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発達支援のあれこれ

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関わり方の基礎は、心に寄り添うこと。甘やかすとは違う、心に寄り添いながら育てていくこととは、どのような配慮が必要なのか、障害福祉の現場からお伝えしたいと思います。 更新頻度は不定…
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#福祉

支援の辞め時、その判断材料とは

本人にとって必要な支援を考えることは、保護者や支援者などの周囲の人々にとって、日常的なこ…

将来の生活を想像する

将来、どのような生活を営むのか、本人ならこのような生活をするのかな、などと考えてみてくだ…

好きこそ物の上手なれ

何事も好きであってこそ上手になる、という意味で、私の大好きな言葉です。人生や子育て、福祉…

投げ掛ける言葉でその子の評価が変わる

子どもへ声を掛ける際、どのような言葉を選んでいますか。 一対一で話す時の言葉選びはもちろ…

声掛けを減らす

子どもとの関係性を上手に構築できていないと感じている人は、まず声掛けを減らしてみましょう…

何をすれば良いかを伝える

何かできていないことが目についた際、そのままできていないことを指摘するということは、あり…

一人ひとりの母国語を理解する

どんなに立派なことを言っていたとしても、相手が理解できないカタチで伝えてしまったのならば、それはただの自己満足で意味がありません。 伝える相手の状態によって、簡潔な言葉、ジェスチャー、文字、写真、絵カード、これらをMIXする、など、一番伝わりやすい表現へカスタマイズしてみましょう。 例えば、支援者と簡単な言葉を話せる利用者であれば、支援者側が分かりやすい単語で話すなどカスタマイズし、聴者と聾者であれば、聴者側が手話を習得して話すなどカスタマイズをする、これが世の中の本当の

モノを買うことから学ぶ、関係性と主体性

子どもと大人の関係性の構築時に重要な判断スーパーなど街中で、小さい子どもが何か買ってほし…

何度も聞いた成人期の悩み

私が以前、障害のある人たちが通う施設で勤務していた時、利用する人たちから聞いた悩みで特に…

失敗することが不安な人に必要な経験とは

失敗することが不安でなかなか一歩が踏み出せない、もし失敗したと感じた時には癇癪を起こした…

信頼関係構築の5つのポイント

誰かと信頼関係を築きたい時には、傾聴、受容、感謝、そして伴走、一貫性の5つのポイントを意…

肯定的なレッテルを貼る

心理学では、悪い子だから悪い子というレッテルを貼られるのではなく、悪い子というレッテルを…

支援スキルの向上は、まず建物の基礎に当たる部分から

発達を支援する方法については、書籍やセミナー等で情報が溢れています。しかし、そのほとんど…

結果よりも過程を大切に

誰かを褒める際に配慮した方が良いことはたくさんありますが、根幹にある考え方は、結果よりもその過程を褒めるということです。 例えば、試験で良い点を取った時に褒めるということはよくあると思います。良い点が取れたこと自体を褒めることも大切ですが、それよりも、良い点を取るために頑張ったという過程を褒めるように意識してみてください。 結果は良い時もあれば悪い時もあります。結果重視で良し悪しを判断されていると、いずれ良くない結果が出た場合に挫折してしまい、頑張る気持ちが削がれてしまい