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私立中高一貫校のPTAに驚いた

息子の公立小学校でのPTAの経験が、トラウマ級に辛かった私は、息子が第一希望で入学した私立中高一貫校(男子校)で、その違いに驚きを隠せなかった。

先ず、「PTAやクラス委員の立候補者が多いため、抽選になる」

公立小学校での、立候補者がなかなか出ない、あの張り詰めた空気の保護者会を何度も経験してきただけに、これには本当に驚いた。

毎年胃が痛かった私は何だったんだ。

息子は都内の中高一貫男子校に通っている。第一志望で頑張って受験を突破してきた子が多いだけに、子どもたちは喜んで通い、それを見ている親はやっぱり嬉しい。そりゃテンションも上がる。
なるべく学校に関わりたい、学校に協力したいと思うご家庭も多く、また、お父さんがOBだったりと、学校に思い入れの深いご家庭も多い。
尚、お父さんのPTA参加率は高い。

余談だけれど、最近うちの夫は仕事とテニスばかりで、彼の人生に何か新しい風が必要なのではないかと思った私は、こっそり夫をPTAに推薦しておいたのだが、抽選で落ちてしまった。非常に残念。(夫は何も知らない)

そしてその運営方法。
非効率を極め、苦労が美徳と言いたげな公立小学校のPTAに比べ、息子の学校のPTAは非常に効率化されており、且つ活動範囲も適切に広げている。

保護者もITに精通している人が殆どの為、効率化も非常に進めやすいのだろう。公立小学校のPTAで目立った「以前の(面倒な)やり方を引き継ぐ!変えちゃダメ!PCがない人だっている!wifiがない人だっている!」みたいな議論にはならない。

その為か、コロナ禍のオンライン授業への移行も非常に早い、且つスムーズだった。

PTAは様々な職業、企業の方が集まっているので、PTAの財務担当にプロの方が就いてくれたり、ビジネス界隈でちょっとした有名人だったりが混ざっていることもある。
私立はその教育理念に共鳴して選んで入学している場合が殆どなので、教育方針が近い人たちの集まりでもあり、保護者同士、話しが合いやすい。
PTAを、利害が全く絡まない関係が築ける貴重な場、と思っている人が多いように感じる。
とても雰囲気がいい。

皆さん自ら立候補している。
嫌々やっている人がいない。

これはマジで驚いた。

保護者会はオンラインでも参加できるが、殆どの人が学校に来る。
そして親たちは、自分の息子の机の中の汚さに、卒倒しそうになる。
ちなみに、土曜日開催の保護者会は、お父さん出席率は20~25%くらい。
保護者会が終わると懇親会となり、先生も交えて、グループトークとなる。自由参加だが、ほぼ全員参加する。
思春期の男子の宇宙人ぷりを共有したり、先生から子どもの普段の様子も聞けたり、非常に楽しい。

保護者達が学校の様々なことに楽しんで参加することは、子どもにとってもいい影響を与えるだろうし、保護者と教職員たちの理解も進み、学校全体の雰囲気を良いものにするなと感じる。

来年も夫を推薦しようかな。

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