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長崎県産のマトウダイが入荷しました

マトウダイはフレンチではよく使われる魚で、ポアレやムニエルなどが多いです。

馬の頭に似ていることから馬頭鯛と呼ばれています。

また黒い円状の模様が的に見えることから的鯛(マトダイ)とも呼ばれています。
その他地方によって色々な呼び名があります。

フランス語では、サンピエール(Saint-pierre)と呼ばれ、キリストの12使徒、聖ペトロにちなんだ名前になってます。

やたらと顔がデカイので、捌くと食べる部分はかなり少なく、歩留まりは良くない魚です。肝も食べられます。

あと、捌く時にトゲがあり、刺さると痛いです。
慎重に捌いていたつもりでしたが、刺さりました(やっぱり痛かった)

味は淡白な白身で、クセがなく上品な味です。
そういう点では、フランス料理のソースを使った料理と相性がいいのかもしれないですね。

さすが、聖なる魚です。

今日のメニューでは、ポアレにしてゆずのソースと合わせました。

ゆずのソースは、バター、オリーブオイル、フュメドポワソンなどをベースにして、人参で濃度をつけてます。

時々スーパーなどでも見かけるので、見かけたらぜひお試しください。
捌くときは、くれぐれも気をつけて、手袋をはめた方がいいかもしれません。

以上、ラ・フェの厨房からでした。






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