と繋げたのかな?


7.Animals on the Earth

初出『Poison』(2009年)
こちらは前述の『野性双生児』より、更にレアかもしれない一曲。収録アルバム名が『Poison』(まんま「毒」)なのに、歌詞は生命賛歌という、珍妙な感じはしつつも、その歌詞が歌詞故に未だに似た曲がないのは流石。カラオケで歌うと大変(特にサビの部分!)だけど、リズムに乗れるとかなり気持ちいい♪


8.NON-HUMAN

アリカ様もパンフレットで仰っていた通り、メロディは普通の洋楽っぽい曲w歌詞はちょっと暗い感じですけど、普通にダンスナンバーで使われてもおかしくないなーって感じの、なんともアリプロらしからぬ感じ。でも、歌詞が聞き取りやすくて、個人的にとても好きな曲です。


9.STILL ALIVE

ゆったりとしたメロディ、ギターとベースとドラムのバンドサウンド、アリカ様の浮遊感のある歌唱が、まるで宇宙に揺蕩うが如き印象を残す一曲(謎の玄人感)全然メロディは違いますが、昔のアルバムの曲『空宙舞踏会』を聴いた時と印象がダブりますね。

歌詞も最近のAIの発展に対するアンチテーゼ的歌詞で、人間の感性はまだまだAIには負けないなって感じました。


10.GOD DIVA (A級ヒットパレード~30th Anniversary Live version)

昔のバージョンよりも、更に魔笛部がマシマシで、何だか聴いているこっちまでハラハラしてきてしまう一曲w これを生ライブで歌い切れるアリカ様ってやっぱバケモノですわ……!

こちらの音源は今回のアルバムの通常版にしか収録されていないので、限定版と通常版、どちらかしか買えないような私にとっては中々歯がゆい感じです……(いつもなんだかんだ限定版を買ってるので)


11.夜半曇天晴レテ月蒼シ(instrumental)

ギターとベース、そしてまるで月夜を思い起こさせる打ちこみが印象的なインスト曲。パンフレットで書かれている通り、エンドロール時に流れているような、しっとりとした感じがたまりません。


個別の曲の感想②

12.80秒間世界一周

曲名からジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』を幾らかモチーフにしているのかなと思ったら、ドラマ版の方が発想の原点なのですね。自分はドラマを全く見ないので、そもそも存在にすら気づかず……

歌詞の雰囲気的に「色々な場所に行って、まだ見たことのない物を見る」という感じなのですが、「曲名の『80秒間』ってそういう意味なのね!」と妙に腑に落ちるラストなのでした。


13.東方情景未見聞録

初出:『汎新日本主義』(2010年)
エキゾチックな感じの前奏といい、中東的なメロディ、独特な歌い口と特徴的な要素が多すぎる一曲。この曲も久々にライブで披露なのかな?今回のライブは、けっこうマイナー曲が多いので始終驚かされた気がします。


14.見ぬ友へ

初出:『令嬢薔薇図鑑』(2013年)
この曲は自分の中では馴染みは薄いのですが、『東方情景未見聞録』と曲の要素は似ているんですね。こうして2曲連続で聴くと改めて気付く不思議。この曲も久々に披露な気がします!

ちなみに、ドラァグクイーンのおりぃぶうさんはこのコーナーがお気に召した模様です。


15.瓦礫ノ子守歌

今回アルバムは会場で買ったのですが、帰ってアルバムを通しで聴いた時に、曲順が『STILL ALIVE』の次曲なためか、「あれ?いつの間にか曲変わったの?」って錯覚に襲われた一曲w静かな感じで『STILL ALIVE』が終わって、また静かな感じで本曲が始まるので、同じ感想を抱いた人もいるのでは?

歌詞のイメージとしては過去曲『戦争と平和』と似たイメージではありますが、こっちの方はより母性的というか、曲名の通り子守歌を連想させるゆったりとしたメロディに仕上がっていますね。


16.戦争と平和

初出:『EROTIC & HERETIC』(2002年)
個人的に、アリプロ楽曲十指の中に入る名曲です!まだ小学生高学年、もしくは中学生になったばかりの頃、この曲を聴いて衝撃を受けた覚えがあります(*´ω`*)
特に好きなのはCサビですねー。これまでのメロディが止まって、アリカ様の歌声と伴奏だけになり、そしてまた1段音が上がる構成!歌詞のテーマも深くて、「なんでこれ流行らないの?」と思った幼き日の自分よ……w


17.美シ国ノ四季ハ夢ム

毎度アルバムには一曲は入っている、ワルツ調の曲。前回のアルバム『Belle Époque』に入っていた『令和燦々賛歌』が曲名通り「令和」をイメージした曲ならば、今回は「四季」をイメージした曲になっています。

美しいメロディ、美しい歌詞、そして美しい歌声……これ以上言うことはない気がしますwこんな美しい歌詞が書けるなんて、やっぱ本当に天才なんやなって……


18.陸と空と海と

初出:『快楽のススメ』(2015年)
自衛隊の応援歌的な歌詞で、けっこうライブに頻出している気がしますねwカラオケでも歌いやすい部類(声を出しやすい的な意味で)なので、私自身もけっこう好きです(*´ω`*)


19.天気晴朗ナレドモ波高シ

アルバムでもライブでも「ようやく出やがった!」って感じのあるタイトル曲ですw曲名の由来が、まんま日露戦争の日本海海戦で発した電文に由来するので、歌詞含め勇壮なメロディに仕上がっていますね(特にサビ)

……それにしても、Bメロの最後「奮え 奮え」が「フレー フレー」に聞こえるのは私だけ?(;・∀・)


20.誰ソ彼パピヨン回廊

「今回のアンコールなんだろうねー」と友人と話していたら、何やら聞き慣れない前奏が!「なんだなんだ!?」と思っていたら、アリカ様が塚原音子(『誰ソ彼ホテル Re:newal』の主人公)のコスプレ?で現れて、「そういやこの曲あったわ……!」ってなった一曲!

最近のゲームタイアップ曲は正直あんまり聴いておらず、この曲もその例に漏れず今回初めて聴いたのですが、作品の舞台になるホテルや、主人公塚原音子の服装が大正ロマン的な感じなので、ものすごくアリプロの世界観とマッチしていて、普通にタイアップ曲としてではなく、単体でリリースされてもおかしくないいい曲だなと思いました(*´ω`*)

ちなみに、ライブ後自分もプレイしてみようと思って、インストールだけはしたのですが……このnoteを書いている現在、まだ一回も起動させていません……orz


21.日出づる万國博覧会

初出:『Belle Époque』(2021年)
前回旗をフリフリするのがお気に召したのか、去年のライブに続けての披露。自分は今回お金がないので旗を買う予定がなかったのですが、友人がわざわざ一本買って、プレゼントしてくださいました!その節は本当にありがとうございました!!


22.Café d’ALIで逢いましょう

初出:『Belle Époque』(2021年)
ラストはこちらも前回のライブと同じく、この曲!まぁ歌詞の世界観が、これまでのアリプロの集大成的な感じなので、逆にこれ以上トリを飾るに相応しい曲もないのですがw

この曲、全体的に穏やかなメロディなので、聴いていて本当に温かい気持ちになるんですよね。「これから先も大変なことは色々あるけど、また次もここに来たいな」と素直に思わせてくれる、そんな良曲です。


まとめ:過去一でまとまりがあった良ライブ!

改めてセットリストを見直すと、数曲ごとにコンセプトというか、雰囲気を固めていて、全体的にかなりまとまりがあったと思いました。

その分、選曲がマニアックになりがちで、『聖少女領域』や『勇侠青春謳』などの、アニソンが好きな人なら分かるであろう曲がないのは致し方ないところではありますが(;・∀・)

7月には「A級ヒットパレード〜絶途新時代」と題して、人気曲の詰め合わせライブをやるらしいので、そっちではまた、アリプロメジャー軍団が聴けると思います。豊洲PITは若干遠いので、そろそろ他の場所でやって欲しいと思うことしばしばですが、何はともあれ、楽しみです(●´ω`●)

前回のライブの際も感想記事を書きましたが、あの時は時間がなく、曲ごとの感想などは書けませんでした。やってみて改めてわかりましたが、まぁ大変ですねこれ……(;・∀・)

今回の戦利品。友人がお高いチケットを当ててくれたので、色々盛りだくさん!
帰りも雨で、けっこう難儀しました……顔の部分はモザイク処理済みです。

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