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最新マシンでどんな好投手対策も可能に?(ピッチングマシン編)

皆さんこんにちは。Laiblitzの中村恭平です。

前回の野球ツールブログでは、スピードガンの性能について様々な比較をしていきましたが、今回の野球ツールブログの内容は、、、

バッティング練習には必要不可欠な「ピッチングマシン」を比較していきたいと思います。

ピッチングマシン


ピッチングマシンといえば、相手投手の球速や変化球に設定する事で、事前対策に用いたり、単純に打ち込みを行う際の、打撃投手の替わりとして活用されていると思います。
また、近年は急速に投手レベルが向上しており、多くの球種を投じてきたり、球速が速かったりと打撃投手のみでは対策しきれなくなっており、ピッチングマシンを用いた練習や対策がより必要不可欠になってきていると思います。

しかしピッチングマシンといっても、アーム式やローター式など複数のタイプがあり、球速や精度もそれぞれ異なります。
最近では、エアー式といったような独自仕様の進化を遂げているマシンなどもあるのでそのあたりを比較していきたいと思います。

1.アーム式

最初はこちらの、アーム式について触れていきたいと思います。
一度でも練習で使用経験がある方ならご存じの方も多いと思いますが、アーム式はごまかし一切なしの直球一択です。
用途としても応用は難しく、基本的には打撃練習時のみの使用となります。
耐久面は、バネ・モーター等の消耗品が激しいようで、私もバネが切れるところは何度か見たことがありますが、すぐ切れるというわけではなく使用度合いによると思われます。
アーム式の良さは、打撃練習時にアームの動きが見えるためタイミングがとりやすいという事が上げられると思います。
基本的に投球されるボールの球筋も安定しており、セッティングさえしっかりできていれば、安全にストレートを打ち込めます。
マシン普及当初から活用されているタイプという事もあり、機能的にはかなりシンプルな仕様となっています。


2.ローター式(ホイール式)

続いてのマシンも長い歴史の中で多くの実績を持ているローター式のマシンです。
こちらは、二輪から四輪タイプなど複数のタイプあります。
ローターの回転速度を調整することで、数種類の変化球を設定することが出来ます。
正しい使い方かどうかは定かではありませんが、打撃練習以外の用途として、外野ノックやキャッチャーフライなどに利用しているのをプロに入ってからも見たことがあります。

耐久面はローター部分に挟み込んで投球する為、ローター自体が消耗してしまうので、定期的に交換が必要になるそうです。
また挟み込むことによって、ボールが変形する要因になってしまうため、変形したボールだとうまく挟み込めず球筋が不安定になることもあるようです。

ローター式はアーム式と違い、打撃練習以外の用途があったり変化球がセットできたりしますが、タイミングが取りづらいなどの課題もあります。
学生時代に行っていた対策としては、ボール入れをしている人が発射に合わせて腕を振ったりという工夫をすることがありました。

ここまでが現在、プロ野球をはじめアマチュア野球でも一般的に普及しているマシンでした。
そして、最後にご紹介するのがエアー式のマシンとなります。

3.エアー式

※画像は共和技研社の「TOPGUN」サービスページより引用 https://www.pmx-topgun.co.jp/

実は大変恐縮なのですが、、テレビ番組などで使われているの以外に見たことがありませんでした。。。が、調べたところかなり進化しているようなので紹介していきます。

まず、投球の仕組みは圧縮空気発射方式という仕様で、投球というより発射されるといった方が正しいといえます。
打撃以外の用途は、ローター式と同様で守備にも利用できるようです。
耐久面では空気を利用し投球される為、あまり消耗部品がなくボール自体へのダメージも抑えられるようです。

そして最も驚いた機能が、1球ごとの球速・球種が2秒で変更可能という事!

従来のマシンではすべて調整しなおさなければならなかったのに対し、マシンを投手同様に1球ごと球種を変え利用することが可能という事です。
球種も様々あるようですが中でも、無回転が可能でナックルまで投球できるのには驚きです。

まとめ

打撃練習を効率的に行うには必要不可欠なピッチングマシンを3種類紹介してきましたが、ここまで進化しているとは知りませんでした。
比較をすると以下のようになります。

まだまだエアー式のマシンは導入が進んでおらず、プロ野球時代でも見たことはありませんでしたが、より実践に近い練習も可能にしてくれそうだと、調べていくうちに感じました。

投手のレベルアップに伴って、打者も球速、変化球と様々なことに対応していかなければなりません。

ここまで投手のレベルが上がってくると、個人の取り組みによる技術向上だけではなく、ご紹介したようなマシンなどを有効活用して対策していかなければ、対応していく事は非常に難しくなってきていると感じます。

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著者紹介


ライブリッツ株式会社 中村恭平
9歳から野球を始め、立正大淞南高校を経て富士大学から2011年広島東洋カープにドラフト2位で入団。1年目から主に先発として登板して3年目にプロ初勝利。中継ぎに転向した2019年43試合に登板し、12ホールドを挙げるなど活躍し、2021年まで11年間プレイ。現役時代の故障経験や動作解析によるパフォーマンス向上を経験した事から、データを用いた取り組みの重要性を感じ、現役引退後の2022年4月にライブリッツへ入社。今後はアマチュアスポーツ界の技術力向上やケガやリハビリに対する意識改革に貢献していきたいと考えている。

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