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ヤクルトを腕力だけで開けて飲みたいグランプリ。通称、Y-腕グランプリ。

七月。日本国内か国外いずれかに置いて。ヤクルトを腕力だけで開けて飲みたいグランプリ。通称「Y-1グランプリ」に向けダンベル片手にトレーニングをしようとしている人間が居た……。

出場者情報

インタビュー

ーなんで、本大会に出場しようと思ったんですか?

冷螺「いや、いつも思ってたんですよ。ヤクルトっていちいち蓋を剥がすのがめんどくせぇって。しゃらくさいでしょ、あの作業。最初は普通に剥がしてたけど、途中から飽きて爪で真ん中にでっけぇ穴開けて飲んだましたからね。やっぱりずっと反骨心があったんですよ、あの蓋に」

ー本大会の存在を知った時はどう思いましたか?

冷螺「そりゃもう飛んで喜びました。ずっと思ってた夢を叶える最高の場所が向こうからやってきたんですもの。そりゃね。やっと報われるって、こんな日があるんだって。嬉しすぎて疎遠だった親に連絡入れましたからね(笑)」

ー本大会はどういった戦法で立ち回る予定でしょうか?

冷螺「ちょっと待ってください。実際に描いてみます

冷螺「要するにこうして
こうですかね」


ー分かりました。本戦が始まる前に最後に一つだけよろしいでしょうか?

冷螺「どうぞ」

ー素人質問で恐縮ですが、それの何がいいんですか?普通に剥がせばいいのではないでしょうか?

冷螺「……………。」

……。

うっせ。うっせ。知らね知らね。

茶番は終わりだ。

理由とか必要性とかねぇよ。なんだぁ、オイ。肩幅でけぇ、コラ画像作っとけ。

大体なぁ、こんな小規模な行動にそんな大仰なモノ、付いてくるわけないだろ。

でも、やってみたいんです。出来るかもしれないというだけでやらずには要られない。定期的に突拍子もない事をやってみたくなる。そういう生き物なんですよ、人間ってのは。

ほら、トムブラウンみちおとかそうでしょ。ナカジマックスと同じ原理です。

よし。

だからやらなくちゃ!面白そうならやらなくちゃ!意味ないとかない!できっこないなんてない!やらなくちゃ!やらなくちゃ!やってみせなきゃ!できっこないをやらなくちゃ!!!

うおーーーーーーーーーー!!!!!、!、!

君なら〜ララランララランラ。ララランララランラ嘘じゃないよ。

出来るぞ!出来る!変えろ!変えろ!つきぬけろ!!!!!

         歴史を塗り変えろ!!!
         !!!!!!!!!!!



無理だった。このゴム手袋みたいな部分の膜が全然破れない。


腕力だけじゃ多分無理だ。っていうか、そういうのを出来ないようにする為に存在しているんだろうなこれ。

普通に飲みましょう。それがいいです。

サンボマスター/できっこないをやらなくちゃ






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