マガジンのカバー画像

北欧LAGOM×片付け〜ちょうどよい暮らしの始め方〜

11
幸福度の高い北欧に暮らす人々は自分にとって”ちょうどよい”頃合いを満たすのが上手でした。住空間を整えることは今までの暮らしとモノを見直す人生の棚卸しの様なもの。ハウツーだけでない…
運営しているクリエイター

記事一覧

整った住空間になるための手順その4

整った空間になるためのステップは4つです。 step1全部だす step2選ぶ step3収納する step4維持する 最後は「step4維持する」についてです。実はこれが一番大事。せっかくsetp1からstep3まで一生懸命頑張り収納の仕組みを作り上げても維持できなのなら意味がありません。 目的前と目的後

¥100

北欧暮らしのLAGOMな収納事情

「lagom」ラゴムこれはスウェーデン語で、多すぎず少なすぎずちょうどよいあんばいと日本語で訳すことができます。 私はこの言葉が大好きで自分のロゴにもしたくらい。 片付け収納インテリアの仕事をしていると北欧訪問先でも日本の住空間と比べたくて、インテリアや引き出しの中、扉の中がどうなっているのか気になるのです。スウェーデンやフィンランドは靴を脱いで家に入る習慣が多く日本の暮らし方にも似ているので参考にできるかも知れません。 その完璧は誰のためでしょう日本で見ず知らずのお宅へ

整った住空間になるための手順その3

整った空間になるためのステップは4つです。 step1全部だす step2選ぶ step3収納する step4維持する 「step3収納する」です。ここでやっと収納について詳しくご説明します。 ”やっと”と書いたのは巷には収納について情報が溢れているから。例えば1mmのズレも見逃さないよう規則正しく並べられた美収納インスタグラム。あるいはカリスマ主婦による収納テクニック…雑誌の収納特集然りです。世の中には収納テクニックが溢れています。話は戻りますが、片付けしたいと思って収

¥100

step2選ぶ:北欧流モノの手放し方

step2では片付ける時には捨てるもの探しをしないで今の自分にとって必要なモノを選び取ることについて書きました。 選ばれたモノがあるということは選ばれなかったモノがあるということ。ここでは北欧で見たモノの手放し方やそのマインドについて書きます。 「これはロッピスで買いました」北欧スウェーデンでよく聞く言葉です。 ロッピス??何ですかそれ?お店の名前ですか? ロッピスとはスウェーデン語で蚤の市のこと。週末広場などで開催されるおなじみのスタイルからwebサイトでセカンド商品

整った住空間になるための手順その2

整った空間になるためのステップは4つです。 step1全部だす step2選ぶ step3収納する step4維持する 次に「step2選ぶ」について詳しく見ていきましょう。 step1で全部だし、並べたモノを今度はしっかり選んでいく作業です。 step2選ぶ作業とは ここで大事なのは捨てるモノを探さないこと。

¥100

整った住空間になるための手順その1

整った空間になるためのステップは4つです。 step1全部だす step2選ぶ step3収納する step4維持する では「step1全部だす」から詳しく見ていきましょう。 全部出すとは読んで字のごとく、収納している場所から中に入っているものを引っ張り出して他の場所へ移動させ、空っぽにすることです。

¥100

片付けよう!収納用品を買いに行く前にすること〜成功する片付け〜

よしやろう!片付けをやると決めたら、あなたはまず何をしますか?かつて片付けられない女だった私はモチベーションを上げるために100円ショップへ収納用品を買いに出かけていました。でも立ち上がって手を動かす前に頭の中を整理整頓することで、実は片付けのゴールがグッと近づきます。ここでは成功する片付けのために、片付ける前の頭の中の整理整頓について書いていきます。 片付けは捨てるもの探しではない片付けはモノを捨てるとスッキリするなんて仰る方も多いと思います。確かに一時的にスカッとするか

片付けは何から始めればいいのだろう

片付けを取りかかる時、具体的に何から始めたら良いのか?迷う人もいるのではないでしょうか。だって人は失敗したくないですもんね。前の章では取りかかる「時期・タイミング」について書きましたが今度は「何」から始めれば良いのか書いて見ることにします。 今まで片付け挫折を繰り返した人は・・こんなこと思い当たらない?!✔︎大きな箇所からやっつけたがる ✔︎気づいたら思い出の手紙や写真を見返していた ✔︎家族の所有物から取り掛かってなんでも捨てると文句を言われた 片付けられない女だった私

片付けを一生懸命頑張ってもスッキリしない人へ

一生懸命片付けてもなんだか胸のこの辺がモサモサする・・・。もっとスッキリすると思ったのに。空回りしてるような感覚は何故なんだろう。モノの片付けだけに囚われ過ぎると実は危ない?!落とし穴について書きます。 モノだけ一生懸命片付けても成功しない理由「散らかった家を整えスッキリしたい」そう思ったら手を動かしてモノを片付けていくでしょう。そう考えるのも無理はありません。だからと言ってモノだけ一生懸命片付けても「整わないこと」があります。 なに?!と思った方、ちょっと考えて見てくだ

片付けたい!でも人それぞれラインが違う

「よし、片付けしよう。」言葉は同じでもAさんとBさんはたまたCさんDさん、すべての人が同じ散らかりようで同じ片付けゴールを目指しているのでしょうか?!片付けにはそれぞれ段階レベルがあることをここでは書いてみます。 わたしの片付けレベルはどのライン?例えば、毎日あれがない、これがないと探し物に翻弄されている。 私のスマホどこへいったんだ!あぁ鍵がなくて家を出られない・・・遅刻か。なんてシチュエーション心当たりがありませんか? 元片付けられない女だった私は、通勤時改札の前でパ

北欧発片付け本「Death Cleaning」を読んで

このゴールデンウイーク期間に積読を制覇しようと手に取ったのがこのスウェーデン発片付け本「人生は手放した数だけ豊かになる」スウェーデン人のマルガリータ・マグヌスセンという80歳をすぎた元デザイナー兼画家の終いじたくのすすめについて書かれた書籍 そもそもこの本を知ったのは2017年、北欧の社会システムを研究している某大学教授から「ニイクラさんこんな本ありますよ、読んで見たらどうですか」と紹介されたことがきっかけでした。 まあ、その本はまだ日本語に翻訳されておらず英語版でしたが