play room第三期について

5/10にplay room第三期の募集を開始しました。
play roomってなんだ?とか、なんでやろうと思ったのか、過去参加した人はどんなことを感じたの?とかはplay roomのHPを読んでいただけるとわかりやすいと思います。

ここでは、もうちょっと自分の言葉でざっくばらんに、play roomの事とか、最近思ってる事とかを書いていこうと思います。

何かの足しになれば嬉しく思います。

play roomってなんなん?どんなこと学ぶん?

演劇のWSです。
ざっくり言うと、演劇を学ぶ場所です。
大体半年くらいでマイズナーテクニックって言う、演劇のやり方の一つを学ぶ教室みたいなものです。

マイズナーテクニック自体は、調べればネットにたくさん情報が落ちてるので、気になる方は読んでみてください。

マイズナーテクニックについては、色々と自分で本を読んだりもしましたが、
ぶっちゃけると

「お芝居をやりやすくする方法の一つ」


ぐらいの認識しか僕は持ってません。
もちろん、前は色々と読んだり学んで、マイズナーとは〜、メソッド演技とは〜、とか言語化してましたが、今の自分の感覚だとそれくらいの感覚でしかないです。

どのテクニックも自分に合う箇所や合わない箇所があると思ってますし、自分は実際そうでした。というか、なんとかテクニックって言われると何だか堅苦しく感じちゃうな、って最近思ってます。
もちろん系統とかあるんで、学ぶ内容の分類として〜テクニックって言葉はあったほうがいいんですけど、そんなに難しく考える必要ないんじゃないかなって思ってます。

play roomでは、マイズナーテクニックに半年間取り組んでもらいます。
なんでマイズナーかと言うと、自分が良いなと思ったものが多かったからです。

自分の身体と自分の内面の状態に向き合い続けるので、自分の中にある衝動や感情に嘘をついている瞬間とじっくり向き合えます。

僕個人の感覚ですが、
芝居していて、「なんか楽しくないな!」「台本に書いてるから言ってるだけだな」「うわー何にも感じてないのに怒ってるわ、自分」とか感じることがちょくちょくありました。

そんな感じに上手くいってない時に、解決手段としてマイズナーは個人的には使える手法でした。
芝居をしている時に、自分がどう嘘をついてるか、と向き合えたし、そのおかげで上手くいってる時の感覚をつかめたので、そこと比較していくことで、上手くいってない時に解決までの時間が短縮できたりしました。

ただ、これは僕個人の感覚ですし、結局その人が何を求めるかによって得るものは変わると思います。
僕は、俳優としての、play room参加目的としては

「(出来るだけ)嘘をつかないでお芝居をできるようになる」

というものを設定しました。
その目的を達成するためにWSに参加し、結果的にうまいことハマったって感じです。

結局は、目的(目標)達成のための手段、場所としてplay roomがあるだけなので、ある程度自主性が求められてくると思います。

「参加すればお芝居が上手くなります!」
「参加すれば自然な演技ができるようになります!」
「参加すれば緊張しなくなります!」

みたいな無責任な事は言いたくないですし、そんなのは全く保証できないです。
今抱えてる課題に対して、play roomが役に立つかもしれないし、立たないかもしれないですよ、ぐらいのスタンスです。

ただ、ぶっちゃけ「なんか仕事今あんまないし、時間あるから今なんか学んどこ」ぐらいでも問題ないと思います。何を思って参加するかはその人の自由なので。
でもどうせなら、何かしら具体的な目標を持っておいた方が、自身の変化が見えやすくなるのでオススメです、と言う話です。

もちろんやってることが面白いと思ってるから、第三期まで続けてきたし、何かしら役立つ要素はあると思ってます。
でも、絶対に合う合わないはあると思います。
それは、WSの内容なのかもしれないし、単純にplay roomという場所自体かもしれないですし、人それぞれだと思います。

その時は遠慮なく「辞めます」と言ってもらって大丈夫です!
あ、もちろん寂しいんですけどね(笑)

でも、一番大切なのは自分がどうしたいか、だと思ってます。

「無理!!」って思ってるのに、頑張ることで上手くいくケースもないとは言わないですけど、僕はそういう時は何か萎縮しちゃって、結構しんどくなります。
そういう時は離れちゃって良いと思ってます。

「石の上にも三年」という諺がありますが、個人的には痛かったら場所変えたらよくね?と思ってるので、本当に無理ない範囲で参加してもらえたらな、と思います。
でも、ちょっとだけ「違うかな・・・?」と思うくらいなら、続けてみるのもオススメです。いつもやらないことに対する抵抗感はどうしたって出てくると思いますが、ちょろっとあった違和感が、腑に落ちていった結果、今までとは違う見え方をすることもあって、そこからが楽しかったりすることが多いので、ちょっと冒険してみても良いと思います。

なので、気楽に考えてください!
お芝居が好きでやってる人が多いと思いますので、好きなことを好きでいるためにこのplay roomが役立つんじゃね?と思ってるから続けてます。
人生の一大事でもなんでもなくて、選択肢の一つとして考えてもらえればなって思ってます。

ご応募の参考になれば幸いです。

play room第三期をなんでやろうと思ったか

去年第二期を開催しました。
元々は50人くらいの方に参加していただける予定でしたが、にっくきコロナのせいもあり、徐々に人数が減っていき、最終的には1/3くらいにまで減りました。

未知の状況すぎて、WSを開催していいものか、中止すべきなのか?等色々考えた結果、感染状況をみながら開催することにしました。

元々2020年4月~9月の開催予定でしたが、最終的には2021年1月に終了しました。緊急事態宣言や、感染者数増加に伴い中断したりと、終了するまで約10ヶ月かかりました。
最後まで参加してくれた皆さんには本当に感謝しかないです。

途中、すごく素敵な瞬間に立ち会えたり、
途中で抜けた人も巻き込んで、役や作品について話していたり、
最後まで参加してくれた人の中には、もう全然印象違う人とかもいて、こっわっ!と思ったりしました。

心底開催してよかったな、と思いました。

元々は自分が学びたいから、学べる場所を作ろうと思って立ち上げた企画でしたが、自分が思ってるより多くの人に楽しんでもらえる場所になるな、と思ったので第三期の開催を決定しました。

色々とこれからのこと

今回募集にあたりplay room第一期と第二期の参加者にめちゃくちゃ手を借りました。感謝です。

第三期に関しては、極力自分が入らなくても運営できるようにしていきたいと思ってます。

最終的には自分はほぼ関わらずに運営していきたいと思っていて、
僕はまた別のWSとか公演をしていきたいなって思ってます。

例えば、play room参加者に向けた別のWSだとか、play room関係なしに参加できるWSとか、あとはWS参加者で行う公演とか。

より多くの人を巻き込んでいきたいなと思ってます。
多くの人を巻き込むことができれば、そこに仕事が生まれます。

例えば運営を手伝ってもらったり、WSのアシスタントとして入ってもらったり、低予算の公演にすることでギャランティをしっかりお支払いしたり。

演劇に携わる上で、出演することだけが仕事ではないと思いますし、色々な関わり方をしながら、ちょこちょこお金を稼ぐ、みたいな選択肢を提供できればな、と思ってます。

バイトしてる自分は俳優と名乗る資格はないな、と20代前半の僕は思ってましたが、今となっては別にそんなことなくね?って思ってます。
別に資格が必要ないんだし、自分が俳優だと思えれば俳優なんだと思います。

でも、仕事がなくてアルバイトばっかりとかになってくると、「あれ?どっちがメインなんだ・・・?」と不安になることもあると思います。僕はそういう時期がありました。

そういう時は、思い切ってお芝居から距離をあけるのも良いと思いますし、お芝居に関する仕事に携わっていただくことで、もしかしたら自分を俳優だと信じられる手助けが出来るのかもな、と偉そうに考えてます。

でも僕はお芝居が好きなので、関わってくれた人にもっと楽しくなってもらえるように色々とやりたいと思ってますし、好きなこと、好きなことに関係することをやってお金もらえたら、それが一番最高だと思ってるので、そういう選択肢を提供できるように動いていきたいなあ、と思ってます。

まぁ、コロナの関係で身動き取りづらいので、どうなるかなんて全然わかんないですけどね(笑)

以上になります!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
もし興味持っていただけたのであれば、ぜひplay room第三期応募してみてくださいー!

play room第三期応募
https://room42act.wixsite.com/playroom/boshu

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