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自分ごと化への近道

外側から降ってきた目標を自分ごと化するのは、なかなかシンドイ。
でも「これが会社の目標だから」と言い聞かせ、あたかも自分の目標かのように言い聞かせるのが得意な会社員は多いと思う。
今年度に降ってきた目標を達成するために、自分の部署でどう動くか。

そのためにやりたくもない分析や交渉を重ね、思うように結果が出ない時もなぜうまくいかなかったのかを自分ごとのように振り返り、目標未達成の場合はその中でもうまくいったことに目が向くことはない。

でも自分ごと化って、外側からきたことを自分のものにしていくことではないと思う。

そんなの無理だ。

外側からきたものは外側のもので、自分ごとではない。

じゃぁ何がどうなれば自分ごと化と言えるのか?


わたしなりの解釈は「自分ごと化は自分の内側からしか始まらない」と思っている。

自分は本当に何を望んでいるのか、自分は何に興味があって、何に感情が動き、何が好きで何を大切にしているのか。
そんな一見当たり前のことが意外と麻痺していて、内側からのアンテナが発信されていない人は少なくない。

外発的動機は「自分ごと化できている風」に見せることはできても継続はできないし、困難な場面にあったときに真っ先に自分が「困難だ」と決めつけて乗り越えるパワーが出ない。
自分の内側から湧き出る内発的動機はまさに自分ごとで、いつまでも継続できるし、困難な場面にあっても、コレは何かのチャンスではないかと捉えることができたり、なんとかしようと頑張るパワーが湧いてくる。

会社の目標は内発的動機じゃないから自分ごと化できないのかというとそうでもない。

自分の内側のアンテナと繋がれば自分ごと化できる。
そのために大事なのはまず自分の方からアンテナが発信されている必要がある。

世の中は繋がっているし、自分が働いている会社は自分と近いところにある。だから本当に自分に誠実に自分を大切に生きていれば、たとえ外側から降ってきた目標であっても、角度や視点を変えて自分の内側と繋げることができる。だって本当につながっているのだから。

外側の流れに敏感に外側の状況ばかりをキャッチする前に、自分に敏感に自分の状況をキャッチすることが先。

外側の、一見無関係に思える事柄を自分ごと化するための1番の近道は、やっぱり自分を知り自分を表現しながら導いていくことだと思った。


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