金が無かった

と言うか財布が無かった。

先日のことだ。珍しく仕事でちょっとした外出予定があった。訪問先は2件。それぞれの訪問約束時間には間に少々の空きあり。一旦帰社しても良いが、帰社したら10分程度でまた出かけなければならない。

こんな状況では皆さんどうするだろうか。

1件目の訪問が終わって13時40分。やや遅めの昼食にちょうど良い時間だ。平日、その辺りに来ることは滅多に無いので、行ったことのないラーメン屋にでも行こうと思った。食べれば2軒目にちょうどいい時間になるはずだった。

そのタイミングで何かのイメージが脳裏を掠めたのだ。ひょっとして、僕は、外出用の書類カバンに、財布を、入れていないのではないか? 事務所に財布を忘れていないか? ……平戸に祈るような気持ちで僕はカバンを確認した……財布は、無かった。

さてどうしよう。手持ちの決済手段は、自分のおサイフケータイ(QuickPay)と会社の交通系ICカードだった。当たり前だが会社の金(ICカード)には手は付けられない。ならばQuickPay決済可能な店だけが僕の利用可能店舗となる。

近隣のQuickPay利用可能店舗を公式ページで検索してみた。ラーメン屋は、無かった。しかし、うどん屋があった。行ってみた。そして念のため聞いてみた。
「QuickPay、使えますか?」
「今は使えませんねー。昔はやってましたけどねー」

おいこらQuickPay公式ページ。更新されてないではないか。

コンビニのイートインスペースで時間を潰しながら、普段、現金決済をあまりしないことと、そもそも現金の手持ちがないことの意味の違いを噛み締める、そんな日だった。

ありがとうミニストップ某店。イートインスペース最高です。あとQuickPay公式ページはちゃんと更新しやがれください。

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