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さよならEvernote、引っ越し先メモアプリ

過去のEvernote資産を移行する先が決まったよ、というお話をします。
Evernoteへの苦情かもしれんが。


私にとってメモアプリは記憶の保管庫であり、リムーバブルメディアでもあります。
情報のインプット先であり、アウトプットの基となるものと考えています。

頭の中は創造することやアイデア出しに使いたいので、あとでやりたいことや細かい情報、雑多なことはなるべく外に保管しておきたいのです。


Evernote〜質の低下と裏切り

Evernoteは、サービス開始から使いはじめたので2010年ごろだったと思います。
私が求める機能は次のようなこと。

  • 個々のノートを、ノートブックとしてフォルダ分けができること

  • PDFや写真も保管できること

  • タグ付けや日付、キーワードで探せること

  • メモとメモを関連付けできること

  • MacやWindows、iPad、iPhoneで同期できること

  • webブラウザからもできたらなお良し

無料アカウントでしばらく使いましたが、月アップロード容量では足りず、一年後に有料アカウントに切り替えた記憶があります。

しかし、5年ほど使い倒して少しずつ不満が出てきました。
アプリの起動が異常に遅くなり、同期も遅くなってきたのです。
また、検索するとアプリがフリーズ頻発。
保存しているメモが多くて遅くなるのは理解していましたが、私の許容範囲をどんどん超えていくほどに。

そこからだましだまし使って、2020年ごろから本格的に乗り換え先を検討しはじめました。(我慢強い私を褒めてほしい・・)
そうこうしているうちにEvernoteの質は低下を続け、2023年には運営会社が買収され、つい先月には日本法人が解散することに。

ユーザー離れが加速していったのは無料プランの仕様変更でしたが、それ以前から有料プランの質が明らかに低下していたのも事実で、しっかり使っていたユーザーも裏切った形に。

2023年の11月には無料プランの仕様変更を発表。ユーザーが作成できるノートブックの数は最大250から1つに制限され、作成できるノートの数は最大10万から最大50へと大幅に減った。これが反感を生み、結果として「改悪」と評されることになった。

引用:ITmedia

とりあえず自宅のNASに移行

撮影した写真や動画を保管するために、自宅にはレイドを組んだNASを置いています。
複数のハードディスクでバックアップが取れて、ネットワーク経由でファイルのやり取りができるものです。
グーグルドライブやiCloudドライブのようなクラウドが自宅にあるようなものと想像してください。

使用しているSynologyのNASには、Note Stationというアプリが使えます。
MacやWindowsのアプリもあるし、ブラウザからもアクセスできるので、メインの移行先となります。
個人でしかアクセスできないので、個人情報の管理上も安心。
webクリップは苦手のようですが、まあ、許容範囲かな。

Evernoteからエクスポートしたバックアップを、そのままインポートできるので楽勝でした。
エクスポートファイルをつくるのに10時間ぐらいかかった時には、焦りましたが。


そして、UpNote

NoteStationの弱いところは、自宅外からのアクセス。
そりゃあ、外部ネットワークからアクセスするんだから、クラウドみたいにはいかないよね。

そこでパソコンやタブレットでも気軽にできる用に、評判の良かったUpNoteを使ってみました。

いや、いいね! これ
現状で直してほしい機能はないので、試用1週間後には買い切りの無期限プレミアムユーザーになりました。


現在の保管庫

結局、NASを最大限活かそうと考え、保管庫を2種類にしました。

  • SynologyのNoteStation:個人情報やパーソナルなメモなど

  • UpNote:頻繁に読み書きするような情報クリップ、noteや仕事のネタ帳、やりたいことリスト、料理レシピ、栽培観察日記など



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