play roomのサブスクについて

主催する演劇WS(ワークショップ)「play room」の第三期を7月から開催しております。
主催の野村です。

play roomのHP
https://room42act.wixsite.com/playroom

2019年から始めて、早くも第三期です。
ありがたいです。

このplay roomという取り組みは、俳優から徴収する費用は最小限にして、参加者以外からお金を出資していただく、という形をとっております。

今回第三期を開催するにあたり、新しいことに挑戦したいと思いサブスクという形で運営させていただきます。
サブスクというとあれです。ネットフリックスやらapple musicやらと同じで、月額の定額料金を支払っていただくと、限定で色々とコンテンツを楽しめます!というものです。

とは言え、なんのこっちゃって感じると思うのでちょっと詳しめに書いてみます。

そもそもなんで演劇WSを作ろうと思ったの?

過去の自分がちゃんと記事にしていたので、しっかり読んでいただける方は、
https://note.com/ladicaldreamer/n/n25b74f5afa1c

こちらを読んでいただけると嬉しいです。
すごく端的に説明させていただくと、

長期間、俳優としてトレーニングする場所が欲しい。安価で。

という個人的に強い思いがあったからです。

俳優として成長したい。
もちろん、作品稽古の中で大いに成長することもあります。
ただ、個人的に求めていたのは、もっと俳優としての基本的な部分、それこそ筋トレとか、ランニングみたいなものに継続的に取り組める場所が欲しかった。

でもなかなかそういう場所ってなくて、あったとしてもなんだか高価だったり、スケジュール拘束が厳しめだったりで、あんまり積極的に選ぼうとは思えませんでした。

たぶん、こんな感じのことを思ってる俳優って自分以外にもいて、意外と需要あるんじゃないか?だったらちょっと大きめに始めちゃえ、と思ってplay roomを作りました。

受益者と出資者をなぜ分けたのか

受益者=WSの参加者
出資者=俳優の成長の場を応援してくださる方


と定義付けています。
このplay roomという取り組みは、俳優から徴収する費用は最小限にして、参加者以外からお金を出資していただく、という形をとっております。

自分自身感じていたことですが、
演劇のWSやレッスンは5000円/回なんてのはザラにあり、安くないことも結構あります。

もちろん成長のために必要な経費でもあるし、講師側も十分な収入がなければ続けられないので、それ自体を否定するつもりはないです。

ただ、アルバイト等で生計を立てている俳優が負担するには、定期的に通うのはちょっと厳しいものがあるのではないか、とも思っています。

僕は、意欲があっても経済的に恵まれないが故に訓練ができない俳優たちのチャンスが減ってしまうことは、避けたいと思っています。

なので、このplay roomでは、経済的な問題を抱えていても継続参加が可能な額として、一回あたりの参加費を1000円に設定しています(全回参加の場合)。

でも上記のように、俳優の負担を減らすと、その分運営費用が不足します。
これは当然といえば当然です。
そして、運営費用というのは、場所代やら、講師へのギャランティーの支払い、諸経費が含まれます。

つまり、ほっとくと勝手に赤字になります。

そして、その不足分をどう賄おうか考えた結果

皆さんの力を貸りる=お金をくださいとお願いする。

人を頼る、という方法をとることにしました。

小劇場の俳優を取り巻く環境とか

この説明だと、お金儲けをしたい奴だと思われそうですし、
考えなしに動いてるように思われると思いますが、そうではないです。

そもそもお金儲けがしたければ、もう少し参加者からきっちり料金いただいた上で運営していくと思います。
外からの支援という不確定な要素を組み込んだ予算組は絶対しないです。

それでも、俳優が安価で継続的にトレーニングをするには費用の安さというのは絶対に必要だと思っています。

小劇場の俳優を取り巻く環境として、ギャラを獲得する機会が乏しいことが多く、アルバイトや他の仕事をしながら舞台などに出演するケースが多いです。
俳優の仕事で稼げない分、他の仕事で代用しています。
当然、稽古日数が多かったりすると、その分バイトの時間が減り、収入を得る機会が更に減ります。

このような状況だと、俳優自身がトレーニングする時間やお金というのはどんどん削られてしまいます。

稽古以外にトレーニングをする=バイトの日数を減らす。
トレーニングに参加する費用が発生し、バイトを減らしたせいで収入も減る。

どう考えても長期的なワークショップに参加するのは難しいです。

だからこそ、継続的にトレーニングを受ける場所が、安価で提供できればもっとたくさんの人が良い俳優になる一歩を歩めるのではないか、と思っています。

そのためのplay roomです。
あくまで、俳優が参加しやすいようにするために参加費用は最低限にしています。
運営費用も限界まで切り詰めてます。
これは理想を実現するためだけにやっていて、このWSでガンガン利益を出そう、とは正直考えていないです。

でも、同じように俳優が成長できる環境を、俳優が成長することそのものを応援したいと思っている人は他にもいると思っています。

なので、支援というより、良い俳優をたくさん育成するためのスポンサーを募集しているという言い方のがしっくりくるかな、と思っています。

サブスクの内容

上記のようなことを考えてplay roomは運営しております。
第一期は、支援のお礼として
WSの内容や、実際のやりとりを記録したレポートを全18回分差し上げたり、実際にWSの見学に来ていただいたりしました。

実際に見ていただくのが、双方一番楽しいと思ってますが、こんなご時世なのでなかなかそれも難しいと思っています。

どういう形が一番いいかなと考えた結果、現時点では動画等のコンテンツを限定公開していくのが良いな、と考えています。

8月は、
対談
→参加者同士のお話し。なんで参加したのか、どうなりたいのか、好きなもの嫌いなもの、好きな演劇等、好きにお話ししてもらう。

読み合わせ
→台本を貰ったら最初に行う読み合わせ。その人がどういうお芝居をする人なのか結構見えるので見ているだけでも結構楽しいです。
また、この読み合わせを通じて、色々な作品をご紹介したり、読んでどんなことを感じたのか、などを話してもらおうかなと思っています。

を予定しています。こちらに加えてWSのレポートを限定公開させていただきます。
参加してる人がどういう人たちなのか、俳優としての面や、俳優ではない面など色々と知ってもらいながら、半年間一緒に成長を楽しんでいただけると嬉しいなと思っています。

8月は上記内容がメインになりますが、9月以降また違う取り組みもしていきたいと思っています。
上記コンテンツには第三期の参加者だけでなく、過去のplay room参加者にも参加していただく予定です。

もしこういうのをやって欲しい!みたいなリクエストがあればどんどん教えてほしいです。

以上になります。
ここまで読んでいただき、支援に興味を持っていただけた方、楽しそうと思ってくださった方。是非一緒にplay roomを盛り上げていきましょう。
俳優の成長のため、お力を貸していただけるととても嬉しいです。

サブスクの加入方法

こちらから加入いただけます。
https://note.com/play_room/circle

noteのサークル機能を使用しております。
(アカウントを作る必要があります)

8月は100円/月でご加入いただけます。
お試し価格です。

コンテンツの公開は8月中旬ごろを予定しております。

もし応援してくださる方は、是非ご参加ください!
よろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました!!!



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