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仮想通貨ウォレット って何?初心者でも10分で作れるMy Ether Wallet の作り方の手順と注意点まとめ

この度、仕事の関係で、仮想通貨のEther(イーサ、イーサリウムシステムを使った取引を承認するために支払われる手数料として使われている通貨のことです)、ならびにERC20に対応する(ERC20 Compatible)通貨のウォレットを作らないという状況になったので、ここに記して今後同じ状況になる皆様の道しるべになればと思い、noteにしました。

1. なんとなくウォレットってわかるんだけど。。。どれがいいの?


ICO(イニシャルコインオファリング)やAirDrop(仮想通貨の無料配布イベント)などで発行される通貨の受け取りのために必要不可欠であるERC20の規格に対応するウォレットは今、かなり注目を浴びています。なぜならば、世の中に次々と出てくるさまざまな種類のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨を意味します)は、ほとんどイーサリウムのブロックチェーンに基づく(ERC20規格と呼びます)スマートコントラクトの取引で使われているものだからです。

私は業界関係者からこちらでウォレットを作るようにと勧められたので、こちらをつくることにしました。もちろん、作るのは無料です。今後日本語用に対応していきそうな予感(ウェブサイトの言語メニューで日本語があるので)なのですが、今のところは英語の説明書になってしまいますが、とてもシンプルで分かりやすいので、問題ないはずです!

2. 自分から、ウォレットを守ってくれるアイテムをオンラインでコンタクトをしていく

まずは、ウォレットを作る前の下準備をします。以下の2つをGoogle Web Storeから入手してください。1つ目は、MyEtherWalletにより便利に、かつ安全にアクセスできるショートカットのようなものです。そして2つ目は、もしもアドブロッカー機能をお持ちの方でしたら必要ないのですが、怪しい広告からのフィッシング詐欺を防ぐため、念には念を入れて入手してください。

3.ウォレットを守る武器を手に入れても、自分で気を付ける

私がここでご紹介するMyEtherWalletのウォレットを安全に作る方法では、直接URLを開く必要がないのですが、もしも何かの際にこのMyEtherWalletのサイトに直接URLを入力して開く場合に気を付けたいのが、URLバーにこういうちゃんとSSL認証を得てるサイトです、というマークがありますか?

それから、サイトにきて残高チェックをしたり、送金したりする際は、絶対に他の人のEメールや、誰かがTwitterにポストしたリンクからアクセスしたりしないで、Google からのオーガニック検索結果や、直接タイプして入力したURLをブックマークしたところ、などから直接アクセスするように心がけてください。

4. オンラインショッピングのサイトみたいに「パスワード忘れちゃったー!再発行お願いします。」はできません!!

仮想通貨、は日本語で「暗号通貨」を意訳した言葉であり、実際の仕組みとしては暗号通貨という概念がしっくりきます。理由としては、ウォレットに送金してもらうために相手に知らせるウォレットのアドレスはPublic Key(外に公開する鍵)と呼ばれていて、それを実際にあけて、操作するためには、また別のPrivate Keyがあり、これが、他の人に絶対に知られちゃいけないもう一つのアドレス(いうなればパスワード)なのです。
Amazonや楽天でのオンラインショッピングをする際や、銀行でインターネットバンキングするときなどに使うパスワードなどは、忘れたら新規のパスワード作るための一時的なパスワードを作って、送ってくれるようなサービスがありますね。でも、仮想通貨のウォレットは一切そういうサービスもありません。なぜならば、これが、ブロックチェーン、非中央集権型システムの醍醐味(ここの場合では利便性を考えると逆に働いてしまいますが)です。誰にも管理されてない通貨流通システム、なので、つまり、忘れちゃったパスワードを管理している人もいないのです。よって、忘れてしまった場合は二度と戻ることなく永遠にそのウォレットとサヨナラしてしまうという、悲しいことになります。誰にも見つけられないよう、かつ、絶対忘れないよう、しっかり管理してください!

5. それは敷居が高いよー!管理しきれないかも。。。の時のお助けグッズ

ほんとのウォレットもあるんです。ハードウェアウォレット、と言います。Private Keyも直接管理してくれるので、忘れてしまっても大丈夫!これを盗まれないようにするだけです。だいぶ肩の荷がおりますね。
いくつかのブランドがありますが、大体一万円前後です。もしも、自分のウォレットに月給の半分以上くらい溜まったら、ハードウェアウォレットを買うことお勧めします!以下は有名どころなので安心です。できれば各ブランドのサイトから直接買うことがお勧めしますが、どうしても外国語は。。という場合は、日本の正規代理店から購入してください。

6.心構えも準備できたところでいよいよ新規ウォレットを作ります!

先ほどの2.の中でGoogle Chrome のエクステンションとして手に入れたMyEtherWallet CX を開きます。Google Chrome のURLの右隣に表示されているこのアイコンからクリックしてください。

クリックすると、この画面が現れるので、Add Walletを選択

そこからまたこの画面が現れるので、自分のウォレットをつくります。"Generate New Wallet"を選択すると

この画面になるので、ウォレットの名前とパスワード(これが絶対忘れちゃいけないやつです)を入力してください。

Create New Walletをクリックしてしばらく待つと、" Your wallet was successfully added" というメッセージが画面の下に青のバーで現れます(結構すぐ消えちゃうので、スクリーンショットはできませんでした)ので、さっそく確認しましょう。またこのアイコンをクリックすると

ちゃんとできていました!

これで、ERC20 compatibleの通貨の受け取りができます!ここに表示されるアドレスを、ICOやAirDropに参加する際にシェアをします。また一つ大人のアイテムを手に入れた気がしました!でもこれはほんとに初めの土台ができたにすぎません。

最後にこのブログのまとめにはいります。

7. 作ったMyEtherWalletのウォレットを安全に使うためには!

①当たり前のことですが、自分が使うデバイス自体のセキュリティ
②これも当たり前ですが、ネット環境のセキュリティ
③Google Chrome Extensionのアイコンから入る
④どうしても③ができない場合には、直接URLを入力してウェブサイトにアクセスをして、そのウェブサイトにちゃんとSSL認証がついている(下記)ことを確認してパスワードをいれる。

基本的なことのように思いますが、それでも、いい案件を見つけたりしたら焦ったり、急いでしまったりするのがこの仮想通貨界隈の現状ですので、ぜひ心がけて、楽しく仮想通貨の世界を旅してみてください!

ちなみに、私は今、Metabase プロジェクトICOのサポートをしています。どんなブロックチェーンのプロジェクトなのか、簡潔にまとめたこちらの記事もよろしければご覧ください!






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