自分の文体の使い分けについての雑感

文章を書く機会のある人間は文体の使い分けを求められる。例えば、こういった個人の日記だったり、あるいはビジネス文書だったり、学術論文だったりは、それぞれ別の文体で書くことを求められるだろう。

僕自身のことを考える。ビジネス文書等は別として、個人の物書き時には大きく分けて3つの文体を使い分けている。

1.個人の日記用文体(例えばこのNoteのような)
見ての通り。基本は「~だ」調で、正に『思ったことを文字にした』状態だ。思ったことだから言い切り型の構成になっている文が多い。だからなのか、自分の中では相対的にぶっきら棒な印象の文体だと思う。

2.真面目に調べごとをした記録用の文体
最近やってないのだが、時々必要に迫られて、あるいは何らかの主張に反論したりする際に、かなり慎重に調べごとをして、その記録・報告用の文章を書くことがある。基本的にはである調で、大学のレポート用の文体に近いだろう。

3.グラぽページ用の文体
寄稿し始めた当初にグラぽ先生に指導されて、その後の経験も経て今に至る。ですます調を基本とするが、個人の日記用と比べて最大の違いは『語りかける形式かどうか』と思う。
こう思いました、こうではないでしょうか、あなたはどう思いますか?
語りかけるために、険悪な雰囲気や無意味な攻撃性を僕としては極限まで削り落としている。そういう要素があるとそもそも内容が読まれないからだ。

まとめると、どういう読者を想定しているかによって文体は変わるし、僕の日記は個人の思いの記録ということに特化し過ぎているのかもしれないと反省した。

そんなお話。

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