play room第二期について

演劇WS「play room」第二期ですが、
元々4月開始予定のところ、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、延期しておりました。

ですが、ここ最近の感染状況などに注視し、
9月から12月末を目処に開催することを決定いたしました。

play room自体の内容、理念等については、こちらを参考に。

【演劇WS】play room 第二期開催決定/募集要項
https://note.com/ladicaldreamer/n/nbd6602456ace

今回の記事では、自分がどういうことを考え、どういう運営をしていくか、等について記載しております。

もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。

play room開催までの経緯

play room第二期自体は、第一期で感じた確かな手応えもありつつ、また応募人数もかなり多く、当初50名ほどの方に参加いただく予定でした。

しかし、3月末頃から一気に状況が悪化し、現段階では安全な運営が難しいと判断し、4月からの開催の中断を決定しました。

以降、オンラインでの顔合わせや基礎的な座学を行ったり、戯曲読解などを開催して、学びの場自体は作り続けてきましたが、夏頃の再度感染拡大を受け、いよいよ年内の開催が難しいかもしれない、と少し諦めもありました。

この段階で残った参加者は32名ほど。
スタート段階から比べると、2/3まで減っておりました。

ただ、8月後半以降感染者数の減少、陽性率、実行再生産数などの指標が、低めで横ばいになっている状況が続き、今後もその流れが続くだろう、という予測をしております。

コロナウイルスの影響で、俳優や演劇関係者は大なり小なり影響を受けた方がほとんどだと思います。この一年をなかったことにするのではなく、来年以降より遠くに行くための1年にするためにも、トレーニングする場所が絶対必要だと思い、9月からのplay room第二期の開催を決定しました。

最終的に残ったのは23名
ここまで約半年間も待っていただいた参加者の皆さんには本当に感謝しかないです。ありがとうございます。

残念ながら今回ご一緒できなかった方々も、色々な事情や考えがあり、どなたもとても残念そうだったのが印象的です。

そういった方々のためにも、この学びの場を継続出来るよう気を付けて運営したいと思います。

play roomを作るキッカケとなった
「安価で継続的に俳優が成長する場を作る」

という思いはより強くなっておりますし、今回この大変な時期を参加者と共に乗り越え、来年以降も開催できるよう頑張ります。

注視していた指標

開催決定するまでに、いくつかの指標を確認し続けたり、自分で調べたりしていましたが、個人的に一番信用できるな、と感じたのが下記2つの指標です。

実行再生産数
https://rt-live-japan.com
陽性率
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

実行再生産数
→1人の感染者が何人に感染させるかを表しており、1.0以上だと感染拡大へ、1.0未満だと収束へと向かいます。

陽性率
→PCR検査数に対する、陽性者の割合。

どちらも感染拡大の状況を把握するために使用しております。
一時期かなり陽性者の数を取り上げる時期がありましたが、数の修正が多かったり、検査数から安定しないこともあり、最近ではあまり注視しないようにしております。

感染の拡大と同じようにきっちり変動した指標が、上記二つだったので、今後はこの二つの指標に合わせて中断、中止判断を下そうと思います。

個人的な考えですが、完全に感染を防ぐのは難しいと思っています。
人が複数人集まれば、1人2人感染してしまう可能性を完全に0にすることは無理だと思っています。
そこで大切なのは、クラスター化させないことかな、と思います。

そのためにきちんと感染症対策を行い、事態が悪化する前に食い止める、その判断材料を多めに持つことを大切に運営してまいります。

具体的な運営、中断の判断基準について

開催は決定しましたが、やはり今まで通りにはいきません。
感染対策などを行い、納得していただいた方にご参加いただいております。

また、確実に開催するわけではなく、感染状況が一定基準を超過した場合中断し、落ち着くまで再開はしない、と決めております。

中断基準

実行再生産数→1.7以上
陽性率→6.7%以上
参加者の中から陽性者が出た場合

こちらの3点のどれか一つでも該当した場合、即時中断いたします。
また、基準値としては少し緩めにはしています。緊急事態宣言下、8月末の一番感染者が増えた時期の指標にしております。

これらの指標は、超過した場合”即”中断になります。
逆に、こちらの指標に達せずとも、近似値が頻出するようであればそれは感染拡大傾向が強いと判断し、超過せずとも中断させていだきます。

感染症対策

参加者には、参加当日に
・37.5度以上の発熱有無
・接触確認アプリ(COCOA)に接触通知がないかの確認

の報告を徹底いただいております。

体温については、個人差があるので確実な指標ではないと思いますが、一つの目安として設定しております。
体調不良の目安は個々人の判断に委ねておりますが、基本的には「休むのも勇気」という事を伝えているおかげか、実際の出席状況を見るに、休みやすい環境になっているのかな、とは思っています。

また、運営としては、
ワーク中(30分ほど)は大きな声出すので完全に締め切った環境になりますが、

・ワーク終了後には全員手洗いうがいをする。
・ワーク中以外は窓を開放し、空気が停滞しないようにする。
・使用した机や椅子等は除菌する。

というのをできる範囲で徹底しております。

会場も、
参加人数に対して、倍以上の収容人数を設定している施設で開催しております。

現時点では特に大きな問題は発生しておりません。

支援について

元々play room自体は、参加者が参加しやすいように、
「参加費用はとにかく安価に!」というのをコンセプトにしております。
そして足りない費用は、

「俳優の成長に資する」

という理念に賛同いただいた支援者の方々のご支援により運営しております。

今回開催は決定しましたが、そこの根幹は変わらずみなさまのお力を貸していただけると幸いです。

また、第一期でもレポートを支援のリターンとして設定させていただき、好評いただきましたが、今回も同様にリターンとしてWSのレポートをプレゼントさせていただきます。

マイズナーテクニックについて、参加者の変化、戯曲読解、演劇について、と様々な話を収録させていただきますので、楽しんでいただけると思います。

リターンなしで、支援のみも可能ですので、もしよろしければよろしくお願いします。

レポート付き支援ページ(第①~③回分収録)
https://room42.booth.pm/items/2429179

支援のみのページ(10月分)
https://room42.booth.pm/items/2430391

今回は、WSの見学は実施しませんが、12月末にWSで取り組む「アルカディア」の発表会を予定しております。

正直なところ、感染症の拡大状況次第ですが、実施可能であれば、是非この4ヶ月の成果を一緒に楽しんでいただければと思います。
こちらはまた追って告知させていただきます。

以上になります。
どうなるかはわかりませんが、参加者にとって良い時間になるようにしっかりと運営させていただきます。
よろしければ応援のほどよろしくお願いします。

質問等あれば、お気兼ねなく
room42.act@gmail.com
野村までご連絡ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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