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キャプテンとは

試合観戦とは関係ない話になるが、少しキャプテンとして自分なりに語りたいと思う。

今シーズンから宮澤から荒野にキャプテンが代わり、チームが低迷してる影響で荒野に対しての批判がよく目に映る。
言いたい気持ちはわかるが、キャプテンって自分が想像を遥かに超える程重圧なポジションである事をまず理解して欲しい。
俺も高校の部活で代行とは言えキャプテン経験者なので、荒野の気持ちは理解してるつもりでいる。
俺の場合、他の部員が言う事聞かないのもあり、練習もまともにならず、俺自身潰されてしまい何もかも嫌気がしたのは覚えており、しまいには担任までキツイ言葉まで浴びせられたしまつだった。
けど、部員の中で中学でキャプテン経験者がいて、そいつは当時の俺の気持ちが痛い程理解してくれて、「お前らいい加減にしろや!こいつをキャプテンに任命したのお前らだろ?だったら、こいつのやりたい事に協力ぐらいしろや!」と言ってくれたのは覚えてる。幸い、姉貴も部活でキャプテン経験してたので相談する事も出来たし、代行とは言えキャプテンの任務は何とか乗り越えた。
俺の事は「この人、こう言う経験したんだ」程度の理解でいいので、本題に入る。

荒野は、現状自分自身に対して相当苦しんでると思う。前任者で先輩の宮澤が怪我で不在の試合が多いのもあり、どうすればいいのかまだ掴めてない段階だと思う。
川崎フロンターレを例題に出すが、かつて中村憲剛から小林悠にキャプテン変わった初年度、小林本人はキャプテンの重圧で自身のプレーまで影響出てたと聞く。きっかけまではわからないが、小林の場合はプレーでFWだから点取る事でチームを引っ張る事をフォーカスし、キャプテンとしてチームを初タイトル(リーグ優勝)と得点王&MVPと言う結果を出した。
昨年だと、不動のキャプテンだった谷口彰吾が海外に移籍し、橘田健人がキャプテンやってたが、大卒3年目でキャプテンやるのは相当荷が重かっただろうし、一時期はメンバー入りすら外されてたと聞く。それでも乗り越えて天皇杯制覇と結果は出したけどね。けど、時期がまだ早過ぎたと判断し、今は脇坂泰人がキャプテンだけど、いずれは再びキャプテンに任命されるじゃないかと思う。
荒野も今は、小林や橘田が悩み苦しんでた時期の段階だと思う。よくSNSで「キャプテン外せ」と言う奴が多いが、じゃまた宮澤に戻してもチームの成長に繋がらないし、他に誰かいる?駒井や岡村などが出てくるだろうけど、彼らがもし他チームに移籍したらまた一から作り直しだよ。そこまで考えて発信してるのか?と疑問に思うし、そもそもそう簡単にキャプテン変えるようなチームこそ駄目なチームだし、そんなチームはとっとと降格しろと言いたくなる。湘南戦後の態度は流石に擁護できないが・・・。
2019年の時、宮澤と当時在籍した白井(現、FC東京)のトークショーに参加し、質問した事があり「荒野が代行でキャプテンやってたけど、どう思ったか?」と。白井の回答だと、「裕樹さんは指示とかでバンバン言うけど、拓馬君は行動で示す」と。
つまり、宮澤と荒野のキャプテンシーのタイプは異なるので、荒野に宮澤と同じ事求めるのは酷な話になる。河合竜二さんと宮澤と比較してもタイプが違うでしょ?後、その頃は石川直樹もいた事は大きかった。
俺が言いたいのは、キャプテンはそう簡単に出来る事じゃないし、自分達が想像する以上過酷な事である事を伝えたい。もちろん、俺ごときが言ったところで理解出来るのはごくわずかだが。
現在最下位に沈んでるが、これを打開するには荒野のキャプテンとして一皮剥けるかにかかってるのもあるので、サポーターならしっかりサポートして行こう!叱る役は宮澤に任せて(笑)

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