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人材確保に向けての考察

ジムにいます。筋トレを始めてから体つきが変わってきた。そして頭がクリアになってきた。小さな事からイノベーション。今は種を撒く時期なのだろう。

トヨタイムズを観ていて

Youtubeでトヨタイムズを観ていた。寝起きの頭がぼーっとしている時だったが、これで記憶に残っているという事は、自分なりに「おっ!」という興味を持った時だと思う。

労使間での会議の風景。経営者側と労働組合側で席を向かい合って意見交換をしている。両陣営ともに危機感をもって会議に臨んでいたのが印象に残る。

トヨタに就職した若者が離職している

トヨタに就職した若者が「こんなハズではなかった」と離職しているという。そのことに問題意識を労使間で共有して意見交換をしている内容だった。だから両陣営とも危機感を抱いている。

金銭面での離職ではないというのが両者の見解。仕事内容において理想と現実のギャップがあるという。それぞれの見解を話していた。しかも会議での向き合い方はディベートではなくディスカッションで行われている事が新鮮味を増し、更にそれが崖っぷちな感じを受けた。

そこで話されている内容。将来のある若者がトヨタに入社して直面する現実が、部署間の調整ということだった。アイデアは豊富にあるのに部署が違ったらアイデアを実現するのは難しいというのだ。部署で役割分担があり、他部署に意見をするという事の難しさが課題としてあがっていた。上司部下の意見交換でも難しいのに、他部署となれば更に難しい。そういった日本企業特有の分業制が、やる気のある若者のアイデアを実現不可能にさせて、若者のモチベーションを消耗させてゆく。たぶん、おおよそこんな説明で合ってると思う。

離職した若者は、理想を求めて会社を去ってゆく。「一から作りたい」「自分のモノづくりがしたい」と会社を去ってしまう。そんな若者はどこへ行くのか?その調査もされていて会議のなかで触れられている。離職した若者が選んだ再就職先はスタートアップ企業だというのだ。

スタートアップ企業を選択する理由

スタートアップ企業とは、創業3年ぐらいの若い会社で、今はまだ価値のないところに新しい価値を作る企業。つまり新たにマーケットを作りだす企業。

「世の中に新しい価値をプラスして人びとの役に立つ」

既存のサービスの延長線上にあるサービスを展開するのではなく、顧客のニーズを掘り起こし今までになかったサービスを新たに開発し提供する企業のことをスタートアップ企業という。

世の中の既存サービスから離れて、新しい流れを作り出す。小さなイノベーションから大きなビックバンへ。そこでの必要な人材はマイノリティーな人材であり、個を強烈に発揮する人材であり、パーソナニズムな流れに沿った人材になってくる。

個々人主義は今や時代の流れであり、SNSの普及で個人がアウトプットすることに価値を求めている時代。ゆえに仕事でも自分のアイデアをアウトプットしようとする。だがしかし、組織的な弊害で実現できないならば、自己実現の出来るスタートアップ企業を選択することは必然なのかもしれない。

ここで自分のアイデアを実現でき、新しい価値を提示しマーケットを作り出す事が出来れば、企業は短期間で大きく業績を伸ばす事が出来る。競合他社がいないぶん独走状態だからだ。

それゆえに、個人ひとりひとりのアイデアやスキルが大きな価値を持つ。その価値を具現化する体験こそが仕事の価値であり、その環境に身を置いて仕事に向き合うことこそ自己実現につながる選択だ。若者たちが求めている事はそういうことだ。時代は変わったのだ。若者たちは金銭以外の価値を求めはじめたのだと思う。

選ばれる企業になるには

こうした時代にあって、若者たちが求める価値を実現する社風。これを作るのが選ばれる企業という基準であって、人材確保という観点でこれらをクリアすることが最優先事項だと感じている。

若者たちそれぞれが自分のアイデアを実現させるためのチャレンジ精神を推奨される社風。失敗も含めて成功へのデーター(実証実験)として扱い、失敗の責任を個人に負わせず、チャレンジそのものが評価基準として在る社風。

そんな会社でのチャレンジ体験が社員にとっての価値であり、先人や先輩たちが作り上げてきた会社の既存モデルを躊躇することなく随時見直しすることが当然としてある。そのために新しい価値のあるサービスを生み出し続ける会社。そんな社風にすることが、若者たちが求めている事であり、これからの時代に合った企業となるのだと感じる。


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